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【Z/X】美食楼をCSで使ってみた(ウリエル杯ベスト8)


はじめに

・美食楼というカテゴリについて

美食楼はB40弾にて登場したカテゴリで、マイスターとディアボロスの複合種族であり、両種族が得意としているトラッシュ増やしをカテゴリとして得意としています。序盤はトラッシュを増やし、終盤は切り札である「暴食の探求心 美食楼のグラ」を用いて、トラッシュをコストにしつつ、盤面にゼクスを大量展開する豪快さが特徴です。

かわいい(カワイイ)

名称ターン1がついていないので、一回目の起動能力で新たにグラが登場できると、続けて起動能力から美食楼ゼクスを展開し面を制圧できます。

構築と動かし方

ウリエル杯で使用したリスト

・構築について

いくつかレシピが投稿されていますが、私の構築ではスタートカードに「クレプスの夢の欠片 大和」、アイコン枠に「再生の胎動」を採用しています。

このカードが使いたかった(カッコイイ)
稀に1試合で6回使う

採用理由についてですが、後攻を取った際に3ターン目までにトラッシュを20枚以上に増やし、「姉想いの菓子職人 美食楼のロゼット」のグラを踏み倒す効果を有効にするために採用しました。(なお成功率はそこまで高くない模様)

プリズムさんの妹らしい(カワイイ)

「嫉妬を総べる七大罪 インウィディア」についてですが、今回のCSでは必要ないカードでした。
プリンセスサンダル、ネイ、ヴェスパローゼの使用率の高い今回のCSでは、ゼクステンドライブを使用できるタイミングがありませんでした。
ウリエル杯でのデッキ分布を受け、2日目のアスツァール杯では、「美食楼のドロップス」に変えました。

環境が悪かったんだ…。不憫(カワイイ)
PSに置くとちょっと堅い(カワイイ)

・動きについて

序盤はトラッシュを増やすことに注力します、理想は3ターン目にトラッシュ20枚を達成できることです。
そのため、マリガン基準として①「イージースナイプ クレプス」か「美食楼のシトロン」、次点で②「再生の胎動」と上記以外のアイコンになります。理由としては、トラッシュをより多く増やせるからです。

墓地とチャージを増やせて偉い(カワイイ)
起動効果で3枚墓地肥やしはパワー感じる(カワイイ)

アイコンの効果や、チャージをもらえるような配置、「美食楼のワッフル」の起動効果等でトラッシュを増やしていきます。

起動効果で除去が出来て偉い(カワイイ)

相手がこちらのスタートカードを攻撃して点を取る動きをした場合は、3ターン目にはトラッシュが20枚を超えているので、ロゼット効果でグラを登場させて面を埋めていきます。
また、攻撃されなくとも上手く行けば3ターン目に20枚を達成することも可能です。
3ターン目にグラを登場させることが出来たなら「美食楼のピケ」を絡めつつ8面を埋めましょう。

ワッフルとシトロンを登場させると面を埋めながらトラッシュを増やせる(カワイイ)

4ターン目であれば、スタートリソースから「星河ノ超新星 ミーティア」を登場させ、効果で「那由多の災厄 サタン」をトラッシュから登場させます。

登場させるゼクスの位置に癖がある(カワイイ)
ずっと使いたかった1枚(カッコイイ)

サタンの効果で自分ゼクスを破壊し、相手の手札をトラッシュに送ります。その後、残ったグラの起動効果で空いた面を埋めていきます。
また、スタートカードやキーカードは「唯我の神意 ナナヤ」でトラッシュに送りましょう。

赤が入るデッキは入れ得(カワイイ)

相手のライフが弱ければ4ターン目に取りきることも可能ですが、基本的には5ターン目を目指します。そのためのサタンのハンデスと面埋めです。

CS環境での立ち位置

・ネイ、ヴェスパ、サンダルについて

上位卓には多くいるデッキタイプであるこれらに対しては、先攻であればワンチャンあるかもくらいです。
そもそもこの美食楼というデッキは後手捲りが相手に殴ってもらえるかどうかに大きき依存しており、ネイ、サンダルフォンは不用意に攻撃してこないため、後攻の場合に捲ることは困難です。
ただし、ヴェスパローゼだけは先攻3ターン目に点を取りに来るので、後手3ターン目にロゼットからグラを登場させ、8面埋めることも可能です。
しかし、返しの猛攻をしのぐことは難しく、また、「翠竜の桜翼 娑伽羅」で盤面を一掃されるパターンもあり、非常に厳しい展開となります。

最近再び評価されるようになった。本当に強い(カワイイ)

また、先攻を取れたとしても、これらのデッキは後手でも捲れる手段を持っているため、後攻3ターン目に動かれ、先攻4ターン目に点を取りきることが難しいことが多いです。

・その他のデッキについて

その他のデッキとの相性についてですが、基本緑が入っているデッキ(アルモタヘル、ズィーガー等)には不利です。
後攻を取った場合に捲りにくいのと、先攻を取った場合でも相手のリソースブーストで捲られる可能性があるためです。
緑が入っていないデッキであれば、先攻なら有利、後攻なら不利がつきます。
実際にはもっと詳しい相性差もありますが、CSで緑ないしはリソースブーストカードが入っていないデッキは少なく、自分は対戦しなかったため、詳しい部分はわかりませんでした。

・立ち回りについて

さんざん不利対面ばかりだと言いましたが、それらのデッキに対してどのように立ち回るのかについてです。
メインに緑が入るデッキに関しては対策のしようがありませんが、タッチで「麗色昆虫レディローズ」を取っているデッキにはチャージを与えないように立ち回り、可能な限りリソースブーストをさせないようにします。
相手にリソースブーストからアークプレイをされると、盤面でもライフレースでも劣勢に立たされてしまうためです。

黒いデッキは大体とってる(強い)

まとめ

・感想

今環境のCSで勝ち抜くことは難しいデッキではありましたが、今回のリスト、動かし方が正解であるわけでもなく、まだ研究の余地は残っているとも思います。次弾以降に強化が来る可能性もあります。
デッキの価値はCSで勝てるかどうかだけではありませんし、使っていて楽しいというのも大事なポイントであると思います。
美食楼の場合は、グラで登場させるゼクスはある程度積み込めますが、基本ランダムですし、どのゼクスを登場させるとより良い動きにつながるのかを瞬時に考えたり、登場させたゼクスの登場時能力で入れ替わった手札、増えたトラッシュから動きを新たに考えるのは非常に楽しいです。
また、安く組めるテーマなので、そういった点でもおすすめです。
皆さんも一度組んでみるのはいかがでしょうか?


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