スチレンボード

今回はスチレンボードの加工方法を学んだ。

スチレンボード(Styrene Board)は、スチレン樹脂(ポリスチレン)を使用して作られたボード状の素材です。軽量で加工がしやすいため、さまざまな用途で利用されています。

主な特徴

  1. 軽量: スチレンボードは非常に軽く、取り扱いやすいです。

  2. 剛性: 軽量でありながら、適度な剛性を持ち、形状を保持しやすいです。

  3. 防水性: スチレン樹脂は水を吸収しないため、防水性に優れています。

  4. 加工のしやすさ: 切断や形状加工が容易で、手作業や機械作業で簡単に加工できます。

  5. 表面の滑らかさ: 表面が滑らかで、印刷や塗装がしやすいです。

使用例

  • 看板や展示パネル: 軽量で剛性があるため、屋内外の看板や展示パネルに適しています。

  • 模型制作: 建築模型やジオラマなど、細かい加工が必要な場合に使用されます。

  • 包装材: 衝撃吸収材として、精密機器やガラス製品の保護に利用されます。

  • アートやクラフト: 絵画の基盤や立体作品の素材として使われます。


今回使うスチレンボードは、紙貼りというものでスチレンボード(発泡スチロールボード)の表面に紙が貼られた素材のことを指します。建築模型、アートプロジェクト、展示パネル、プレゼンテーションボードなどで使用されます。

そして、紙貼りのスチレンボードの切り方としてカッターで3回に分けて切るのがコツで、
一回目に一番表面の紙を切り、二回目に発泡スチロールを切る、三回目に下の紙を切ることで、切った断面が綺麗になります。そして、断面を丁寧にやすりを掛けると整った断面になります。

これの切り方のコツを分かった上で、スチレンボードを加工する方法を紹介します。

一つ目は、一枚残しという方法です。
三回目の下の紙を残して断面をヤスリにかけます。そして、三回目に下の紙を切断した別のスチレンボードを残った紙の部分とくっつけることで、切り口が露出せずに加工できます。

二つ目は、45度カットという方法です。
この方法はスチレンボードを折って箱などなどを作りたいときに役立ちます。
まず、折りたい部分を中心に三本の線を引きます。
その中心の線の部分は、下の紙を切らないようにして発泡スチロールまでを切ります。
左右の線の部分はまず上の紙だけを切って上の紙を剥がします。
そのあと、v字になるように左右の発泡スチロールを45度に切り下ろし、ヤスリを掛けると綺麗に折ることができるようになります。
ここで、綺麗に折れないときは、ヤスリ掛けが甘いので丁寧にかけましょう。


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