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石鎚山に向かった理由

序章
はじめのきっかけは、昨年の夏に神倉さんの火祭りに出かけたことかもしれない。そして、熊野本宮から天河神社を結ぶ道を駆けてきたこと。

近畿には五芒星が隠されていると言われていて、そこから六芒星、立方体へと発展させることを考えていた。そして閃いた七霊山。
『七霊山を繋ぎたい…』そう願ったときに、NGの声が二方向から上がったのを感じた。ひとつは奈良と三重にまたがる方面。近くを通ることはあってもそこを目的にしたことはなかった。そしてもうひとつが石鎚山。七霊山を意識するまで石鎚山のことは知らなかった。

四国には何度か訪れたことがあったけれど、山を意識したことはほとんどありませんでした。ワタシは単体山(富士山とか大山とか)、下から見てもそれとわかる山を愛でるのが好きで、トレッキングはできるけど、登山とか縦走とかは考えることもなかった。

お正月に能登半島で大きな地震があり、大好きな白山と立山が心配で何度か見に行こうとしたのだけれど、NGの連発。雪道はワタシの車では危険だし、「時期を待て、そしてまずは二つの山の許可を得てから」ということのようだった。ひとつは昨年のうちに近くまで行ってお願いしてきましたの。で、もうひとつの石鎚山であります。

ロープーウェイがあって、山の中腹にまで運んでくれることを知り、春分時期に合わせて計画を進めていました。で、沢山の方の体験記を読ませていただいて、そのルートは中級以上の割りとハードな道であることを知りました。しかも3月の頂上付近は雪が残っているとのこと。びっくり😅
ロープーウェイは点検日を除き一年中稼働していたので、とても気楽に考えていたのです。初心者は土小屋ルートが一般的で、UFOライン、石鎚山スカイラインが開通するのは四月になってからであります。

初めての登山が雪山なのは困る。アイゼンなど持ち合わせてもいないし(必要だとも知らなかった)、寒いのは恐怖なくらい苦手なのだから。

一気に計画が崩れたのと、思っている以上に体力が必要であることを知りました。昨年秋に健康診断で心臓が引っかかり、血圧などの諸々の調整もあって、体力強化に努めた二ヶ月。

縁を繋ぐ
体力強化を図っている間にもイベントはいくつかありました。奈良に行くことが多く、信貴山朝御孫子寺にお参りに出向きました。お寺参りにはあまり縁がなく、作法がよくわからず、神様仏様がたくさん奉られていて、ご本尊にたどり着くまでに時間がかかりましたが、石鎚山へのご縁をお願いしました。

なぜに信貴山か?と問われれば、夢のお話をしなくてはなりません。
大きな鳥が木の枝をくわえて運んできました。そこには黒い馬が三頭駆けておりました。私は山を登っていて、頂上には井戸のような石組みが、半分崩れたようにありました。すると大きな黒い犬が激しく吠えてきました。よくよく観察すると、背後に虎が潜んでいます。私は怖くなって持っていた鎖で吠える犬をパンチして逃げ帰ってきました。犬は教えてくれていただけかもしれないのに…。ゴメンよと思い、この夢を分析してみたのです。

持っていた鎖は石鎚山独特のカタチ。もしかしたら笹ヶ峰なのかもしれないとも思ったのですが、石鎚山系ととらえることに。
そしてこの虎が信貴山への橋渡しとなりました。信貴山が寅というのもその時は知らなかったのですが、平城京の東西南北と斜めの場所などを調べている間に繋がってきて。

行程の相次ぐ変更
3月に予定は大幅変更になりましたが、行程を確認する度に新たな経路が見つかり、変更に次ぐ変更。地域イベントが計画日ともろかぶりであることが発覚したのが一月前。高速道路の工事規制もあって、どうすべ?と思案が続きます。
お天気が一番の要因ではあるのですが、まずは右回りか、左回りか。そしてどの橋を渡るのか…が大きなポイントになります。
最後まで迷ったのは、UFOラインとスカイラインの選択。登山前には出来るだけ体力を温存したかったので、土小屋までの時間を考慮してスカイラインで登ることを選択しました。

登山を終えてしばらくたちます。
冷静になってよくよく考えると、七霊山でこの時期、私でも登ることが可能な山の条件に当てはまるのは、石鎚山のみでありました。(釈迦岳と大峰山は登山致しません)。大山も大好きですが、登ろと思ったことがなかった😅

お試しを頂いたのやもしれません。2000メートル程の登山をしてみて、3000メートル級を初めて意識出来るものです。そして、山系の美しさと絶景に魅了され、縦走への憧れを植えつけられました😊石鎚山様様であります。

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