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新ネタライブの話

我々は12月から大阪では毎月、東京では隔月で新ネタ4本を下ろす「よもや知るまい」を開催しています。今年の賞レースのためにネタを量産しておくという目的ももちろんありますが、ライブで食いたいと意気込んで誰の意見も聞かない私たちは、我々の色が出ているライブやネタをたくさんして、たくさんのお客さんに我々を好きになってもらいたい!という思いでやっております。例えば、仕事帰り「今日は待ちに待ったドラマの日や、お刺身と日本酒とセットして思う存分浸ろう。」と思えるとワクワクしますよね。こんな存在に我々のライブがなれればいいな〜と思っています。おいおいノスタルジってんちゃうぞと言われるかもしれませんが、私自身、スーパーで唐揚げを買うより帰り道ちょっとだけ遠回りした揚げ物屋さんで唐揚げを買う方がテンションが上がります。飛び跳ねて隣の部屋の人に注意されるようなめちゃくちゃ大きい幸せではないですが、そういう小幸せの一種にあの新ネタライブがなれればいいなと一丁前に思います。小笑いではありません。なので寝る前に布団に入った時に「あの言葉回し良かったやんけ」とか「かゆいところに手が届くネタやったやんけ」とかなんかそんな感じで楽しんでいただきたいと思い、色々と励んでおります。かゆいところに手が届くネタというのは、お客さんが想像するちょっと上をいくようなネタです。私自身がそういうのが大好物なのでみなさんの脳みその隅をパッと温めるようなそんなネタができたらいいなと思います。で!そんなノスタルジーライブももちろんしたいですし、芸人をサーモグラフィー越しに見てもらって、ウケたらどこが熱くなるかとかを検証するアグレッシブライブもしたいです。
ただ、好きなことをやっているだけでお客さんの需要に合わなければうまくはいきません。

以下お笑いをただただ楽しみたいな〜という方はおすすめしません。

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にぼしいわしです。いつもありがとうございます。みなさまのサポートが我々にライブを作らせ、東京大阪間を移動させます。私たちは幸せ者です。