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真乃と僕と

 こんにちは。
 このnoteは、にわかシャニマスファンである僕が櫻木真乃のコミュを読んだ感想をだらだら連ねていくものです。また、読み進めている途中なのでイルミネ内での関係までは手を伸ばさずに単独コミュ内での感想に留めています。
 途中からネタバレありで進んでいきますのでよろしくお願いします。 



重要なコミュについて(ネタバレなし)

 今年5周年を迎えるシャニマスには膨大な量のコミュが存在しており、僕は真乃のコミュの全てを網羅していないのですが、
 ここは重要なコミュだろうという所をこのnoteでは引用していきます。

1.WING
2.GRAD
 真乃のアイドル観を抑える上で最重要のコミュだと思います
3.ひとつ、はたたく(以下ひとはた)
 "GRAD"の続編
4.STEP
 WING前日譚。


真乃という人間(以下ネタバレあり)

SNSでの真乃との乖離

 僕が数々のコミュを読み終えた感想は、「真乃は思っていたよりもずっと臆病な人間」でした。(臆病という言葉はGRAD編の真乃本人のセリフから引用しています。)
 というのもSNSで真乃の可愛さだけ啜ってきた僕が見てきたのは、

これや
これや
これですので

 "ひとはた"やSTEPで描かれるような、等身大な女子高生としての真乃は見てこなかったわけです。
 シャニマス5周年webCMで「引っ込み思案」と紹介されていますが、僕にはその域を超えているレベルに思いました。

臆病な自分

GRADー空はつづく

 僕はメモを取りながらコミュを読み進めるのですがGRADでのメモは「わがままが言えない」「緊張と自信の無さ」「気分が落ちている時に真乃はすぐに謝る」としており、
こういうのをなんと言うのか……と考えながら読んでいると真乃自身がとても合点がいく言葉で表現してくれました。

 アイドル間の会話を見るに事務所の人間に対しては積極的になれるものの、それ以外の人間(特に学校)に対してはどうしても一歩踏み出せないという一面がGRAD以降強調されており、この性格への向き合い方が一連のコミュの醍醐味だと思います。

真乃の感情表現

真乃はいつもほわぁっとして、
にこにこ穏やかなイメージがあると思うのですが
その中にもしっかり違いがあります!

interStellar-Stellaー金系雀をなぞる

 引用したセリフはめぐるが語る真乃の魅力ですが、いやぁさすがよくわかっているなぁと唸りました。

 真乃はわかりやすい感情表現をするタイプでは無いのですが、シナリオのセリフや喋り方に注目すると丁寧な作り込みがされており、これはすごいなぁと感じてしまいます。

 例えば落ち込んでいる時や思い詰めている時、どうすれば良いかわからない時、真乃はとにかく謝ったり自分が意見を言っていいのかシャニPに対しても距離をとってしまいます。
 そうすると周りの大人やクラスメートは真乃を想って一歩引いてしまいますが、反対に真乃は一歩踏み出したいとずっと思っている事が繰り返し描かれます。

interStellar-Stellaー金系雀をなぞる
STEPーふつ、ふつ

 この時の真乃の声はどうしようと言う気持ちが溢れていて本当に痛々しく感じてしまいます。こういう時どうすれば良いかわからなくなった真乃はレッスンに打ち込んだり(花結びゆくゆく、GRAD等)するのですが、そこが僕が真乃のとても好きな所です。

 これは僕の捉え方ですが、これは決して勤勉や努力家、真面目という言葉では表せない、逃げや苦しみや悲しみの表現だと。臆病な自分がただ嫌で、本当に欲しいものに踏み出せずに逃避の努力をしてしまう。それに自覚したGRADや踏み出した"ひとはた"は、多くの、努力に逃避した人間に伝わる物語だったと思います。

 すみません。話を戻します。

 哀の感情に反して、植物や鳥の話をしている時の真乃はかなり上機嫌でいつもよりも心を開いて接してくれます。(ぐうぜんBOOKSや花風Smileyなど)いつもは話す前にぐっと心の準備のようなタメが入るのですが、「むんっ」などいつもよりも明るい真乃は普通に可愛いですね。

 先も言った通り、こういった感情表現を最小の演技で最大限行ってくれるので凄く読みやすく、ボイス付きの利点だな〜と感じました。


真乃コミュが伝えたい事

STEPー空へ向かうための風がまだ、

 一連のコミュ群から僕が一貫して感じることは臆病な人に勇気のきっかけ持って欲しいという願いです。

 真乃にとってそれはアイドルであり、今年話題になった作品だと、"君たちは"で言えば母親が残した「君たちはどう生きるか」であり、"スパイダーバース1"で言えばマスクを被る事でしょう。

 創作物が、消費する事を目的にするのではなく、人の背中を押す優しさで溢れていることは本当に、心に気持ちが溢れます。


真乃はPラブなのか?

 僕は真乃はPラブでは無いと考えています。
 と言っても俗に言うPラブ勢(甘奈、千雪、透、凛世、恋鐘)のコミュを読んでいないのでまず何をPラブとして捉えていいのかはわかりませんが、少なくとも両者の間に恋愛感情は無いだろうと。

 真乃とシャニPの関係は職場の上司部下の関係に近いと考えており、導くシャニPと真乃といった印象ですね。対人に関して不器用な真乃を深く共感はせずに支えるシャニPという構図が大人と子供としてきちんと距離を取っているなと感じました。

 僕は真乃に対して深く共感してしまうので、それこそ傷の舐め合いしかできないでしょう。僕がシャニPじゃなくて良かった。


あとがき

 全体の構成を決めずにダラダラと書いたのでブレブレの文章になってしまいましたが、まあ良いでしょう。

 趣味や職で人と関わっていく内気な主人公というテーマはよくある(アニメは特に)のですが、声の芝居が良くボイステキストという表現方法だとこうなるのか〜と思いましたね。
アニメだとヤマノススメのちなコンテ演出回(3期10話、4期7話Bパート)がそういった話なので是非観てみてください。ちょー上手いのでね。

 こんな可愛い女がこんな性格になんのかな〜?と思ったのですが思い返してみればクラスでアイドルをやってた中学の時のクラスメイトはこんな感じの娘で、しかもクラスに馴染めていなかったなと思い返してあぁ〜と思いました。

 ちょっと前々は真乃に甘える二次創作を読んだりしていたのですが、異性を受け止める程の余裕が真乃にあるかというとどうかなと思ってしまいますね。うん。

 以上です。締め方がわかりません。ここまで読んでくれてありがとうね。思いの外楽しかったのでまた別の何かを書くかもしれません。

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