超ときめき♡宣伝部の幕張ライブ


皆様こんばんよう。
まじゅぬーんでございます。

普段居住地域以外でのライブにはあまり行かない私ですが、先日久しぶりに遠征をしました。
お目当てのライブは超ときめき♡宣伝部(超とき宣)のワンマンライブ「行くぜ!超ときめき♡宣伝部 in 幕張メッセ!~星をめざして~」。
結成から苦節7年、ようやくその手で掴み取った幕張メッセ。
今回の記事ではそのライブの感想を書こうと思います。(今更なんて言わないで)

会場外の様子

まず会場の外の様子から。

入場口前

もう今までのライブとは人の数が違います。
その人数実に約7,000人。
かつて2,500人のキャパシティの大宮ソニックシティを埋めるのにも必死になっていた彼女達が、その3倍弱の人数を相手にし、尚且つチケットもライブ当日までに完売させたことを考えると、この時点でもう熱いものが込み上げて来そうでした。

のぼり

物販列の前にはこのように各メンバーごとののぼりが立っており、超とき宣が一流アイドルの仲間入りを果たしたことを示しているようでした。
(のぼりの前で写真を撮ろうとしたら、これまでの人生でもトップクラスに自然な割り込みをかまされたのはご愛嬌)

のぼりを撮影し、ファンクラブ先行受付特典の生写真を受け取ったら入場準備は完了。
いよいよライブ本編です。

ライブ本編

今回は2階のスタンド席からの観覧となりました。
今回はファンクラブの1次最速先着先行でチケットの申し込みをしたにもかかわらずアリーナにも入れてもらえず…。
それだけグループの規模が大きくなったということなのでしょう。

ライブ自体は非常に満足度の高い楽しいものでした。
超ときめき♡宣伝部の現在、過去、未来を存分に感じさせるセットリストと様々な経験を経てより磨きがかかったメンバーのパフォーマンスに圧倒されきった時間を過ごすことができました。

セットリスト等ライブの内容については世界で唯一事実のみを掲載するメディアとして世界から高い評価を得ている(と筆者が勝手に思っている)音楽ナタリーさんのこちらの記事をご覧ください。

以下、各メンバーの良かったと思った所を順番に。


【辻野かなみさん】
2022年年頭のスタプラフェス等以前のライブでは緊張したり気合いが入りすぎたりしていたら歌が走りすぎていましたが、今回はそんなことも無くバッチリ決まっていました。
力強いダンスは幕張という舞台でも健在で、この大きな舞台でもパフォーマンスをバッチリ決められるように大成長したかなみさんのこれからがますます楽しみになりました。
『エンドレス』の落ちサビ、本当に心を揺さぶられました。

【杏ジュリアさん】
バレエ仕込みのダンスが今年もまたブラッシュアップされていました。
すらっと伸びた手足の先の先まで動くそのダンスは、杏さんだけでなく超とき宣というグループ全体に品を与えるパフォーマンスになっていました。
Springood!で掌から桜の花びらが出ているのは杏さんだけだと思います。
歌声も柔らかくも芯の通った安定したものに仕上がっていて、生歌でもとても心地よかったです。
小高サラさんという逸材の跡を襲うというプレッシャーを背負ってグループに加入し、歌にダンスに葛藤し努力し続けた杏さんの集大成たる『きっとスタンダード』、本当に素晴らしかったです。

【坂井仁香さん】
今回の坂井さんは客席への視線の配り方が本当に素晴らしかったです。
それまで単独ライブでは経験したことが無いはずの幕張メッセでも臆することなく堂々とした目付きでパフォーマンスが出来ていただけではなく、アリーナ席の観客もスタンド席の観客にも視線が届いているように見えました。
これから会場が大きくなってもこの視線の広さはさらに磨かれていくのだろうと予感させる、ますますこれからが楽しみになるパフォーマンスでした。

【小泉遥香さん】
これまでも力強い歌声で超とき宣を引っ張ってきた小泉さんですが、その歌声は果たして幕張メッセのような大きな舞台でも通用するものなのか。
小泉さん推しの筆者が心配していたのはその1点でした。
しかしそれは全くの杞憂でした。
幕張メッセでも小泉さんの歌声は力強く響き、グループ全体のパフォーマンスを引き締めていました。
普段裏声で出すことが多かった人生最幸のメロディのラスサビを地声で歌いきった小泉さんがこのライブでの個人的な一番の感動ポイントでした。

【菅田愛貴さん】
毎週のテレビ出演や頻繁なYouTubeチャンネル更新など、恐らく超とき宣メンバーで一番多忙だと思われた菅田さんですが、そんな中でもレッスンを重ね、幕張メッセという大舞台でも5人のお姉さんメンバーに劣らないパフォーマンスを披露していました。
これだけ多忙な中この大舞台でもこれだけ安定したパフォーマンスが出来るルーキーはなかなかいないでしょう。
ここからまだ大きな伸び代があると考えると末恐ろしく頼もしいメンバーだと強く思いました。

【吉川ひよりさん】
結成初期からその歌の上手さに注目が集まってきた吉川さん。
今回のライブでもその上手さはますます磨きがかかったものになっていました。
しかし筆者にとって最も印象的だったのはMC力の飛躍的な向上でした。
前の5人とはかぶらない話をしつつ、前の5人の話も踏まえグループ全体のこれからの展望についてもしっかりと話を展開することが出来ており、毎度のライブでMCパートの最後の部分を任されてきた経験の集大成のようなMCでした。
またアンコールのパブりんとの絡み方も、茶番の雰囲気を残したまま確実に盛り上がる方向に展開しており非常に印象的でした。


今回のライブで最も感じられたのは、超とき宣のメンバー達の自分たちのパフォーマンスへの自信でした。
それは急に売れ出したアイドルにありがちな勢いに任せた空虚な自信ではなく、これまで自分たちが成し遂げてきたことや積み上げてきたことに由来する確固とした自信でした。
歌やダンスは勿論のこと、幕張メッセという広い舞台の使い方や視線の配り方など各メンバーそれぞれに成長した点があり、それがグループ全体に観られる確実な自信に繋がっているのだと大いに感じることが出来ました。
筆者が最後に観た今年3月の大阪メルパルクホールでのライブと比べても確実に進化していることがはっきりと分かるパフォーマンスで、これからのこのグループが行く道がますます楽しみになりました。

坂井さんは自身のMCの中で超とき宣は世界のスターになると宣言されました。
数年前までのとき宣ならまだ鼻で笑われていた宣言だったかもしれません。
何せスターダストプラネットが編成される前の時代に、スターダストのアイドルグループが集まる対戦形式のフェスで福岡営業所所属で同期のばってん少女隊に敗北し、悔しさのあまり楽屋でももクロの高城さんですら引くほど号泣していたり、手売りでチケットを売るという最終手段を用いても大宮ソニックを埋めることも出来なかったりしたグループだったのですから。
しかし、自分たちのパフォーマンスに磨きをかけ、根拠のある確固とした自信を備え始めた今の超とき宣なら絶対にたどり着けない目標では無いかもしれません。

これからの超ときめき♡宣伝部、必見です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?