なんで私が“先生”に?記者が9人の生徒と歩んだ半年間には、伝えるためのヒントがつまっていた
私、佐藤翔は宮崎放送局の記者として、日々防災・減災の報道に取り組んでいた。
福島県出身で、取材の原点は地元での東日本大震災。防災報道に携わりたくて、NHKに入った。災害への備えを繰り返しニュースで伝えることで、被害を減らせると信じていた。
はずだった、はずだったのだが、、、
防災って、ちゃんと伝えるの難しくない・・・?
防災が大切だと言えば、否定する人はいない。
ことが起きれば、誰もが恐怖を抱く。
だけど、何も起きていないときに、考えてもらうにはどうしたらいいのだろ