見出し画像

階段の照明を動体検知で自動化した話

こんにちは。ニケル氏です。

僕は基本的にものぐさなので、生活のあらゆるものを自動化・最適化したいと思っています。日常における無駄なタスクを減らし、時間と精神にゆとりを持たせることで、自分のクリエイティビティが最大限に発揮できそうな気がします。

今回はお家のスマートホーム化の一環で、階段の照明を自動化した話です。

階段の上り下りは時間にして数秒しかありません。たったこれだけの動作の為に手動で電気を点けて消す必要があるのが以前より不便に思っていたので、モーションセンサーによる動体検知でライトが自動的に点くようにすれば良いと思いつきました。

個人宅の駐車場なんかによく設置してある、いわゆる「人感センサーライト」を使えば簡単ですが、それではあまりにも趣がないというかもっとムーディな明かりにしたかったので、センサー部だけ入手して自作することにしました。

AliExpressで1,000円くらいでした。探してみるとAC220Vや100Vをそのままぶっこむタイプの製品が多かったですが、LEDテープを点灯させる予定だったのでDC12Vの入出力ができるものを選びました。

検出距離が~12m、範囲は180°なので、階段の天井に設置すればうまく動作するはずです。動体を検知してからの通電時間は10秒から7分の間で設定できる(本体のつまみを回してアナログに設定する)ので、最短にすればちょうど良さそうです。ついでに明るい昼間は動作しないなどの照度の設定もできますが、我が家の階段エリアは常に暗いのでそのまま使ってみます。

本体を分解して説明書を元に配線を考え、ACアダプターとLEDテープをそれっぽく繋いだら点灯しました。不良品に当たることを想定して予備でもう一個買ったのですが必要なかったかも。
LEDテープはAmazonで1巻き(5m)500円くらいでした。かなり安いですね。LEDテープは屋外で使うことを想定して防水タイプになっているものが少なくないですが、防水タイプはテープ全体がシリコーン樹脂で覆われており、重い、曲げにくい、剥がれやすいなどの欠点があるため、LED部がむき出しの非防水タイプを選びました。

動作が確認できたので、次にセンサーを設置する天井とコンセントの位置などの距離を測って導線やLEDテープの長さを調節します。LEDテープは1ロールに50cmくらい継ぎ足して5.5m程になりました。これを階段の壁にぐるっと貼り付けて間接照明にしてみます。電球色のLEDテープは柔らかな空間の演出にたいへん有用に使えます。

LEDテープはその名の通りLEDのついた粘着テープなので、保護紙を剝がして両面テープのような感覚で貼ることができますが、粘着力が弱く剥がれやすいのでスリーエムの両面テープで所々補強しながら貼り付けました。

LEDテープを壁に沿わせて光らせるのによさげな構造体があったので丁度良かったです。素晴らしく良い感じに間接照明になっています。

ぐるっと1周貼り付けて完成!

きれいです。ホテルや飛行機の中などの非日常的な空間になった気がします。暖色かつ間接照明なので夜にトイレに行くときなども目に優しい!

実際に動体検知で点灯と自動で消灯する様子はこんな感じ。

センサー部分は天井に固定し、上り下りの両方で動体検出ができるようになっています。

待機状態でどれくらい電力を消費するのか気になったので計測してみましたが1Wでした。これなら電気代も心配しなくて良さそうです。ACアダプターはたまたま部屋に転がっていた12V5Aの出力のものを使いましたが、点灯時11Wしか消費していないので2Aくらいの小さいものでも良さそうです。


まとめ

2022/3/24追記:
現在自動照明を設置してから1年と3ヵ月経ちましたが、全くノーメンテにもかかわらず故障することもなくとても快適に機能しています。
以前に玄関の鍵をQrioLockというデバイスを使ってオートロックに改造したのですが、こういった日常にある些細だけれども回数の多い動作を自動化すると、地味にQoLが上がるのが実感できます。
快適な生活を!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?