梅の木。

2月も今日で終わりです。
カレンダーは28日しかなかったので
時間の流れも更に早く感じました。

まだまだ寒い日は続いていますが、
陽射しが柔らかくあたたかい日も
増えてきています。

最近、庭の梅の木も蕾をつけ始め
次々と花も開き始めました。

梅の花が咲くとともに、
たくさんの雀達の止まり木にも
なりだしている今日この頃です。

この冬、梅の木の主だったあの子は
いつの間にか旅立ったようでした。

昨年の秋からやってきた彼は、
冬の間は我が家の梅の木を定位置に
していました。

たくさんの雀達のさえずりで賑やか
になってきた庭ですが、
なんだか切なさを感じます。

どうやら自然と私や家族の心にも
彼は棲み着いていたようで、
いなくなったあとのぽっかり
心に穴が空いたような感覚。
じわりじわりとさみしさが
込み上げてきました。

冬の間一匹で庭の木を
独り占めしていたあの子。

いつも不敵なたたずまいでこちらを
じっと見つめていたイケメンなあの子。

カーテン開けるといつもそこにいたあの子。

いつの間にかいなくなっていたあの子。

「さようなら、ドラえもん」の回の
最後のシーンで、未来に帰った
ドラえもんをのび太が机の前で
膝を抱えて一人になった部屋で
思い馳せているような、
そんな感覚になりました。

来年また戻ってきてくれると
いいなと願いをこめて、
雀達で賑やかになった
梅の木をみつめました。

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今月も１ヶ月おつかれ様でした。
おやすみなさい。