カップ焼きそば

普通の焼きそばとカップ焼きそばは別物。みなみけにも書かれている。らしい。

 代用品として開発されたけど、それぞれにアイデンティティが確立されて別々の良さがあるものになってることを指してカップ焼きそば現象と名付けられている。
まあたしかに味も食感も製法もぜんぜん違うので、カップ"焼きそば"と呼ばれるのもなんだか違う気がしているが、じゃあなんで呼ぶかと言われると、普及してない新語(カップ茹でそば?)を使うしかなくなるので、カップ焼きそばと言う他ない。
結局、食べたいときに食べたい方を食べなよという話ではあるのでどっちでも良き。区別が付けばね。

他にもなんかカップ焼きそば現象ありそうだよね。
雁とがんもどき、鰻の蒲焼きと蒲焼さん太郎、レモネードとラムネ、ビールとなまいきビールなど。
そう考えると駄菓子って代用の宝庫じゃの。

 代用があるということは代用したい理由あって、それに関して一生懸命考えて作った人がいるということなので、ちょっと面白いなと思う。子どものためになまいきビールを作った大人がいるんだね。
少しでも便利に、安く、本物に近くといった欲を実現させるための努力なので、価値が無いわけないですわね。お湯注げば作れる焼きそばって改めて考えるとすごい発想だ。焼いてないし。

 なんかいつか、代用品だけパーティとかやってみたい。カニカマをカニ酢で食べながらなまいきビール飲みたい。
多分、本物同様満足できるだろうので。


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