見出し画像

小児科医がプログラミングを学んでできること〜特に育児中の方に読んでほしい〜

決戦の日迫る!!!


決戦は日曜日

東京オープンデータハッカソンfirst stage突破!!!
そしてfinal stageが次の日曜日に迫ってきました!!

私たちチームpHのプロダクトは、「育児サポートLINEBotキクゾー」。
AIチャットを搭載し、育児中の方のサポートをするBotです。
もしご視聴可能な方は上のサイトから登録の上、10/22のプレゼン(私たちは15:55〜予定)をぜひお聞きください!

育児中の小児科医が伝えたいこと

子どもを産む前の自分は、小児科医としてご家族に対してできることは、"正しい情報を伝えて導くこと"だと思っていました。だから正しい知識を得るよう心がけ、それを伝えることを心がけていました。
(※「お母さん」「お父さん」と書くと語弊を生む場合もあるので、以降は全て「ご家族」と書きますが、基本は親御さんを指します。)
今2児の母になって、小児科医として伝えたいこと。
うまくいってないって思わないでいい、理想と違うって思わないでいい、自分が悪いって思わないでいい、イライラして当たり前、「イライラしちゃったな」って思ってるだけで十分、などなど。
育児って、自分の無知や怠慢が(自分に返ってくるのではなく)我が子に悪影響を及ぼしているって感覚になって、罪悪感や自責の念が募りやすいんですよね。それで精神的に追い詰められるご家族は少なくないです。かく言う自分も第1子が小さい時はその1人でした。「(母乳分泌が十分でなく)混合栄養でごめんね」「ご飯おいしくないから食べないかな?ごめんね」「こんなことも知らなかった」「小児科医のくせに」・・・自分から生まれる言葉にどんどん追い詰められていました。
同じようなご家族に1人1人に「いいねんいいねん」「大丈夫やで」って伝えられたらいいですが、そんなわけにはいかないので、特に悩みや追い詰められる原因になるところ、お子さんの体のこと、栄養、遊び方、購入するものなどなどここで調べたら大丈夫っていう場所を作りたいです。
どれもWeb上で探せば答えは見つかるものばかりです。でも育児中は探す時間もないし、時間ない中で探したものが正しいものでない可能性もあります。昔は、「小児科学会のホームページには有用な情報がたくさん載ってるし医療者以外の方ももっと見ればいいのになぁ」なんて思っていましたが、こどもの情報って医学情報に限ったとしても小児科学会ではカバーしきれないです。じゃまずは小児科学会、歯のこと噛み合わせのことは小児歯科学会、股関節脱臼のことは小児整形学会って順番に開いていきますか?そんな時間ありませんよーーー(泣)そして必要な情報は医学情報だけじゃない。とりあえず誰かまとめて、欲しい時に欲しい情報ちょうだいよって思いませんか?
今回作っているLINEBot「キクゾー」はまだ万能ではありません。でもここから開発を続けて「とりあえずキクゾーに聞けば安心!」という未来を夢見ています。
その第一歩としてこのfinal stageで成功すること、プレゼンを見てキクゾーに興味を持ってもらうことを叶えるべく、頑張ります!!!投票もありますので、あなたの清き1票を!!!


小児科医×プログラミングでできること

表題に戻って、小児科医がプログラミングを学べば、このように情報発信できる可能性を広げることができる、より自分の理想に近づけて実現できるということがまず1つです。でもそれだけではありません(ここがもいせんに入って世界が果てしなく広がったところ)。
以前にLTした小児科医×LINEBotスライドです。

LINEBotだけでも可能性は無限大

これはスッキリまとめすぎですが、それぞれの項目にまたたくさん具体案が生まれるし、項目としてもアイデア募ればこれだけではないと考えています。
また、このスライドでいう「遊び」は単に自分が遊ぶゲームとかを指してたのですが、プログラミングを学ぶことでこどもたちの「遊び」に生かせるアイデアも無限にあることに気づかされました。

  • 月齢・年齢ごとに合ったわくわくするおもちゃ(電子工作)

  • 外出先で親子の話題を作りつつ遊べるアプリ

どちらも具体案頭には浮かんでいるのですがなかなか実装にたどりつかず。。ハッカソンなどきっかけを作って叶えていきたいと思います。

ものづくりモチベーション


長くなりそうなので、今日は一旦ここまで。。
最後まで読んでくださった方、お時間いただきありがとうございます!!!
まだ私を知らない方はXなどでぜひ絡んでください、喜びます。

参考

もいせんとは?
医療者向けプロトタイピングスクールです。詳細は↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?