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ぼくがひきこもりから抜け出せた理由

僕は、2年間のニート&ひきこもり時代があります。

僕自身の性格としては、日頃周りから「明るい」「ポジティブ」「元気」「おおらか」と言ってもらえることが多いです。
しかし実は「自分はもっと出来るはず」と、ふとした瞬間に思ってしまう"僕"が奥深いところにいまして……。

そのためこう見えて?気持ちが落ちやすい側面も持っております(笑)

22才以降、累計すると2年間のひきこもり時期があります。

丸々1.5年間ひきこもっていた当時は長いな、って思ってました、自分でも。
どんだけ続くんだろ、このなんともない無力感というか
抜け出せない、やるせなさ。

あの頃は、
新たに人と会うってこと多分2,3人くらいだった気がします。

ことある度に、本当にそっとしておいてほしい、と思っていました。
でも誘ってもらったり、気にかけてくれていることは
すごくありがたいとも思っていた難しい時期でした。

あのときは、母が一番の会話相手でした。
父には「行ってら」「おかえり」とたまに野球の話をするくらいだった気がします。

それで結論なのですが
ぼくがひきこもりから抜けられた一番の理由は

「父と母が僕とちょうどよい距離感でいてくれた」からです。

たぶん二人とも、当時、ぼくに言いたいコトたくさんあったと思います。

アメリカの大学出たにもかかわらず
英語使わない飲食店に入社して、入社したと思ったら
インド行くって言って、急に行ったものの、急に帰国して
転職活動するって東京行ったら、なんか急に音沙汰なくなって
いきなり実家にこもる。

(すみません、飲食店さんに何の恨みもありません。あくまで、個人の当時の価値観の見解です。)

あの1.5年、図書館にたまに行ったり
すんげぇ朝かすんげぇ夜にクタクタになるまで走ったり
映画をGEOで借りてなんかヒントないかな、って見まくったりしていました。

それで、あるとき、ふと感じたんだと思います。

あかん、自分の中に答えなさすぎるわ。何がしたいかとかわからん!って。
だから、もういい加減、社会に出ないと何もはじまらんわ!!

しゃーないわ、なんももってないわ!また1からやろう!

こう自分で思えるまで、父と母はほぼ静観していてくれました。
ぼくが「あれ欲しい」「ここ行きたい」と言わない限りは
何も提案・アドバイスをしてこなかったです。

風呂掃除したら、ありがとう!って言ってくれたのが
何かめっちゃ刺さったんですよね~

こんな状態の自分だったのに
いろいろフェアにしてくれたのがすごく嬉しかったです。

ホント感謝しています!!!

両親が自然とそれをしてくれたのか
意識的にやってくれたのかはわかりませんが
いい感じにほっておいてもらえて、かまってももらえたのです。

改めて、本当に感謝しています。ありがとう、と帰省したら伝えようと思います。

文章で記載すると
あっという間の出来事に見えるのですが、当時はすごく長く感じていましたし、葛藤やもどかしさをどのようにぶつけたらいいのか、分からない状態でした。

あの時の感覚を忘れずにしたいと思っています。
あの時感じていたものは、僕にとって行動の原点だと思っています。

あの時からおよそ10年。
とりまく環境も、時代も、色々変わったけど
この10年で経験してきたこと、出来るようになったことを
何かの形で社会に還元していけたらと強く思っています。

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