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外壁大規模修繕:前回の教訓を生かした新たなアプローチで、成果を出しました

第2回目の外壁大規模修繕工事が完了しました。今回の工事では、前回とは異なるアプローチで、大きな進歩を達成しました。

第1回目の修繕
15年前の初めての修繕では、私達管理組合の側に、マンションの利便性や快適性を向上させるという考えが欠けており、修繕の必要性を管理会社から指摘されるまで気づかなかったというのが実情でした。
結果として、管理会社や業者任せの工事となり、タイルの補修や塗装は行われ、防水性は回復しましたが、生活の利便性には改善が見られませんでした。例えば、換気の不良や駐車場のタイルの割れ、物干し金具の使いにくさなど、日常生活における問題は解決されませんでした。

第2回目の修繕
今回の第二回目の修繕では、前回の失敗を反省し、アプローチを見直しました。まず、現在の問題点を徹底的に把握することに重点を置きました。居住者からの意見や、管理組合自身の観察を通じて問題点を洗い出しました。

調査の結果、改善すべき箇所は30箇所近くに及びました。
例えば、換気の不良は、メッシュが細かすぎて、ゴミが詰まり易い事が原因であることが判明しました。今回は専門業者と打ち合わせし、適切な部品を選定し、最終的に全住戸で換気が正常化された事を確認しました。

また、物干し金具についても、高さ調整が可能なタイプに変更することで、洗濯物を干す際のストレスが減りました。
駐車場のタイル割れに関しても、元に戻すだけでは又割れてしまうため、 コンクリートブロックを使用して対策を行いました。

更に、塗料のグレードを上げることで、汚れがつきにくくなり、高級感もでました。当マンションでは、竣工時の設計に問題がある箇所があり、単純に現状回復するだけでは快適性は向上しないことが、調査の中から明らかになりました。

まとめ
結局のところ、大規模修繕は、管理組合が自らのマンションをより快適にするために主導し、困りごとや改善したい点を明確にすることで、満足のいく結果が得られることを学びました。管理会社や工事会社に任せきりにするのではなく、管理組合が「自分事として積極的に関与する」ことが重要だと感じました。

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