「幼稚園の地下シェルター」新人国際記者の私がウクライナで見た戦禍の国、日常のリアル
去年12月、国際部の提案会議に2本の取材提案を出した。
「ウクライナの兵士たちの心のケアの課題を探る」という提案と、もうひとつは私の前任地、福島県の子どもたちと、ウクライナの子どもたちとの手紙を通じた交流を取材するという内容だった。
取材提案を出したのはこれが初めて。
福島県から東京の国際部に異動して4か月あまり、国際情勢を3交代で24時間モニタリングする仕事にも慣れてきたが、海外の現場に行かずに情報だけで原稿を出し続けることに、何か違和感も抱くようになっていた。
だか