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マウンティング、またはランキングについて

「最強」とか、「霊長類最強」という表現を、たまによく見る。※1

ヒクソン・グレイシーという人や、吉田沙保里という人が、いわれていたのを見た。

個人が最強と謳われる場合には、特定のルールに沿ってランク付けが行われる。何でもありであれば、文民統制が働いていない何でもあり状態の米合衆国の軍隊あたりが最強であろう。

自分はスゴイ、と思い続けていないと保たない人がいるようだ。確かに努力を続けるためには、気を強く持たねばならず、強気でいるための拠(よりどころ)として、ランク付けは大きな動機になり得るであろう。

下を見て暮らし、上を見て励め、と母方の祖父が言っていたという。

勝ったとか負けたとか、そういうハナシは、局在的(自分の近く限定)な話であって、遠くまで見渡せば、己がとても及ばない物凄い人たちがたくさんいるであろう。

己よりも能力が低い人たちに対して、あからさまに「使えねー」とか「役に立たない」というような態度は慎むべきである。分野が違ったら、全く勝てないということがあるのだきっと。ルールがあってこそのランク付けなのである。

そして、ルールや環境はある日突然変わるのである。

※ 写真はテーブルマウンテン

※1:【たまによくある】 https://dic.nicovideo.jp/a/%E3%81%9F%E3%81%BE%E3%81%AB%E3%82%88%E3%81%8F%E3%81%82%E3%82%8B


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