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⑦母親にいだく嫌悪感
日々の嫌悪感
狭い実家暮らし、どうしても母親と顔を合わせる。
もう嫌悪感しかなくて、顔も見たくないし声も聞きたくないし、同じ空気も吸いたくない。
早く家を出たい!焦る気持ちとストレスからか、余計に体調が悪くなったりして、はがゆくてたまらない。
巻き戻せるものなら、人生巻き戻したい。
母親はダイニングに一日中べったり座って、テレビを見ている。
手を伸ばせばなんでも届くように、そこが巣になっている。
爪切りや化粧までその場所でできるように、食卓には母親の身の回りの物が置かれている。
なんとか顔を合わせずに済むように、母親がトイレ行った隙をみて台所を使ったりしてるけど、限界がある。
壁を向いて台所があって、その真後ろに母親が座っているダイニングがある。
キッチンに立つと、背後1メートルほどのところに母親がいる。
至近距離すぎて、苦しい。
背後に人に立たれるのもダメ。
ましてやそれが大嫌いな母親。
二重苦。
私が避けていることはわかってるはずだけど、更年期で機嫌が悪いぐらいにしか思っていない。
何で娘が怒っているのかとか、自分が何かしたのかとか、気づくことも想像すらすることもない。
毒親あるある、だから毒親。
汚部屋
自分の部屋もあるのに、テレビを見られるのがリビングとダイニングだけなので、そこに1日陣どって、ひたすらワイドショーやらを見ている。
死ぬ死ぬ騒いで私の人生の足を散々引っ張っておいて、やることはテレビ見るだけ。
猛烈にむなしい。
母親の部屋にテレビを置いてやればいいとも思ったけど、母親の部屋は足の踏み場もないほどの汚部屋。
片付けられない人なので、床もベッドの上も物だらけ。
もちろんダイニングもリビングも、テーブルの上も床も物とゴミだらけ。
片付けてもすぐ散らかすので、もう嫌になった。
部屋を片付けないことには、テレビなんて置けない。
あんな汚い部屋、触りたくない。
母親に触れない
10代ぐらいの時に気がついたことがある。
母親に触れない。
触られるのもダメ。
一緒に歩いて信号を渡っていた時に、青信号が点滅し始めた。
そのとき母親が、早く渡ろうと、私の腕をつかんできた。
私はとっさに、母親の手を振り払った。
まったくの無意識。
触られたことに嫌悪感が走った。
振り払った自分に驚いた。
何回か同じようなことがあったけど、触られるのが無理で振り払ってしまう。
体は正直だ。
このあたりで毒親だと気付けていたら、と悔やんでも仕方のない事を考えてしまう。
一日も早く家を出て、自分の人生を生きる。
自分の人生っていうものも、本当はよくわからないんだけど、顔も見たくない人と一緒に暮らすのはもう無理だ。
穏やかに、居心地の良い家で、過ごすんだ。
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