見出し画像

【Radio】ジャングルとか荒野とか。【『くにまるジャパン極』】

こんにちは!
本日も日課の〈尾藤イサオサーチ〉に余念がありません、ながおかです。

ああ、全国でどれほど多くのおじさま(※年齢と性別は推定、というか偏見?)が、
〈すこし甘めの缶コーヒー〉の画像と共に
『微糖…イサオ。』
というtweetをインターネットの大海へと送り出していることか。
その実態は、note界隈の皆さんをも震撼させるにちがいありません。

平均して、おおよそ、一日に一件以上は、見かけます。
『微糖…イサオ。』、とか、それに類似したtweetを。

一日一件くらいだったら、たいしたことないじゃん、と思うむきもおありかもしれません。
だけど!ですよ!
この〈一件〉というのは、
すこし甘めの缶コーヒーを購入した際に、わざわざ写真を撮って、コメントをつけて、twitterにあげる、という手間をかけるおじさまが、一日平均おひとりはいらっしゃる、ということなのです。
ということは!ですよ!
すこし甘めの缶コーヒーを摂取する際に、わざわざ写真を撮るまでには至らないけれど、とりあえず目についた部下や後輩に、『微糖…イサオ。…えへへ。』、とか、それに類似した何かを口にするおじさまは、その何十倍、ひょっとしたら何百倍もいらっしゃるはずなのです。
さらに言えば、すこし甘めの缶コーヒーを手にした際に、キャラクタ的に口にするところまではいかないけれど、『微糖…イサオ。…なんつって。』的なことを、シャイなこころの内側に想起されるおじさまは、その何千倍、いやさ何万倍単位でおられるのではないかと推測されるではありませんか。

ていうか!
こうなってくるともう、この〈おじさま〉というカテゴライズには、年齢も性別もほとんど関係ないのではないでしょうか。
そのにんげんが、実際には小学生男子であろうと、ハタチのぴちぴちおじょうさんであろうと、よし初老の品のよいマダムであろうとも、
すこし甘めの缶コーヒーを視界に入れた際に、『微糖…イサオ。…ふふ』的な何かが心のうちに去来したならばその人物は、その瞬間、かぎりなく、はてしなく、概念としての〈おじさま〉に近づいている!と言うことができるのではないでしょうか!!!!
おもわずエクスクラメーションをムダ打ちしてしまうほどに!!!!!

その、かぞえきれない〈おじさま〉たちのこころに、
あまたの
『微糖…イサオ。』
的なダジャレを去来させた〈微糖のBOSS缶〉だけでも、イカダを組んで大海に漕ぎ出すにじゅうぶんな物量であろうよ、と、私は思うのです。
微糖缶で出来た黄金のイカダです。それも、一艘二艘じゃありません。けっこうな大船団です。微糖のイサオの大船団です。まさにおおぶねにのったきもちです。


…そろそろ、「このひとはいったい何が言いたいんだろうか」と思ってらっしゃるでしょうか。それとも「なんとなくなれっこ」になってらっしゃるでしょうか。ていうかここまで読み進めてる段階で自分はかなり懐が深いタイプのにんげんであるなと、あなたは気づいてらっしゃるでしょうか。 だいぶ寛容よ! ほめられてしかるべきよ!

■(さておき、)
このひとは、いったい何が言いたかったのかと、いうと。

前回、ゲストの尾藤イサオのもりだくさんトークが、《 終 わ ら な い 。》という世にもてんさい的な事情で、「次回につづく。」となった文化放送のてんさいラジオ番組「くにまるジャパン極」の、
その〈次回〉が、はやくもこの4月1日に放送されたわけなんです。

で!
そのオープニングで、尾藤イサオがね、くにまるさんたちに、お土産を渡したんですよ。
前回は、感染予防とひっかけてマスク…メロン、だったのですが、今回は。

『缶コーヒーを持って来ました。…微糖です。』

そうです。
そうだったんです。

このダジャレは、もはやオフィシャルな何かなのです。
おじさま界の、スタンダードなご挨拶なのです。
おじさま界のカリスマ、おじさま界のレジェンド、おじさまの中のおじさま・尾藤イサオ公認の微糖イサオだったのです。


…なんて、言ってる場合ではないのでした。

わたしはいま、くにまるジャパンのくにまるさんのてんさいっぷりにガクガクとうちふるえているので、なんかこう、順序正しく編年体でできごとを綴ることができないのです。ノットクロニクルなのです。
なので、くだんのラジオ番組の、さいごのほうで起きたことをいきなり書きます。

あのね、尾藤イサオが、生歌を披露したのです。
それだけでもう、てんさい的に嬉しいことこのうえないのですが、
さらにその選曲(リクエスト)をしたのがくにまるさんで、
それがね! そのチョイスがね!

※ 『ワーク・ソング』!だったんですよ!

 あの、あれです。
 〈まずしさとひもじさ〉から、罪を犯した青年が、
 〈五年もの重労働〉を課されて、
  だいすきな〈あの子〉と
 〈そよかぜの吹く野辺の木陰で寝たいよ〉
 と夢みながらも、
 〈鎖につながれて、一日働く〉、あれです。
 〈ちょっとそこどけ、ぶち割るぞ、でっかいその岩〉
 〈さあどけ〉〈さあどけ〉
 〈まだシャバにゃ帰れない〉
 の、あれです。

平日午前中のラジオの生放送で歌ってもらう歌として、
『ワーク・ソング』を選ぶって、なにごと??
くにまるさんの選曲センス、激渋です。
てんさいでしかありえない。

■(と、いうわけで!)
〈現!尾藤イサオ〉の歌う、生!『ワーク・ソング』が!
わたくしの手元のスマホから、ほぼほぼリアルタイム(※radikoごしなので数分の時差がある。)で流れてくるという、極個人的驚天動地(※およそ一畳分だけ天地が鳴動するかんじと思われる。)の展開になったわけです。

え、ていうか、え、
どうしよう、カッコイイんですけど、
途中バックがリズムだけになって、
ただただ尾藤の声だけが歌の世界のぜんぶを表現しだすところとか、
録音版とはアレンジを変えてメロディに絢をつけてるところとか、
聞いてて肌がさわさわするくらいカッコよかったんですけど、

これだいじょうぶなやつですか、
聞いてだいじょうぶなやつですか、
だいじょぶなほうの魔法ですか、
取り締まられたりしませんか、
公安とかマルサとか来ませんか、

※ ほんとにこれ、ラジオで聞いてもいいやつですか!???

■(おちつけ。)

…あの、もちろんうちのWalkmanくんは尾藤に特化して有能なので、
『ワーク・ソング』もほぼほぼ毎日聞かせてくれているんですけれど、
その二十代前半時の音源と、遜色ないというか、
いやちがうな、比べてどうとかじゃないんだよな、

そのひとはいま、七十七歳の歌い手なのだけれど、
若いころと“変わってない”が、ほめ言葉にならない地平にいる。
変わってるの。
それはもう、もちろんのこと、変わってるの、だって五十年からの歳月が流れてる、
うたにも、ひとにも。

二十代のはじめころの尾藤が歌ってるオリジナル録音版の、
声量とか、勢いとか、伸びやかさ、も、もちろん好きだ。
永遠に好きだ。
だけどたとえば、オリジナル録音と、くにまるジャパンバージョンを並べて、
〈どちらが色っぽいと思いますか?〉
と、訊かれたら、私は、まよわず、

《 現 在! 》

と即答するだろうと、おもう。
そういうふうに、変わってる。
流れただけの歳月を、取り込んで、〈いまの自分の〉歌にする。
「THE夜もヒッパレ」のころ、若いアーティストたちの曲を歌っても、〈まるで自分の歌みたい〉と言われていた尾藤イサオは、

自分が若かったときの曲もまるで、
〈尾藤イサオの歌みたい〉に、してしまう、in 2021。

■(ふう。)
ちょっとおちつきました。

トーク部分もあいかわらず超絶悩殺にかわいかったんですけれども、
アホほど長くなってきたので、詳しくは語りますまい。

あ、でもね、

■リスナーさんからのリクエストで、「自宅に入った泥棒をとりおさえた話」をしてるときの尾藤がめちゃめちゃ楽しそうで、聞いててハッピーきわまりなかった!

っていうことと、それから、

■くにまるさんが『あしたのジョー』を替え歌で口ずさんだところ、「それは『タイガーマスク』(のメロディ)だ!」と番組twitter上でリスナーがザワついた件!
…で、黙って聞いていてくれた尾藤は優しいね、って話になったのだけれど、

その間違いが発覚するちょっと前に、〈力石追悼でボクサーに殴られた話〉を語ってた尾藤が、仮設のリングについて、『そこにジャングルを建てましてね…』という表現を用いたのを、私は聞いた。
だからたぶん、尾藤も、くにまるさんが歌ったとき、「それはタイガーマスクだな。」ておもったんだとおもうの。

だって、
白いマットの〈ジャングル〉はタイガーマスクだもの。
ジョーのオイラがほしいのは〈荒野〉だもの。
似て非なるもの。
いや、そんな似てもないか。

■(で。)
そんなこんながありまして、の、尾藤イサオのもりだくさんトーク極(2回目)、

※ や っ ぱ り 終 わ ら な か っ た 。

アンド、くにまるさんは、もはやまちがいなくてんさいなので、
すでに連続のコーナーかのように、「ではまた次回!」と言ったのだった。

というわけで、
なんか、ほんと、誰に対してということもなくなんとなく申し訳ないのですが、
わたくしの〈ビ活/くにまるジャパン極バージョン〉も、
いやもおうもなく、次回につづくことになるのでした。

そう、試されているのは、あなたの忍耐力なのかもしれません。
…やれやれだぜ。

→ → → To be continue ! → → →









(  タイガーの写真の  ↓  )
<a href="https://pixabay.com/photos/?utm_source=link-attribution&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=image&amp;utm_content=1149535">Free-Photos</a>による<a href="https://pixabay.com/ja/?utm_source=link-attribution&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=image&amp;utm_content=1149535">Pixabay</a>からの画像


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?