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本が好きだった自分へ(本の話)

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図書館司書の資格を取るくらい本が好きだったのに、最近ほとんど読まず。気になる話やまた読みたい記事も載せてます。
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#読書

【 #読書の秋2022 #リセットの習慣 】 自律神経を整えることに全集中!

今年ほど「自律神経」について考えた年はなかった。 というのも、春先に歯科治療のストレスが引き金になり「パニック発作」が起きるという経験をしたのだ。初めての恐怖体験だった。 (厳密にいえば、出産時に分娩台で一瞬感じた以来) それから、すっかり繊細になってしまった自律神経のご機嫌を伺う日々である。今の自分にとって一番の悩みであり課題とも言える。 幸いなことに虫歯の完治と共にパニック症状は治まった。 思い返しても、あれはなんだったのだろう?という茫然とした気分。 そんな時に

読書の秋!食欲の秋!食エッセイ特集。

早いものでもう9月も終わり。ゴリゴリの秋です!!タイトルに「読書の秋」やら「食欲の秋」やら書きましたが… 私にとっては読書も食欲も年中無休であることに、今更ながら気付きました。笑 でも、秋になると、栗やかぼちゃやさつまいもを使ったスイーツが登場して、その「期間限定」の誘惑には抗えない… やっぱり、食欲の秋ですね!!笑 ということで、今回は食にまつわるエッセイについて紹介します。 食エッセイとは…「食エッセイ」と聞いて、どんな内容を思い浮かべるでしょうか? 美食家たちが

家にある角川文庫の横溝正史作品、表紙絵が恐すぎる(『三つ首塔』の感想)

昭和のミステリー良いです。昭和30年~50年くらいのやつ。 今回は、家にあったこちらを読みました。 『三つ首塔』  / 横溝正史 横溝正史氏の作品読むのは初めてじゃないはず?!だが記憶が無い。 氏とゆかりがある、江戸川乱歩作品は10代の頃の愛読書でした。 ↑大人向けのやつ。今思うと内容的に思春期に読むのは刺激が強すぎでは。 そんな頃を思い出しつつ、 「探偵・金田一耕助の犯人当てミステリーいいかも~」と、 軽い気持ちで『三つ首塔』を手に取ったら・・・ 箱入りお嬢様目線

【読書メモ】『砂の器』 著:松本 清張(新潮文庫 / 1973年刊)

自分が思う松本清張作品の魅力 この夏、『点と線』にて松本清張氏の作品を初めて読みました。 昭和の日本の雰囲気を感じる事が出来てとても興味深いのです。 ミステリーとしても、先が気になって止まらないストーリー。 そして、欠かせない要素である(?)ミステリアスな美女の存在・・・。 当時のあらすじや表記への素朴な疑問 まず気になったのは、あらすじの「老練刑事」という主人公の人物紹介。 主人公の今西刑事は45歳です。盆栽と俳句を嗜むなど渋さはありますが、息子さんはまだ10歳くらい

お客さんがほぼ居ない本屋の緊張感

久しぶりに本屋へ買い物へ行きました。 地元のGEOの本屋です。 GEOの本屋好きです!ゲームも売ってるので。 自分にとっては一挙両得スポット。 ゲームソフトも買いましたがその話は最後にします。 まずは、本、本~。♪♪♪  最近、本への愛が復活したのでワクワクです。 連休中だというのに、地元の本屋、人が居ませんでした。 混んでたらヤダなと思いきや…。 フロアがスカスカで経営を心配するレベル。 こんなご時世ですし、密にならなくて済むので空いてる店は喜ばしいのですが…それにし

【読書メモ】新潮文庫のパンダ・点と線と夏の庭

コーヒー片手に文庫本を読む午後。 なんだか”特別感”を味わうひと時。良いですね♪ ☕ ・・・いきなりですが、「新潮文庫」、好きでした。 裏表紙の折り返した箇所にある、三角の「応募マーク」を集めてた。 確か、読んだパンダ?とかいうキャラのグッズと交換していたハズ。 ・・・Google検索・・・ グッズ画像見てると懐かしいです。持ってた持ってた! マグカップとかストラップなどなど。今見ててもデザインがツボ♡ 100枚集めた人のぬいぐるみスゴイ。 ・・・じゃなくて、読んだ

#わたしの本棚 タイムカプセルを開けたら思い出が飛び出した

今回も「#わたしの本棚」タグに投稿するぞ~と思ったけど。 これ、「棚」じゃなくて「ダンボール」だし・・・?恥ずかしいやら。 実家の約20年以上時を止めてる書棚のラインナップからのチョイス。 「旬」感がゼロ! まるで、埋めた事をすっかり忘れていたタイムカプセルを発掘した感じ。 日焼け・色褪せが酷いです…。カビはこの部屋は大丈夫だった。 今後読む予定の無い本は処分したい。方法は資源回収一択かな。。 黄ばみや染みのある本はまず需要無さそう。 寄付に出すのも躊躇ってしまう。 たぶ

エッセイ本をたくさん読めば上手く書けるようになるだろうか?考えながら7冊読んだ

noteでは驚くほど上手なエッセイに出会うことがある。 すごく笑えたり泣けたり心がホカホカ暖まったり。 大抵は、書くことを仕事にしてるプロの人だったりする。 しかし中には、ただ書くことが好きなだけの人も多い。 そんな才能に出会い、素晴らしい読了感を味わえる。 すっかりnote内の文章を読み漁る事にハマってる理由だ。 読んでみると自分でも書いてみたくなる。 エッセイ調の書き方を現在進行形でやってみてる今、ナウ。 影響を受けやすいワタシである。 だんだん、使い慣れない文体

#わたしの本棚 から、はみ出した本を紹介・約20年時が止まった本棚

とりあえず、実家からアマゾンのダンボール一箱分だけ 本を詰めて帰りまして、仕分けしております。 丈夫とはいえないアマゾンのダンボールは、 本の重みで今にも裂けそうになり持ち上げられない。 なので、はみ出した分を先に取り出して・・・ アマゾンのダンボールを実家へ持参し、 一箱だけ持ってくるという「マイルール」にこだわってしまった。 そう決めておかないと、どれだけ大荷物になったことやら。 なんでわざわざダンボールを持って行ったかと言えば、 実家にあるダンボールは”カビ臭”が

【読書メモ】『スマホを落としただけなのに』作:志駕 晃(宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

noteで毎日たくさんの文章を読むうちに、すっかり衰えた「読書脳」が活性されているのを感じました。 今なら、ちょっとした大作も読めそう。謎の自信が湧いてきます。 前回の読書記録はこちら ↓ 昭和の少女向けミステリーから、近年話題のミステリーへチャレンジ。 数日前、夜のバラエティ番組で、「色々な映画をラストまでおもいっきりネタバレしつつ短くまとめてクイズ出すよ」ってのがやってました。 別にこの番組を批判したいわけではないのですが、これやってる事「ファスト映画」じゃん…。と思

【読書メモ】学園ミステリー『ガラスの天使』作:田中雅美(集英社文庫 コバルトシリーズ)

先日から、昭和60年代の少女小説と少女漫画がマイブーム。 昭和60年代って…4年しか無いですね。 西暦だと1985年~1989年。 今回もそんなニッチな読書記録です。 年代を問わず「学園ミステリー」というジャンルが一番好き ↓ 約30年ぶりに「ティーンズ・ハート文庫」を手にした自分 ↑  次は懐かしの「コバルト文庫」も再び手に取ってみたくなり、 ネットでポチっと衝動買いしたのが今回のノベル。 あらすじなど読まずに買ってしまい、届いてから気づいた。 「これ、お嬢様高校

【読書メモ】1995年と1996年に読んだ本・新本格ミステリー多め

人生で一番に読書をした時期、それは短大時代です。 2年目の8月、早々に就職内定が決まった自分。 あとは卒業さえ出来ればいいのです。 まさに毎日がバカンス!人生のロングバケーション。 (「ロングバケーション」は当時流行っていたドラマ) しかも「週休4日」(どんだけ講義ないの?!)。 大好きだった(←過去形)読書が捗る捗る・・・。 当時の日記帳から短大時代の2年間に読んだ本を残しておきます。 45歳の自分がまた読書したくなった時に再読する候補~という 備忘録・メモ・読書記録

【読書メモ】『リリカル タロット占い 殺人予告』作:夢乃愛子(講談社/ティーンズハート文庫/1989年刊)

最近、自分の中学校時代~の 日記を読み返していたのですが。 ま~ とにかく少女小説が大好き! 当時の乙女達にとってのバイブル(?) 読みやすい文体は、漫画と小説の ちょうど中間のようなノリ。 令和の時代にそんな平成初期の ワタシに影響を受け、 1冊買ってみました。 30年以上前の中古文庫本を ネットでポチっと買えてしまう。 令和時代最高! 当時のワタシも読んでいたらしい本。 記憶からは全く消えていた本。 今じゃほぼ全く読書をしなくなった。 文字数が多い長編は読めなくなり。

【読書メモ】『ひとりぼっちの幸せ チッチ、年をとるほど、片思いは深くなるね』作:みつはしちかこ

<<著者の漫画作品『小さな恋のものがたり』のラストについて「ネタバレ」してます>> こんにちは~ 「推しカプ(CP)」ってオタク用語でしょうか。 推せるカップル・推してるカップル、というニュアンスで自分は使ってます。 「推し活」という言葉が世間に広まった昨今、伝わりやすくなったのでは。 みつはしちかこ先生の代表作「小さな恋のものがたり」(以下「ちい恋」)。 著者略歴の箇所に、「1976年にミリオンセラーを記録」とあります。 約50年間ロングセラーの「叙情まんが」です。