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#3 「藍」色に輝く義足

こんにちは!

今回は私にとってとても大事な 「 藍染と義足 」 について書きたいと思います🌱

藍色の染め方を知ったのが、6年前。義足のデザインを考えていく上で、どうしたら魅力あるものになるのか思案し、考えてるだけでは見つからないだろうとチャレンジのつもりで勢いで通信制の芸大への入学 🏫🚶‍♂️

選んだコースは生地作りを学ぶためにテキスタイルコースへ。

そもそも芸大に行った事もなく、染織についてもよく知らない状態で入る所からのスタート。働きながら通うこのスタイルにとても苦労し、いつもと全く違うモノづくりに頭を切り替えるのが大変。仕事終わりによなよな作業もしたり、なかなかハードなキャンパスライフを過ごしました(夢のキャンパスライフ、おもてたんとちゃう!ってやつ)。

そんな色々学ぶ連続の日々で、のちに義足にまでなる”藍染”と出会う。

そのきっかけとなったのが、ほぼ初めて染める授業が”絞り染め”で、教わる先生が藍染作家さんであった事でした(雛鳥が生まれた最初に見たものを親と思うのと一緒みたいな感じ。多分。)

その先生の手から生まれる藍染の作品や、プロダクトの藍色の鮮やかさがとても自分にとって印象的で、藍の色一つとっても沢山の色があり、そのグラデーションがとても魅力的でした。
もともと青い色が好きだったのもあり、この”藍”のカラーにここでハマってしまいます。

その時に感じた魅力が、鮮やかな藍色に染まった生地を使って自分が作る義足に組み合わせる活動に繋がって行きます🌱

そこから先生に藍染を実際に教えてもらいながら、自分で絞り染めの技法を下手なりに用いて生地を作って行きます。染める回数で濃淡が変わっていく”藍”の色の魅力を感じながらのこの作業がとても好きです。

そして実際に出来上がった生地をどうにか義足に出来ないかと思い、ものは試しに製作してみる事に💪

藍染をした生地は本来、乾かした状態で皆様のお手元に届くのが一般的なんですが、義足と藍染を合わせる事で、義足の樹脂が生地を藍染の工程を遡るような瑞々しい状態に”回帰”するよう染み渡り、水に浸って光で輝いた藍染のような状態になるんです!!

この”回帰”する事から生まれ、工程の中から再発見される藍染の魅力が「藍染と義足」の新たな価値となり、義足を必要とされる方々に届くと嬉しいです🍀



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