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徳島ヴォルティスのこと【2024シーズン第11節 モンテディオ山形】

予定通りDAZNで観戦。子供と少し出かけていて、5分程度遅れた。山形の2nd?3rd?がオレンジのユニで、一瞬四国ダービーと勘違いした。

1.スタメン

今シーズン初の3バックでスタート。青木が初スタメンで、森、カイケという初めての組み合わせ。前線の予想は下記の通りだったが、柿谷ワントップで杉森、ノアの2シャドーの様な形だった。前節1番良いペアだと思ったノアとコンビの渡はベンチスタート。石尾と怪我の西野がベンチ外。キャプテン永木はまだコンディションが整ってないのか。

2.前半

3バックの安定感はよく、5人の中盤との連携も良かった。数的優位を常に保ち、セカンドボールの回収、ロストしてもすぐに奪える状況で、多くのチャンスを作り出した。カウンターからシュートで終われるいい流れでセットプレーも多かった。20分CKからノアのヘディングシュート、28分橋本FKは惜しかった。34分のカウンターの場面、ノアはほぼフリーでシュートしたがキーパー正面。これは決めて欲しかった。35分柿谷もいい位置からのシュートだったが、これも同じくキーパー正面だった。いい守備、いい攻撃が出来ている中で、アディショナルタイムにワンチャンで失点しまう。相手CBからのロングボールから、折り返しを相手トップ下がフリーで走り込んできてシュート。これが決まって先制を許す。スポーツは流れがいい時に点を取らないと、こうなる。

3.後半

後半に入っても流れは徳島のまま、いいペースで試合は進む。48分、ノアの強烈なミドルシュートは惜しくもポストにヒット。60分、相手キーパーのクリアミスを拾った柿谷がノアへスルーパス。触ればゴールだったがわずかに合わず。実況アナも解説の木場さんも「あと一歩」という言葉が何度出てしまう展開。こんだけボール持って、特に左サイドの橋本のところは完全に制し、何度もクロス上げるが合わない。これで終わりなのが最近だったが今日は違った。73分CKの流れから橋本のスーパーミドル。これはゴラッソだった。誰かに向けてのハートマークのあとLV!!!!そして、橋本健人選手には開幕戦レビューで酷評した事を心から謝りたい。徳島のエンジンです。これからもよろしくお願いします。

その後も相手にチャンスらしいチャンスを与えず、最終盤を迎える。そして、アディショナルタイムにCKの流れから、渡がベッドで押し込み決勝ゴール。個人的には、本当に理由なく、渡が決めると思っていた。ユニフォーム脱いで、喜びを爆発させ、きっちりイエロー貰ったが、そんなの関係ねぇ。

4.結果とスタッツ

シュート数12-4で圧倒。山形の渡邉監督フラッシュインタビューで完敗と認めた。一方で増田暫定監督は、前日にシステム変更を伝え、選手と話し合い今日に臨んだとか。とても「良い雰囲気」じゃないか。今日は決めるところで決めていればもっと楽に進められたと思うが、本当に久しぶりに内容と結果が伴うナイスゲームだった。

今シーズンホーム初勝利、初の連勝。3勝7敗2分で勝点11。得失点差でまだ降格圏内は抜け出せず。しかし上向きだ。いよいよ次節はホームで4年振りの四国ダービー。

5.渡大生

渡大生のヒーローインタビューがとても印象的だった。「この勝利は前向きになる。強いチームとはどんなものかもう一度定義していく。将来子どもたちが、徳島ヴォルティスでプレーしたいと思えるようなチームを作っていく。」

ファン、サポーターの皆さんのため、と言う言葉が好きでは無いようだが、選手からこういう前向きな、そしてストレートにファン、サポーターに響く言葉で話してくれたことはとても大きい。

暗闇に光がさしつつある。



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