掌返しをするメディアはおかしい。恥を知れ恥を

6月16日に私は「石丸伸二に気をつけよう」という投稿をした(https://note.com/nice_daisy735/n/n32e0f7688a15
上記を要約すると「どんな政治家にも世の中を改善する事なんて出来やしない。なのに特定の政治家を厚遇するメディアは非常に胡散臭い」となる。
案の定だが石丸伸二は当選できなかった。
選挙が終わると彼に向けて四方八方から誹謗中傷が飛んでいるらしい

市民から批判が飛び交うのは自由だから仕方ないが、まるで掌返しをしているかのようなメディアはどういう発想なのだろう。
少し検索して見たのだが、この掌返し感は言論プラットフォームを提供しているだけで記者を抱えていない新型メディアに多い。プレジデントオンラインやらヤフーニュースである。
選挙前は好意的な待遇に見えるが選挙が終われば冷遇される。言論プラットフォームがそんな付和雷同で良いと本気で思っているのだろうか。
特に印象が悪いのはプレジデントオンラインである。選挙前に石丸伸二の檄を丸々載せているのだから、選挙後の批判に対する反論の場も用意して良いだろう

彼がどんなに下らない人物でも、世間の批判にメディア側が追随するなど言語道断である。それなら最初から私の様に批判的で居るべきだっただろう。
新聞記者の方がまだ了見が広い。金に成れば何でも良いと云わんばかりのメディアプラットフォームは無神経の極みである

また、彼の得票数をもってして民主主義の崩壊だとか、最近の若者はアンポンタンだとかリテラシーが皆無だとか何とか言っているインターネット害悪おじさんが多いらしい。面食らうばかりである

まずTikTokでバズを狙う等という参政党戦法は選挙リテラシーが高ければ知っていた筈だ。この戦い方で参政党は130人の市議と1人の国会議員を輩出しており、れいわ新撰組に至っては8人の国会議員を出している。加えて若者は東京に集まっている為にこの戦法の効力が高いのだ。
更に石丸伸二はとんでもない数の街頭演説をやっていた。50代以上にも投票者が多い。それを踏まえて「若者は~」と一元に括るのは如何なものか?

投票は後悔しても良いのだ。仕事と同じである。失敗したと思ったら次はもっと気を付ければ良いだけだ。また何度でもやり直せば良い

若者に対して民主主義の崩壊だ、と宣う者達こそが民主主義の崩壊を招いている事を心に刻むべきである。まるで選挙に正解が有るかのような言い草は、リテラシーの高い大人とやらがやる行為なのだろうか?それを全体主義と私は呼ぶだろう

もし本当に若者達に耳を傾けて欲しいのであれば、北風と太陽の様に優しく導くべきであり、最近の若者は○○だなどと攻撃すべきでは無い。
それでは「こんな奴らと一緒にされたく無い」という反骨精神に火を付けてしまうだけだろう

若者が社会変革を待望するのは普通の事だ。何故なら社会は常に大人たちによって築かれ、大人たちによって運営されている為だ。
1回ぶっ壊して造り直したいとか、世の中を誰かに引っ搔き回して欲しいとか、そんな淡い期待を胸に持つのは当然である。
彼らは特別ロマンチストでもなければ別段愚かでも無いのである。社会構造とは何時の時代だって「大人vs若者」に過ぎない。石丸伸二はそんな構造下で若者に選ばれたのだ。大人達はもっと重く受け止めるべきである

しかしこんな風に達観した偉そうな事を言えるのは、私が選挙なんて行かない派の人間だからかも知れない。
選挙なんて行かない派おじさんにも気を付けよう

2024年07月13日