飼い猫がマイクロチップ装着済みだった

(7/6追記)6/12に手続き→7/6に更新ハガキ受領しました

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猫と同居を始めて2年4ヶ月、猫のために引っ越したペット可2LDKマンションも更新をむかえた。

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ラグドールというあまりアクティブではない猫種なこともあり今のところ脱走トラブルはない。
しかし、Twitterで迷子猫をものすごい時間とお金を掛けて探している事例を見たことや、昨年2019年のマイクロチップ装着義務化(※すでに飼養されている場合は努力義務)をうけて、転ばぬ先の杖ということで入れることにした。

マイクロチップは15桁の番号が読み取れるもので、その番号を獣医師会が管理しているデータベースに飼い主の連絡先と紐付けて登録することで迷子等になった時の保険となる。
15桁のうち、頭3桁は国コードで日本の場合は392、その次の2桁はペットの場合は14。

マイクロチップ装着は獣医療行為にあたるため、獣医師しか行うことが出来ない。で、動物病院に連れていったら「もう入ってますねー」と言われる。なんということでしょう。

うちの子は元捨て猫なのだけど、捨てられていたお店の関係者が動物病院に連れて行った(冬の早朝にカバンに入って店の外に置かれていたので猫風邪を引いていたため)という話を聞いていたので、てっきりその時点でマイクロチップ検査をしているものだと思い込んでいた。
その獣医が気づかなかったか、お店の関係者が元飼い主の家を知っていたので検査不要と思ったか(とはいえ家に行っても連絡がつかなかったらしい)。

マイクロチップは二重に入れても混乱の元になるだけなので、すでに入っている番号の情報を獣医師会で上書きしてもらう必要がある。
ただし、まずは獣医師会が登録済みの飼い主に連絡を取る。

元飼い主は、写楽の所有権移転(警察に拾得届を出して3ヶ月経過)の翌月にお店に現れて、猫を返せと言い、追い返されたら猫のトイレ砂を店先にぶちまけたり猫を返さなければ慰謝料1000万だとわめいていたというエピソードを持つ男性である。
ではあるものの、昨年2019年に亡くなられているので、電話も通じないし郵送連絡も返答はないと思われる。というか、もし遺族か何かがいて返答があった場合には警察の記録を引っ張り出して現在の猫の所有権を主張する必要がある。大変!

あるべき論で言えば、公の役割としては
・拾得受付をした交番にマイクロチップリーダーがあってしかるべきだった
・もしくは交番はそこで受付をせずに愛護センターに回すべきだった
があり、民の努力義務としては
・動物病院が飼い主不明の猫には必ずマイクロチップリーダーで検査をするべきだった
・猫の拾得者(行政的に)である私が元の所有者を探す十分な努力をするべきだった
あたりだろうか。うーむ。

それにしても、マイクロチップが入っていても読み取らなければ意味がない、ということを思い知ってしまった。猫が脱走したとして、保護してくれた人が最近のペット飼育トレンドを知らないとチップの存在に思い至りもしない。
やはり猫は外に出さないことが第一である。

上書きのための手順としては、獣医師会の電話番号に連絡→教えてもらったメアドに新飼い主情報を送る→(電話担当ではない人が)本来の上書きに必要な情報である「マイクロチップデータ登録完了通知ハガキか、登録申込書(飼い主控)」の有無を聞いてくる→ないから一回登録上の飼い主に連絡してくれと返答→獣医師会が電話と郵送で登録上の飼い主に連絡をし、返答がないことを待った上で私に書き換えの手続きをする→完了通知がうちに郵送されてくる である。

ちなみに、マイクロチップにはペット自体の情報も入る。
>データベースには、「飼育者情報」(氏名、フリガナ、住所、電話番号、その他の緊急連絡先、FAX番号、Eメールアドレス)及び「動物情報」(名前、生年月、性別、動物種、犬・猫の種類と毛色)を登録します。
http://nichiju.lin.gr.jp/aigo/index.html

この結果、第三の目のような模様を持つために写楽と名付けた猫は、2016/2/11生まれの「のんた」くんであったことが判明した。
あいにく呼びかけても反応はしなかった。のんた歴が最長でも22ヶ月、写楽歴が28ヶ月である。まあ写楽って呼んでも来ないのだが。(おやつ、と声掛けると来る。ちゅーるを貰いに)