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思い出のハニー珈琲

福岡県に昔からある珈琲屋さんで、
「ハニー珈琲」というお店があります。

福岡に8店舗くらいあるので、近くの店舗へ寄って豆を買ってきました。

今でこそ、「スペシャルティコーヒー」とか
「フルーティーな風味のあるコーヒー」とか
ちらほら聞くようにはなってきたかと思います。
それでも全体でみるとまだまだかなりマイノリティー(少数派)です。

そのスペシャルティー品質の浅煎りのコーヒーを初めて体験したのがハニー珈琲でした。

ハニー珈琲の「SPECIAL BLEND」。
一番人気のお店の顔です。

そのときの印象が今でも忘れられないのですが、、

全然”おいしいと思えなかった”んですね。

それどころか未知の味過ぎて「不良品か何か」なんじゃないかと疑ったくらいです。
#無知ってコワイね

それまで飲んできたコーヒーは、全部「コーヒー味」なんですよね。

コーヒーっていうのは全部この「コーヒー味」がするもの。

それ以外を知らないので、そういうもんだと思っていました。

まさに「井の中の蛙大海を知らず」な状態。

今までの経験と、未知の体験が重なって、当時の僕が出した結論は

「とても美味しいと思えない」でした。

「これが人気No. 1なの?嘘でしょ?」と思ったものです。

あの時の味とか風味は覚えています。

今の僕が飲んだら間違いなく好きなコーヒーだと思います。

すごく華やかでキレイな酸のあるコーヒーでした。

昔、僕が「美味しくない」と結論した味です。

珈琲屋で働いていた頃から、
本屋さんでコーヒーの本を買って読んだり勉強したりしていましたが、
当時の本にも浅煎りのコーヒーについて書かれている本はありませんでした。
#今はちゃんと書かれてます

本ならティム・ウェンデルボーの本が個人的にオススメです。
https://fuglencoffee.jp/products/coffeewithtimwendelboe

それよりも、
全国のいろんなコーヒー豆を試したり
海外のコーヒー先進国で活躍しているバリスタのワークショップや世界大会で結果を残したバリスタのセミナーに参加して
すごい人達に囲まれた環境に実際に足を運んで得た学びの方がよっぽど身になりました。

いろいろと学んできた今だからわかります。

僕が昔飲んだハニー珈琲の"あの味"ってすごく美味しいコーヒーだったんだなぁ‥と。

そんな思い出のあるコーヒー屋さんです。

今回買ってきたスペシャルブレンドは、
当時の感じとは違っていました。
焙煎度合いは中煎りくらい。

以前飲んだものとは変わってましたがこれはこれでとても美味しいです。

福岡には他にも結構有名な珈琲屋さん多いです。

世界バリスタ大会で2位までいったRECコーヒーの岩瀬さんとか(こないだSCAJにも来てた)、

焙煎世界大会で優勝した豆香洞コーヒーとか。

COFFEE COUNTY、MANUコーヒー。

そして世界一のバリスタになった井崎英典さん。

実はハニー珈琲のオーナーの息子さんなんですね。
#わかった時はびっくりした

実はすごい人達を輩出してるんです福岡県。

というわけで
今日は福岡県のコーヒー屋さん「ハニー珈琲」との思い出を少し書いてみました。

また小出しに旅のことを書いていきます。

それではまた!

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