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a (k)night story ~騎士と夜の物語~

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MMORPG Ultima onlineより着想を得て描かれた創作小説。 中世風の世界が舞台のファンタジー小説です。 長編ですので区切って更新しています。
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#小説

story setting for "a (k)night story" 物語と設定の覚書とあとがき

今回は a (k)night story ~騎士と夜の物語~の物語に登場する人物や場所などの設定を載せてい…

Niboshi#RPG
9か月前
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a (k)night story ~騎士と夜の物語~⑰

デュベルが立ち並ぶ訓練所の一画にある、さほど広くない私邸の門をくぐり中に入ると、訓練の支…

Niboshi#RPG
9か月前
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a (k)night story ~騎士と夜の物語~⑯

うずくまる彼女たちの耳に鋭い叫び声が聞こえ、沈黙が訪れた。 目を開けると、明け方の薄明か…

Niboshi#RPG
9か月前
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a (k)night story ~騎士と夜の物語~⑮

デュベルとサイラスが屋敷の奥に着くと、一体のサキュバスが追い詰められ、周りを取り囲む戦士…

Niboshi#RPG
9か月前
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a (k)night story ~騎士と夜の物語~⑭

「お前は・・・」 素肌の胸の小さな銀の鏡がちらりと光り、黒い影の笑い声はぞっとするような…

Niboshi#RPG
9か月前
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a (k)night story ~騎士と夜の物語~⑬

再び意識を取り戻したサー・ユージーンは、先程倒れた姿のままで床に横たわっていた。 どのく…

Niboshi#RPG
9か月前
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a (k)night story ~騎士と夜の物語~⑫

サー・ユージーンは足音を忍ばせて、ウィルバー卿の私室の前へとやってきた。 私室とは反対側の奥の方で、兵たちが戦っている音が聞こえ、魔物が応戦しているのか、時折雷のような大きな物音も聞こえてくる。 「どれだけ兵がいるのか・・・倒すことができるのか・・・?」 そう考えながら、剣を構え私室の扉を音もなく開けると部屋へと入り込んだ。 広い私室の中は暗闇で、外へと通じるバルコニーの扉が開いているのかカーテンが微かに揺れ、外から深更の薄明かりがごく僅かに部屋の中へと射している。

a (k)night story ~騎士と夜の物語~⑪

二人は屋敷に入ると壁伝いに進み、台所と思われる部屋の扉を開け室内に入ると押し殺した悲鳴が…

Niboshi#RPG
10か月前
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a (k)night story ~騎士と夜の物語~⑩

治療院を出た彼らがマリアたちが仕留めた魔物がいるという厩舎裏の森に到着すると小さな森の周…

Niboshi#RPG
10か月前
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a (k)night story ~騎士と夜の物語~⑨

季節が変わる頃、街で不気味な人死にの話が聞かれるようになった。 人の話によると、犠牲者は…

Niboshi#RPG
10か月前
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a (k)night story ~騎士と夜の物語~⑧

***   目を開けているのにまるで月のない夜の闇の中のように暗い。   左目が良く見えない…

Niboshi#RPG
10か月前
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a (k)night story ~騎士と夜の物語~⑦

「・・・そういや、その頃お前の兄貴が生まれたんだったな。 イーノックの家に知らせが来て、…

Niboshi#RPG
10か月前
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a (k)night story ~騎士と夜の物語~⑥

ウィルバー卿が帰ったあと、デュベルは少し渋い顔をして座っているサー・ユージーンの空の杯に…

Niboshi#RPG
10か月前
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a (k)night story ~騎士と夜の物語~⑤

不本意な討伐の後、デュベルは再び戦士修行に取り掛かった。 サイラスや戦士仲間たちも同じように悔しさを抱え、次の戦場ではより良く戦いたいという決意を持っていた。 互いに目指しているものが同じことを知った彼らは一層訓練に精を出し、後日、別の場所に根城を張ったブリガンドたちの残党討伐の隊に加わると、望み通りの戦果を挙げ、今度こそ心置きなく祝杯を交わすことができたのだった。 デュベル自身も納得のいく働きができたことを心から喜び、討伐に参加した戦士たちが次々に仲間を称え合っている