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老化で良いことある?

幸せなことに身体的には健康で不自由なく暮らしている。
だが老いは着実に進んでいるようだ。

何年も前から老眼が進み小さい文字はメガネを外して見るようになったし、
発車間際の電車に乗るため階段を駆け上がることも若い頃にように
出来なくなった。(怪我しそう)
気持ちは30代の頃と変わらないつもりでも50代後半にもなると
イメージ通りに体が動かず、そのギャップがすごくて自分であきれる。
記憶力も落ちているが自分としては聴力が落ちているのがショックだ。
音に敏感な自分は聴力では平均以上に聞こえているのではないかと
たいした根拠もなく思っていた。
なんとなく耳の良い状態が続くと考えていたのだ。
そんな自分がYoutubeの耳の検査動画で試してみたところ、
60代まで聞こえる周波数というのは聞こえる。
ところが50代で聞こえるという周波数が聞こえない。
それはつまり・・・平均を下回っている!?
数年前からヘッドホンやイヤホンで音楽を聴くことが激減している。
難聴というより老化なんだろう。
ポジティブに考えれば、今のところ日常生活に不便はないし、平均と
比較して落ち込む必要もない。
聞こえが悪くなっているならオーディオ関連で高価な機材は不要。
ヘッドホン新製品の誘惑にも負けないだろうから節約になるか。
あとは耳の聞こえの悪い人に優しくなれそうな気がする。
仕事で年配の人から電話の伝言メモを渡された時に、名前や社名の
聞き間違えが多くて、何でこんな聞き取りミスをするのかと不思議だった。
今は聴力が落ちたら名前の聞き間違えは普通にありそうだと思える。
「伝言ありがとう」と感謝したい。
人としての器がほんの少し大きくなったかな。

老化はつらいが、どうしたって避けられないこともあるだろう。
出来るだけ良い面を見て行きたい。

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