はじめてTRPGのシナリオを書いた。
言いたいことはタイトルの通りです。初めて作品を投稿したので記念にnoteを書こうと思います。
きっかけ
2021年の5月、身内GM主催でマーダーミステリーをしてから、その時のメンバーでたびたびTRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)をするようになりました。
PL(プレイヤー)としても、GM(ゲームマスター)としてもプレイし、それぞれの役割の面白さや大変さを体感しました。
PLとしては「これからどうなっちゃうんだろう…。ロストするのも嫌だし、痛いのも嫌だ…」と思ったりGMとしては「その選択はよくないけどみんなが選択するならそうするしかない…!」と思ったり…。
何度かプレイしていくうちに私は「シナリオも作ってみたいな…。」と思うようになりました。
作ってみよう!
そんな簡単な気持ちで同年8月にシナリオの創作を決意。手元にルールブックとマレウスモンストロルムを用意し、分厚い本を机いっぱいに広げてどういうクリーチャーを登場させるのか、技能の注意事項は何かを調べながら物語を考えていきました。
この作業が思ったより大変で、今までなんとなくプレイしていた部分が露呈し「これを知りたいときはこの技能を振っていいのかな?」「これってどういうときに使えるんだろう」など多くの時間を要しました。これがきっかけでルールブックを見なくてもすらすら説明できるような部分も増えましたね…。
こんな分厚い本を一度に一生懸命読んだのは大学受験や学期末レポート以来だったなと…。
どうしたら面白くなる?
このシナリオを作ったとき、私も含め卓の人々は初心者と中級者の間だったので、初心者でもプレイしやすいように作ろうと意識していました。
今まで配信を見たりプレイしたりしてあらゆる展開に一喜一憂することがありましたがそういうシナリオにするためにはどうしたらいいのかが課題でした。初めて作るシナリオでそんなにBIGな感情になるようにするのは難しいだろうなと思っていました。
そこで、私が作ったシナリオを回すときは継続探索者たちでプレイする予定だったので、継続探索者ならではの驚きが得られるように考えました。BIGな感情ではないにしろプチ驚きな展開にプレイヤーの人からほめてもらったことを覚えています。ネタバレになってしまうので気になる方はシナリオの方を読んでみてください。
また、TRPGにとっての面白いはシナリオの内容だけでなく、RP(ロールプレイ)のしやすさやダイスの目なども関係してくると思っているので、初心者がRPやダイスを振ることがいかに大切で面白いかというのを体感してもらえるようにNPC(ノンプレイヤーキャラクター)との交流の多さやダイスを振る場所の数を増やすというのを考慮していました。
テストプレイ
テストプレイとは言いますが、いつも一緒にやってる人たちとのために作ったので実際には本プレイになります。作り始めて約3週間ほど完成までにかかりました。実際にプレイしてみるとPLのみんなが予想外の行動をしたり思いもよらないところでダイスを振ろうとしたり、RPが膨らみすぎて時間が伸びてしまったり…。自分だけでは気づかない面白いポイントをPLのみんなが引き出してくれて、加筆修正の必要性を感じつつ、シナリオを無事に完走できた安心感もありました。
そのテストプレイでの反省点や改善点を考慮して、最近リリースされたサイトの「TALTO」でその修正したものを公開するに至りました。
おわりに
シナリオを作ることも大変でしたがそのあとのテストプレイの足りない部分が見つかったときの焦りようはもうそれはそれは恐ろしいものでした…。それでも1つの作品を作るというのは少しの自信になりました。自分もこうやって頑張ればモノづくりができて、やり遂げることができるんだ!という気持ちでしたね…。これからも少しづつ作品数を増やしていろんな人にプレイしてもらえるようになりたいです。
良ければTALTOに投稿した初作品を見てください。
次はクローズドのシナリオを作ってみたいです。
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