卒業ライブ(打ち上げ編)
・ライブが終わり、ご飯に行こうという流れになったので、まだ残っていた3年7人で繁華街をしばしさまよった。こう街をうろつくとなるとエフェクターボードとベースは本当に無駄にデカい荷物でしかない。ライブで散々ジャンプした足に堪えた。三十分ほど待って近くのしゃぶ葉に入店し、7人とかいう難しい人数の塊は5:2に分けられて席に着いた。僕は2の方だったのでほぼ同席した奴としか喋らなかった。本当にこのメンバーで良かった…あんまり仲良くない奴と2人にされたら、耐えられなくて途中で喉を掻っ切って自害するだろう。
向こうのテーブルと席が離れているとはいえ、時々向こうとも話した。本当に軽音楽部として会うのが最後なので思い出話とかばかりしてたんだと思う。また夏休みとかに会おうみたいな話もしていた。普段自分はどこのグループにも属せていなくて悲しくなるのに、こうグループに属している自覚をさせられるとそれはそれで悲しくなってくる、この人間たちの中で他のグループに一切属さないのは唯一俺だけなのだ…お前らは今年の夏頃には今日話したことなど全て忘れているだろうな。
あまりに友達と遊べないから今まで気づかなかったけど、自分がある程度集団に愛されている自覚があると「あ~~~頃せよ~~」とずっと思うことになるらしい。集団の中にいるからこそ自分の中で孤独が際立ってくる。というかどの集団にも中途半端に属しているみたいな感覚っぽい。だからこれ以上踏み込んでいいのか、いっそ追い出してくれよとかそんなことばかり考えている。あ~~~
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