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下北沢でカレー食うてきた奴らの前で泣いた

 下北沢でネタを書きながら泣いた。テラス席で。下北沢はカレーフェスというのをやっていた。カレー食うてきた奴らにいっぱい見られた。今からカレー食う奴らにも見られた。カレー食う前に泣き顔みて、カレー早く食えたら、カレー食うた後にもう一回見られたかもしれない。カレー食わんと古着探しにいく奴らにも見られたかもしれない。
 ここ数年は綺麗な月見たり、親の飯がうまかったりでも泣いていたのだが、ここ数ヶ月は上京しながらもそんなこともなく穏やかに楽しく朗らかに毎日を暮らしていた。

 それがこんなすぐに上京してから若者の街で泣くとは思っても見なかった。なんで泣いたかというと、これを読んだからだ。

 原田ちあきさんは、ロフトプラスワン演芸カーニバルの審査員であり我々も審査いただいた。記憶ねじ曲げ上等で言うが褒めてくださったと思う。その後も単独ライブに来てくださったりして、ほんと、こんな、すごい人が?状態であった。

 原田さんの絵と文章にはいつも心にお布団をかけてもらう感覚だった。私の心の渦巻いてるけど言語化できないせいでコチコチのかってえ塊を言語化して表情で色でほろほろ解いてくれる。リポビタンD。「私もそのままでいいんだ」とか「私もこれくらい前向くぜ」と即効で思える。

 私の涙腺をダム化したこのブログの内容はびっくりするものだった。

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