見出し画像

アンタール王朝 戦闘領域ベネディクトゥム 回億録#1

アナログゲーム溝の口で2020年11月から開始した、Warhammer 40,000 クルセイドのプレイ記録です。

「おぉ永き微睡に沈む同胞たちよ。覚醒の時ぞ。」
 地を踏みしめた足の重みに負け、土が極小の防壁を築く。熱を持った躯体が地を焼く臭いが風に舞うも、その身体の持ち主は事もなく眼前に続く地平を睥睨していた。形ばかりの鼻腔をくすぐる煙も、鈍色の肌を撫でる空気も、彼の者に感慨を抱かせるには至らない。
 如何なる事象ですら、彼ら――ネクロンの心を小波立たせることは不可能といえる。久遠の刻の彼方、彼らが肉の体を捨てたとき、等しく魂をも失っているのだから。
 体内から迸るエネルギーが発する熱風を纏った人影……“選別者”コンラートは、未だ地の底で深い眠りに就く同胞へと呼びかける。
「我らが輝かしき領土は、愚昧なる劣等種族により穢されてしまった。この世は、再び我らによって平定されねばならぬ。“神を討ちし者”ラメデスよ、星の大海を再び我らが下に侍らすための剣となってもらおうぞ」
 そして彼は顔を上げ、空を見る。そこには、遥か高みを流れる雲を切り裂いて、幾多の“流星”が流れていた。
「人間族どもが嗅ぎ付けたようだな……。これ以上、我らの庭を土足で踏みにじられるわけにはいかぬ。目覚めの時までは、我らが時を稼ぐとしよう」
 墓を荒らす冒涜者の数は定かではないが、さりとて見過ごすわけにはいかない。彼は背後に控える麾下の戦士たちに名を下すと、自ら“不要物”の掃除をするため、進軍を開始した。


クルセイドという遊びかたをざっくりと説明すると、上記のような設定を作り、それに乗っかってバトルし、アーミーを成長させていこうという遊びです。基本的にはキャンペーン形式でやるものなので、一度のゲームでは決着が付かず、数ヵ月に渡って繰り返していくことになります。
なので経験値によってキャラクターやユニットが成長したり、逆に傷を負ってしまったりといった連続性があり、通常のプレイとは一味違う魅力を楽しめるのが魅力です。

自アーミーはネクロン。王朝は独自設定のアンタール王朝です。
溝の口クルセイドでは、惑星ベネディクトゥムを舞台に、休眠状態のネクロンの墳墓を巡った戦いが繰り広げられます。
この墳墓を破壊せんとする同盟と、守護せんとする同盟が存在し、プレイヤーはどちらかの同盟に属して戦う、といった内容になっています。

このアンタール王朝 戦闘領域ベネディクトゥム 回億録では、我がアンタール王朝がキャンペーンでどのように成長していくのかを綴っていきます。

折角のナラティブキャンペーンなので、ゲーム結果を反映したフレーバーテキストを添えて、ウォーハンマー40,000の世界に浸っていきたいところ。

アーミー編成

今回はコンバットパトロール規模なので、25パワー編成。
先に断っておきますが、自分はけっこうロール偏重の編成をするタイプなので、ユニットの強弱には固執していません。

まずはアーミーの顔となるネクロン・オーヴァーロード。そしてネクロン兵団の基盤となるネクロン・ウォーリアを10体。ネクロン兵団の先触れとなることも多いとのことで、カプノテック・スカラベを6体。そしてオーヴァーロードが奴隷階級ばかりしか伴わないこともなかろうということで、戦士階級のイモータルを10体で編成しました。

画像3

スカラベとイモータルが強かったこともあり、ゲーム的には問題なく戦えたかなと思いますが、フレーバー的にはウォーリア増やしてイモータルを減らすべきだったかなとも思ったり。まず第一にウォーリアの数が多くなければそれっぽくないので……。(もちろん王朝ごとに特色はあるので、これが絶対ではありません。あくまでも多くのネクロン兵団が用いる戦術としての基準であり、自兵団は割とその戦いを意識しているというだけ)

クルセイド中は一度編入したユニット内の人数を減らすことはできないので、ひとまずこのままイモータル10体編成のまま運用します。(一度除外して、同じものを入れ直すことはできるけど、稼いだ経験値とかもなくなってしまうので、あまり考えていません)

50パワー戦になったらもっと使えるユニットが増えるので、今からどうしようか楽しく悩み中。
オーヴァーロードが数度の戦いを経てどう考えるかをトレースして、編成に生かそうと思います。


第一次遭遇戦:集合艦隊ジュエルヘッド

画像1

 同胞の目覚めの兆しかと思われたエネルギー反応の調査に赴いたコンラートは、その予想が外れたことを知るとともに、予期せぬ出会いに不快感を露わにした。
 エネルギーの発信源は地上に露出した墳墓から流れ出る高純度クリスタルから発せられたものであり、それ自体はコンラートにとっても有用なものだ。問題は、そのエネルギーに惹き付けられてか、かのおぞましき怪物たち……ティラニッドと遭遇してしまったことだった。
 クリスタルの回収はもとより、我らの神聖なる庭を穢す害獣どもを見過ごすことはできぬ。己が意を麾下の戦士たちに告げ、数多のガウスウェポンがティラニッドを貫き、分子融解させていく。
 このまま苦も無く終わろう――そう考えるコンラートの予想はしかし、再び裏切られることとなる。
 突然の地響きとともに前方から土煙が吹き上がり姿を現したのは、天の光をも遮らんとするほどの巨体。奴隷戦士らを踏み潰しながら迫り来たティラニッドの指揮個体、トライゴン・プライムに、コンラートは一転して苦戦を強いられることとなった。携えたハイパーフェイズ・グレイブは易々と彼の獣の外殻を裂きはするものの、巨体がゆえの恐るべき耐久力の前に、ひとり、またひとりと麾下の戦士たちがその爪牙に斃れていく。やがてその爪はコンラートの装甲を貫くに至るが、彼もまた返す刃でトライゴンに大きな傷を与えていた。
「けだものに膝を屈するは忸怩なれど、我が意はすでに果たした」
 そう言い残し、炎のような揺らめきに身を包まれたコンラートは、霞と消えた。そして戦場に残されたのは、致命傷を受けたトライゴンと、それを取り囲む無数のイモータルの姿であった。


初戦はトライゴン・プライムが率いるティラニッド戦。
モンスターが持つ爆発的な破壊力によってネクロン・ウォリアーが蹴散らされるも、オーヴァーロードが奮戦し、負けはしたものの大ダメージを与えることに成功します。
その後、相手のジーンスティーラーを排除したイモータル部隊がトドメを刺すことに成功しました。

まぁこのゲーム、ミッション内容が「補給物資投下」だったので、勝敗はオブジェクトマーカーの占拠が重要なんですが、そちらも何とか確保できており、勝利することができました。

このゲームでイモータルが経験値を大量に稼ぎ、戦いの栄誉を獲得。
トライゴンを倒したということで「大物狩り」を取得しました。
加えてゲームの勝利により、王朝の二つ名も獲得。
ダイスでランダムに決めた結果、「玉座に着きし皇帝の断頭者」を得ます。


第二次遭遇戦:戦闘団アンゼルム

画像2

「奴隷戦士では、人間族の兵器には歯が立たぬか……」
黒い装甲服を纏った巨人……スペースマリーンによる突撃や、さらに巨大な人型の駆動人形による度重なる砲撃で、コンラートの軍勢の前線は崩壊を始めていた。
 聞けばかの巨人らは、人間族のなかでも精鋭だという。偉大なるネクロンティールの戦士たちとはいえ、策もなしに勝てる相手ではなさそうだ。
 しかし、今後の戦闘を継続するためにも、補給用の転送陣を築くことは急務であり、それには現在戦闘中のこの地を抑えることが望ましかった。
 戦場の中央を占領することが叶えば、勝利は大きく近づく。コンラートは精鋭のイモータル部隊を向かわせ、自身は右翼で奴隷兵士を釘付けにしている敵性大型兵器へと歩を進めた。
 前もって放ったおいたスカラベからの信号は途絶えており、奴隷戦士たちの駆動率も大きく低下している。余力がないことは明白だった。
 その実感はあれど、コンラートに焦りはない。むしろ粛々と、荒れ果てた大通りをひた進む。重要なのは橋頭保の確保だ。それは命を下したイモータルが仕事をすれば最低限の目的は達成できる。
「そのためには、“この駆動人形”を留め置かねばなるまいな」
見上げた彼の双眸に映ったのは、美麗さの欠片もない無骨な拳を振り上げるリデンプター・ドレッドノートの巨躯だった。

続く2戦目は、ブラックテンプラー戦。
さすがというべきか近接戦闘力が強く、スカラベの群れをバッサリと切り裂かれたのにはビックリ……。
今回もミッションは「補給物資投下」。最序盤は有利を取れていたのですがすぐに覆り、3つのオブジェクトマーカーのうち2つ取られている状況に。
しかし序盤でスカラベでマーカー占領の邪魔をできていたことと、中央のマーカーを占領しているユニットをイモータルが排除してくれたおかげで、ゲーム的には同値の引き分けとなりました。
まぁユニットは全滅したんですが……。

射撃ガン積みのリデンプターと射撃戦をしなければならなかった状況がよくなかったですね。ビークルなので白兵戦でロックしても射撃は止まりませんが、オーヴァーロードのような固いユニットであれば長時間耐えられたので、さっさとオーヴァーロードを当てに行けばよかったかなと。

反省点は移動を指定する順番。込み合った場所でイモータルを先に動かしてしまい、オーヴァーロードが自由に動けなくなってしまいました。結果、一番強いユニットなのに、戦闘に参加できるのが遅れるという……。


9版初ゲーム(&もともとゲーム経験はそんなに多くない)だけあって、全体的に通常の処理に精一杯で、ウォーロード能力や王朝の戦闘様式、策略などを忘れるシーンが多かったですね。その辺は次回に生かしたいところ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?