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正しいランニングフォームとは


はじめまして、長崎大学工学部4年の藤永晃世(ふじながこうせい)と申します。就職活動も終わり、現在は研究室、バイトとの両立をしながら日々走っています。

さて、さっそく本題に入りますが、今回は「ランニングフォーム」について書かせていただきます。
私は大学生になり、以前よりも考えながら練習をするようになりました。高校までは顧問の先生の指示のもと特に何も考えずに走っていたので、身体の成長や意識の向上を考えると大学では高校以上に伸びるだろうと思い込んでいました。
しかし期待していたほど走力は伸びず、長い間試行錯誤してきました、、、。
その理由の一つとして、「フォームに対する考え方を間違えていた」ことが挙げられます。
自分は効率重視な部分があるので、普段のジョグで自分の理想の選手のフォームを真似て走ってみて、自分にはまる感覚があればそれを取り入れる、簡単に言うとそんな感じで日々走ってきました。
今思えば、トップレベルの選手たちが、トップレベルの指導を受け、長い時間をかけて身につけたであろうフォームを、真似るだけで自分のものにできるはずもありません。
仮に完璧にコピーできたとしても、その2つのフォームの間には明確な違いがあると考えています。

それは、そのフォームが「無意識的なものか、意識的なものか」という違いです。

自分はずっと後者で、腕ふりや接地、かかとの引き付けなど常に意識しながら走っていたため、変に偏った部分に力が入りそれが怪我を誘発したり、各部位に意識が向いていたため上半身と下半身の連動がうまくいかずにブレてしまったりと、間違った方向に意識が向いていたなと後悔しています。
レース終盤では必ず腰が落ち、足も回らず、記録は一向に伸びませんでした。

高校時代を思い返すと、大事なレースではフォームのことなど考える余裕などなく、ただただ勝ちたい、自己ベストを出したい、などと考えていた時ほどいいタイムで走れていました。

ランニングフォームは意識して「変える」ものではなく、身体の適応の結果として「変わる」もの

↑これは今年GMOアスリーツを退部された東大出身のランナー、近藤秀一さんのnoteに書かれていた内容です。
実はこの投稿が、自分のフォームに対する考え方を見直し、真面目に「動きづくり」に取り組むようになったきっかけの記事です。
下のリンクから是非読んでみてください。↓

この記事を読んでから、走る前に必ず簡単な動きづくりを取り入れ、骨盤の前傾や姿勢、腸腰筋を使ったかかとの引き付けなど、走る動作の基本となる部分のみに意識を向けて練習するようになりました。動きづくりの重要性に大学四年生になってようやく気付き、なんて自分はバカなんだとつくづく思います。

現在は朝練の時もチームで動きづくりを行っていますが、真面目に動きづくりに取り組み始めてから明らかに変わったことが2つあります。
それは、「足の痛みが出にくくなった」ことと、「筋肉疲労による失速がなくなった」ことです。
以前は調子が上がってきて距離を増やしていくとすぐに、どこかしらに痛みが出て強度を落とさざるを得なくなることが多く、継続した練習があまりできていませんでした。しかし今は距離も強度も以前に比べ格段に増えているにもかかわらず継続して練習が積めています。

また筋肉疲労についてですが、私はレース終盤は必ず足が重くなり、5000mのラスト1㎞はどんなに頑張っても3分10秒はかかってしまうくらいでした。ですが最近はフォームも崩れにくくなり、終盤足が動かなくなるような感覚もなくなりました。上半身と下半身の連動も意識できるようになり、「走っている時の感覚」が全く別物に変わった感じがして効果に驚いています。
これらのことを地道に続けることで、無意識にそれ相応のフォームに変わっていく、ということなのでしょう。

かなり素人感丸出しの内容になりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

島原駅伝まで残り5か月を切っていますが、まだ伸びしろはあると信じて残りの期間精一杯頑張ります!

次は、今ジャパンツアーで日本にいる|松瀬光希《キリアン・ムバッペ》さんお願いします!



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