ひきこもりに対してのイメージと実態
こんにちは。久しぶりにnoteを書いた記事が比較的いいねを頂けたのですごく嬉しかったです。自身の経験をもとに「ひきこもり」に関する記事を書いていこうと思います。
みなさんは、ひきこもりに対するイメージをどうお持ちですか?
あたまのなかで映像にするとだいたい
「頭ボサボサで、ちょっと太った男性がPCに向かってゲームをしている」
これが世にあるひきこもりへのイメージだと思います。8割がたはこのイメージを持っているとぼくは思います。もちろんそういう方もいらっしゃると思いますが、このイメージは良くないです。何がいけないかというと、
親までこれを持っているから、です。
つまりネガティブ要素が大きすぎるのです。
実態はもっと普通です。もっというと、健康的な方だっています。
ゲームなんて、「やることないから、ただやっている」方がほとんどだと思います。
10年前ですが、ぼくがひきこもっていた時の一日のスケジュールを参考までに記載します。
ぼくのひきこもりスケジュール
7:00 起床 僕の場合、父がだいたいこの時間に会社に出ていっていたので頃合いをみつけて僕の気持ちが良ければ玄関まで行って「行ってら」だけ言ってリビングへ移動。気持ちが乗らなければ父が家を出ていってから自分の部屋から出る。
8:00 母と一緒に朝ドラみる。当時は梅ちゃん先生とかだった気もします。 その後はリビングの掃除をして自分の部屋にこもる。
午前中 天気が良ければ近くの図書館へチャリで出かける。(当時ぼくは伊坂幸太郎にハマっていました。)
昼 母が作ってくれたランチを「笑っていいとも!」見ながらひとりで食べる
午後 部屋にこもる 別に何をするわけでもない。ただベッドに横になりながらなにしようかな。金ないしな。ここ田舎だしな。は~友達の〇〇君は何しているのかな。とか適当なことに思いを馳せながら時間が過ぎる。
夕方 昼寝していたら起きる
母から風呂掃除を頼まれるのでしぶしぶやる
夜 母と二人で晩御飯。気分が乗ればお皿を洗う。
先に風呂に入り、ひとり部屋にまたこもる。
別にやることはない。借りてきたDVDの続きでも観たり、
SNSをチラ見したり、来もしないメールをチェックしたりする。
ここから長かったりします。僕の場合は色々と葛藤と闘いながら~就寝
どうですか?!
ぼくは平日、父とは「行ってら」
母とは「コーヒーもらうよ」「いただきます」「ごちそうさまでした」「風呂掃除しておいたよ」「おやすみ」くらいの言葉しか交わしません。
あとは、興味のない本読んだり、時間を潰すために映画やドラマみたり、とりあえずPC触ってみたりなどしたりだけです。母の手料理を3食しっかり頂けるので健康的ですし、僕の場合は図書館に週一くらいで行っていたのでそれなりに身なりは整えていました。
つまり、普通なんです。というか、なんなら人より真面目かと思います。
働いてもいないくせに「真面目」とか使うのはなんだか微妙な気もしますが、性格的にクソがつくほど「真面目」なのです。でも、その真面目が功を奏することはなく、むしろ余計に自分を追い詰めたりします。
だからそんなクソ真面目な自分に反抗するために、たまにめっちゃゲームしたり、映画見続けたり、夜更かししたりするのです。
いつも、誰も知らないところで、小さな戦いをしていました。
周りからすると「は?なんの意味があるの?」と思われるくらいの意味しかもたない心の中での葛藤を。
僕はたまたま家族がいい距離感で居てくれたおかげで自分のニーズを少しずつ家族に言えるようになっていきました。
こうなれるまでの時間は人それぞれかと思います。
そこを家族や周りは見守ってほしいですし、ちょうどよく構っても欲しいのです。(笑)
むずかしいやつなんです。すみません!
ぼくはひきこもりの経験者として、当事者ももちろん、ご家族のサポートもしたいと思っています。
ひきこもりは、ホント、人生においてそういう状態の期間であるだけ、だと思っています。そこへの対応の仕方を間違わなければ当人も比較的早く出てこれますし、周りの家族もハッピーな時間を過ごせると思っています。
自分が経験してきたこと、出来ることをこれから少しずつやっていこうと思っています。
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