GWは優雅にクラシック音楽を
5/3に有楽町で開催していたラフォルジュルネに行ってきました!
ラフォルジュルネとはなんぞや?という方は、クラシック版のフェスだと思っていただければ、だいたい正解です。
結構前からすでに何度か行ったことはあったのですが、ここ数年は妊娠・出産の関係で行っていませんでした。
そろそろ子どもも2歳近いし、たまには旦那に子どものことを頼んで出かけてみようと一念発起し、行ってみました。
めちゃくちゃ楽しかったです。
観た公演は2つです。
朝イチには海外から来た著名な方が、日本の学生さんに教える、公開レッスンを。
お昼ご飯の後には1番大きいホールでピアノコンチェルトを聴きました。
久しぶりに趣味に没頭するのはとても幸せですね。
毎日子どものスケジュールに合わせて動いているので、気軽に外出さえできません。
たまには家族に子どものお世話をお任せして外出してみると、とても身体が軽く、動きやすいと感じます。
ベビーカーを押して、子どもの機嫌を確認しながら移動するのも、決して悪くない日常です。
でも毎日それでは疲れてしまいます。
気軽に大人1人で行動できるのは、子どもが生まれた後は、とても貴重なことなんだなと思いました。
さて、観た公演についてですが、特に面白かったのは公開レッスンの方です。
日本初来日らしい、フランス人の女性が芸大の院生さんにレッスンをしていました。
まずネイティブなフランス語を聞くだけでテンションが上がりました。
個人的にはフランスよりドイツ贔屓なのですが、あまり聞く機会の多くない言語を生で聞くとインパクトが大きいです。
そしてレッスンですが、まずは生徒さんが10分弱の曲を最初から最後まで弾きました。
その後で講師の方が解説したり、指摘したりという流れで進みました。
ピアノの演奏で、曲はショパンの舟唄。
序盤から水が波打っているような音で、聴いていて気持ちが良かったです。
講師の方は、まずショパンのバックボーンから解説していました。
1つのフレーズを取り上げ、これは他にもリストや他のロシアの作曲家の曲でも書かれたフレーズだとか。
そして曲の1番最初に弾く音は、街に響く鐘の音なんだとか。
時間や事件などを知らせる、当時のメディアたる鐘の音からはじまる曲なんだと解説していました。
そして、日本人の生徒さんが弾く一音目は、上から下に力を乗せる音になっていると指摘していました。
ショパンが思い描く鐘の音は、振り子のような動きで鳴らす音だと。
おお、この指摘は私も高校生の時に聞いたことがあるぞと思いました。
日本人はダウンビートなゴジラは上手に弾けるけど、クラシックはヨーロッパの音楽だから、基本全てアップビートなんだと。
懐かしい指摘でほっこりしました。
他にもいろいろと、面白い指摘をしていて、さらに講師の方はとても優しくお茶目で、見てみて楽しい内容でした。
このマスタークラスという演目、私が前にラフォルジュルネに行った時はなかったように思います。
500円でこんなに勉強になる、面白いものが聞けて、本当に楽しかったです。
来年もあったら絶対に行きたいですね。
私も他の観客の方々のように、譜面を持って公開レッスンを見たいです。
ぜひとも来年もマスタークラスが開催されますように!🙏
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