見出し画像

#5 財務諸表論の理論の勉強② 理論暗記の方法(理解or暗記 どっちが先?)

税理士試験の、財務諸表論の理論の勉強について、テキストを丸暗記しなければならないという衝撃のお言葉を、受験予備校の先生から告げられ、呆然としてしまったが、
税理士試験を受けようと会社まで辞めてしまったし、後戻りはできない・・・
財務諸表論は税理士試験の必須科目。避けては通れないのだ。

後々思い知らされることだったが、確かにそうだった。
理解していても、試験で問われたら、限られた時間の中で文章で答えなければならず、暗記していなければ、到底間に合わないのだ・・・。

しかし、財務諸表論の理論は、覚えにくい。
百人一首ならば、現代語訳を読めば、そこそこ意味が分かる。
財務諸表論の理論は、説明を読んでも、借方貸方などの会計理論がわかっていないと意味が分からない。つまり理解ができない。
理解していないものを覚えるのは、ひたすらに円周率を覚えるようなもので、暗記しづらいのだ。

この点、講師の先生に聞いてみた。
曰く、
「これは個人差があると思うが、私は、まずは暗記、理解はその後だった。」
私もこれに従った。つまり、まずは丸呑みする。意味はさっぱり分からないが、とにかく文章を暗記。それを何度も書いたり、復唱したりする。そうしているうちに、じわりじわりと、意味がおぼろげながらわかってくるのだ。
ただ、このやり方は、膨大な時間がかかった。
でも、他に方法はない。
とりあえず、これで進むことにした。

(注)後々、わかったことだが、理論暗記の時に手書きするのはお勧めしません。手書きするにしても、最終確認の一回だけ。手書きでの暗記は、時間効率が非常に悪い上に、腱鞘炎リスクがあります。
税理士受験生の多くが、この腱鞘炎には悩まされるのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?