7月雑記

ちょうど、1回目の修正が終わったとこ。
誰得でもないけど、なんとなく小説を完成させるまでの流れとか書いてみる。

今日終わったのが、iPadで赤ペン作業1回目。パソコンでPDFにしたデータをiPadで確認する。文庫本設定だから、この話は文庫本なら446ページある。

初稿までは横書きで入力する。なぜか縦書きよりも早く打てるから。
打つ速度は一般的に早いのかどうかよく分からないけど、↓こんな感じ。寿司打ってゲームなんだけど、おもしろかった。


初稿があがったら、縦書きにして一太郎の文章校正(小説用に自分でカスタムしてるやつ)を1回かける。
そこから、↑のPDF化に進んでる。表紙を依頼したいときは大体この段階でお願いすることが多い。

今回は、大幅に加筆が必要な箇所が3ヶ所あるから、ここから誤字脱字含めてチマチマ直していく。多分500ページは軽く超えてしまいそう。
それが済んだら、2回目の校正。justwriteって校正ソフトに放り込む。
そのあとは読み上げソフトで、羞恥に耐えながら文章のリズムをチェックする。

ソフトでの校正は何十回となくかける。話の矛盾とか齟齬は自分の目でしかチェックできないから、校正のあいだで何回もPDFにしてハードを変えて読み返す(だんだん自分の文に飽きてきて嫌になってくるのがここらへん)

チェックするときは、色々な角度からチェックするようにしていて……
たとえば、キャラの年齢がおかしくないか確認したいときは、検索で「歳」って入れると、文章の頭から○歳って部分を順に出してくれる。なぜか時々若返ったりするから油断できない。

数ヶ月間こんな作業をして、自分で納得できたら配信する(何回見ても誤字脱字が出たりするからやめ時が難しい)



あ、ついでだから、書き始めの流れも書いてみようかな。

頭のなかでなんとなく閃いた話だったり、過去に作ってる案からだったりバラバラだけど、いちばんはじめに話の流れを作っていく。
たとえばグッバイステップだと。。。

設定はExcelが使いやすい。当初案のシートだからいろいろ違ってるね。
枠を動かしながら話の流れを組み立てていく。色分けは視点がどっちか。これは元々の短編があったから名前が入ってるけど、大体はこの段階だとA・B・Cみたいな感じになってる。
グッバイステップは現代モノだし、普通の子たちの話だからシートタブも「キャラ」「地域」「プロット」の3つしかないけど、今さっき赤ペンやってた話はむっちゃ多い。構成に悩んだせいで。

で、流れが大体固まったらキャラを作っていく。

これも当初案だから名前から違ってる。名前はすごく悩んで、最後まで確定しないまま書いてることも多い。その場合は確定したときに一括置換してる。
ご覧の通り、簡略すぎて特に外見がよく分からない。キャラ作るのむちゃくちゃ苦手なんで……。
結局は書き始めてから細かいことを決めていって、キャラを確定させていく感じ。

ちなみに表紙をお願いするときに提示したキャラシートはこれ。

塗りつぶしてるとこは、拾い画を張りつけてる。ちょうどいい画像が見つけられなかったときは、自分で棒人間を描いたりもする。悲しいくらい絵心がないのですっごい恥ずかしい。。。
このキャラシートは本文が完成したあとに作ってるから、完全に自分の中でキャラが確立された状態。

で、流れを戻して、構成を決め→キャラをざっくりと決めたら、次はプロット……なんですけど、長年私がプロットだと思っていたのは、どうも下書きというものに近いらしい。

下書きらしきものは、一太郎に打ち込んでいく。

これは、グッバイステップの作業途中なんだけど、カーソルより下が下書きの部分で、上が清書?みたいな感じ。
冒頭からラストまで、箇条書きチックな走り書きをしてる。
下書きが済んだら、冒頭から整った文章に書き換えていく。この流れだから、プロットから話が変わってしまうことはほぼない。
左の枠は最終目次になる部分なんだけど、当初は時系列が分かるように名前を付けてる。

現代モノだと一太郎ひとつで書けるんだけど、細かな設定とかがある話だと、隣のディスプレイに設定をまとめたExcelをひらいて作業してる。

ひたすら書き続けて、初稿があがったら縦書きにしてPDFにして……の流れになる。

ちなみにグッバイステップは、下書きが2022/6/11に16,000字ほど作ってて、そこから別の話のプロット作って本文書き始めてる。それが8万字くらいで7/18に初稿あげてた。
仕切り直して、7/25からグッバイステップの本文に取りかかってる。で、9/11に14万字で初稿あがってたらしい。
そのころに、今ちょうど修正1回目した話のプロットを練ってたみたいだね。多分ちがうことしたくなったんだ。
9/24にハローステップ本文に取りかかってた。10/14に10万字ちょっとで初稿完成。
結局、完成したのが翌年の2月。2冊あったとはいえもろもろ修正に4ヶ月か。そのあいだに別のやつの修正も2本やってるけど。

ってことは、通常だと初稿から完成まで1冊だったら1~2ヶ月かな。1~2ヶ月ひたすら自分の文章に向き合うのって意外と苦行なんだよね。だから、あいだにほかの話をやったりするんだけど。
あと、当初の記憶を消したいってのもある。消えた状態で読み返すと変なとことか気づきやすいから。寝かせる期間が結構大事だったりする。

このあとは、矛盾とかをなくしてストーリーの整合性をとっていったん寝かせることになる予定。
寝かせてる間に、去年から寝かしてた話の修正をして配信まで進める。
そこから、寝かせてた話の修正第2ラウンド。
そうこうしてる合間に多分次に書きたい話のプロットとか作ってるはず。

なんか、ダラダラ書いたね。
まあ、いいか。