帳尻合わせ
小学生の頃、時々ピアノのレッスンを親には言わず勝手に休んでいました。
今でしたら、お子さんが来ません、と家に連絡が入りそうですが、昭和のその頃はそんな事も無く、のんびりとした時代でした。
当時私はどんな顔をして帰宅していたのでしょうか。
全く覚えていません。
時間を潰していた場所だけ覚えています。
書店です。
お店の時計を見て、適当な時間に帰っていました。
時は経ち、私は親になっていますが、娘がそんな事をしていたと知ったら、どんな気持ちでしょうか。
今、私は3年間毎日文章を書くと決めて2年目に入りました。
平凡な専業主婦に、毎日何かが起こる訳ではありません。
それでも毎日書き続けているのは、ピアノに行かなかった帳尻合わせかも知れません。
あの時は駄目な自分だったけど、今の私を見て下さい、と自分で自分に言いたいのかも知れません。
たった1人で毎日書いていると思っていました。
そうではなく、あの頃の私と二人三脚で書いているのかもしれません。
ありがとうございました。
また明日。
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