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【EVENT】あのねさすがに長いので、ほんとうにお暇な方だけおつきあいください、の回です。【AUTUMNコンサート】

こんにちは、先月ね、ひっさしぶりに、尾藤イサオ(すきぴ♡)の歌声を生で聞けまして!今ならどこまでも駆けてゆけそうな気がする!!的なかんちがいをほしいままにしておりますよ、ながおかです。

■(こうふんしているのでもう本題。)
去る11月22日、尾藤イサオ(きゃわ!)78歳のお誕生日!!
 の、前日の21日、新宿KENTO'Sさんにて、永遠のひまわり娘こと伊藤咲子さんと、長生きするロックンローラー(って自分で言ってる)尾藤イサオ(きゃっわきゃわ!)の『AUTUMNコンサート』がババンと開催されたわけです!!

えー、このライブの存在を知った瞬間、ふだん空気を吸ってはくときに発動するくらいのナチュラルさをもってチケットの手配をしていたわたくしですが、
さて飛行機や宿をとりましょう、という段になりまして、会場の詳細を調べましたらば、

こ、これは…、まさに…、
〈JR新宿駅の東口を出たら…〉
じゃありませんか!〈そこは私の庭〉、《大遊戯場歌舞伎町》界隈ではありませんか!
いやいやいや、まったくわたしの庭ではありませんよ、歌舞伎町どころかどこの村の女王でもありませんよ。
えっこのへんって、椎名林檎さんみたいなオシャレ貴族が闊歩するための街じゃないんでしょうか、わたくしのような平民が、っていうか道民が、足を踏み入れてもだいじょぶなところですかこれ…?

→結果、
(ぜんぜんこわいところではありませんでしたが、)
ただもうほんとに、にんげんがいっぱいいた。なんだかね、葉っぱのお金をにぎりしめて人里におりてきた子狸のような気持ちになりましたよ。
にんげん…いっぱいいたよ…?(←道産狸化現象。)

■(さておき、)
あぁああ、もう、ほんとに至福の空間&時間でございました、『AUTUMNコンサート』!!

昼の部と夜の部、りょうほう行っちゃいましたよ。ほら、北国からはるばる出てゆきますのでね…ついつい欲ばってしまいますよね…。
いや、でもね、

※ 毎 日 や っ て た ら 毎 日 ゆ く よ 。

って確信できるほど、幸せしか詰まっていないライブでした。きゅんしかなかった。

■(なんたって。)
ちょうカッコイイあの名曲『涙のギター』を歌いながらのご登場ですよ!!
わー、わたし、『涙のギター』生で聴いたの初めてかもしんない。おなじ失恋ソングとして、どうしても大ヒットした『悲しき願い』のかげに隠れてしまいがちなんですけどもね、

※ 女 の 影 を 背 に 受 け 流 れ ゆ く 。

とかっていう『涙のギター』スタイルの恋の破れ方も、相当いいぞ!だってさすらっちゃうんだぞ!
勝手ながら、この曲は菅田将暉さん(ご結婚おめでとうございます!)がカバーして主演ドラマの主題歌とかにしたら激ハマりなんじゃないかとつねづねおもっておりますよ。ちょっとこう、身をもち崩した感じの青年が、お嬢様ぽい清純系統の女子と恋に落ちたりなんかして、いろんな誤解やヤな奴や殺人事件なんかが絡んできて引き裂かれそうになったあげくに、歌とはちがってハッピーエンドを迎えると良いと思いますよ。いかん横道にそれすぎている。

■(ライブの話に戻りましょう。)
涙のギターで颯爽と登場ののち、挨拶のようなフリートークのようなのがありまして。…その間、伊藤咲子さんに甘やかされるままに、思う存分ダジャレを披露しまくる尾藤イサオ(77歳最後の日)。

いつも言ってるお約束のダジャレさんなんかはね(あえて内容は記しますまい)、咲子さんがネタを振りだしたあたりからもう客席がくすくす笑いに包まれてちゃってね。バレてることに気づいたお二人もなんとなくニヤニヤしながらネタをやるという、あんたらベテラン漫才コンビか!みたいな掛け合いになっちゃってましたが、そのゆるゆるな空気感含め、すっっごく楽しかった。
てゆうか、エスパータイプの尾藤ファンポケモン、私だけじゃなかったよ!!(歓喜!)

しかるのち、二曲デュエットされまして。えっと、一晩限りのライブだからセトリ上げてもいいよね?
…といいつつ一曲めは英語のうただったので(絶対聞いたことあるやつなんだけど)曲名がわかりません(←へなちょこ)が、とにかくたいへんにカッコよかったことはほんとうだ!!!

二曲目は、「誰もいない海」。
あ、これはね♪今は~もう秋~♪てゆうほうの歌ですよ。トワエモアさんのね、海に約束したから、つらくても死なないわ、っていう、しっとりとけなげなほうのやつですよ。
タイトルから耳に入っちゃうと、♪だ~れもいない海~♪って歌いだしたくなりますけれどもね、ふたりの愛を確かめたくてあなたの腕をすりぬけるその歌は、『17才』ですからね!…って聞いて思い浮かべたのが南沙織さんか森高千里さんかぜんぜんピンと来ないかで、おおよその年代が特定できますね、別に特定する必要もないですけれどもね。
あぁあ、また不必要に長くなってる。どんな分量の記事にする気なのか!!!
いやでもね、しっとり系の歌ですよってことはぜひぜひ言っておきたかったの。だってさ、尾藤イサオって、わりとガツンとパンチのきいてるやつ、もしくはロックロックした英語のやつ、を歌ってるイメージが強いと思うんですよね、だけども、あのね、

※ し っ と り も 、 で き る か ら !

てゆうかしっとり、激カッコイイから!!!! もうほんと、あのしっとりさえあれば、ヒアルロン酸とかぜんぜん要らないから、聴いてるだけでお肌とかツッヤツヤになるから!!!!(※イメージです。)

■で、もちろん、
鉄板中の鉄板、『悲しき願い』も歌いますよね。鉄板中の鉄板にイケてますよね。最初のバージョンが1964年の発売だから、かれこれ……かれこれ、半世紀弱!に渡ってイケつづけているお歌と尾藤なわけですよね。って書くのは簡単だけど、ほんとすげぇな。すげぇよあのひと!!!すげぇのよ!!!!

…ああ、わたくしとしたことが、お召し物に言及するのを忘れておりました。
このステージの前半は、シルバーのジャケット(衿の折り返しの上半分だけがブラックになってる♡)の中に、あの!
私がだいっすきな、《スカルT》をお召しでございました。黒地にラメでスカル模様が入っている、あの、ものっすごく似合うTシャツ……生で見ちゃった…しかもすごい近くで…。
に、ボトムは黒、すそがつぼまってる感じでかわいいデザイン。アンド、白黒の革靴、あれはなんて言うんだろう、ロック男子の足元に必須ぽい、ウイングチップのアレですよ。カッコイイよね!

■そのあと、
ピアノの生伴奏が入ったんですけれどもその弾き手がね、

★昼の回…歌手協会の歌謡祭でいつもお見かけするあの方!鳴海周平さん!
いつ見てもほんとうに楽しそうに弾いてて、素敵だなあと思っていた方だったのでとても嬉しかったのです。
ちなみに夜の回に入るとき受付ですれちがったのですけれども、突然の遭遇にまごまごする狸のお客(※わたくし。)に、にっこり微笑み、無言&しぐさで(!)、〈どうぞおはいりください〉的なことをしてくださって、心臓止まるかと思うほどジェントリーだったのよ。

※ ピ ア ニ ス ト ≒ 存 在 自 体 が イ ケ メ ン 説

浮上中。

★夜の回…ななんと合田道人さん! 伊藤咲子さんの事務所(ミュージックオフィス合田)の社長さんとしてご登場&ピアノ演奏されたわけですが、わたくし的にはあれです、
歌手協会の歌謡祭の司会のお兄さん!!
歌も歌って司会も作曲もして、社長さんでプロモーターでピアニストで作家でもある、って、どんだけ多才なんだ!

…ていう、すごいメンツの生ピアノで生尾藤が歌った生歌がこれまた!!
だいだいだい好き!な二曲なんでした。たぶん天国って、あのbarの名前です。新宿KENTO'Sのことです。

With生ピアノ、一曲は、
ふふふふ、〈みんなのうた〉でおなじみ、『赤鬼と青鬼のタンゴ』! これ、生演奏ならではだな~と思ったんですが、鳴海さんと合田さんでだいぶテンポが違ったんですよ!
昼の鳴海さんバージョンは、明るくアップテンポな感じ、〈みんなのうた〉に近いタイプの元気なつのつので、
夜の合田さんバージョンは、けっこうゆっくりめ、より童謡っぽいような、それでいてラストはちょっとジャジーな要素もあるような、しっとりめのつのつのでございました。
一粒で二度美味しい、っていうか、

※ ひ と つ の で 二 度 美 味 し い 。

もう明らかに言ってみたかっただけ。こうふんのあまり記事がカオス。

そしてそして、もう一曲は、
個人的に最旬、尾藤イサオによる『マイウェイ』!!
会場の雰囲気との兼ね合いもあるんだろうかしら、それともピアノの影響かしらね、テレビで見た歌謡祭バージョンに増して、かぎりなーく甘い(!)歌い方でしたのですよ、出だしなんてもう、囁くみたいな感じで入ってね、
や、待って待って、その声で囁かれたら、

※ 死 人 が 出 る から 。 私 だ け ど 。

そしてあいわらず「あなたも見てきた…」のくだりで涙ぐむ、不審きわまりないファン(※瀕死)が場内に一人いました。なんであのタイミングで涙でんのかなー。他のフレーズもずっとカッコイイのになー。(←知らんがな。)

で、ここで伊藤咲子さんのお歌にバトンタッチ。
…すみません、咲子さんのお歌ももちろんものすごーく良かったのだけれど、そちらまで語りだすとほんとにネバーエンディング記事になっちゃうので、今回は尾藤関連のことだけ書きます!

■お召し替えの上、再尾藤イン!
尾藤ベーシック(と私が勝手に呼んでいる)・黒の革ジャン!イェイ。中はさっきとは違う黒Tで、ボトムは…ボトムは…

※がっつりダメージジーンズ!

でございました。ダメージ〈っぽい〉やつじゃないよ、ほんとにダメージ入ってて、中のおみあしがところどころ見えちゃってるやつよ!

※ 誰 を 悩 殺 す る 気 な の か 。

言っておきますが、私だけじゃないですからね!もっと激コアなお姉さまファンがたっくさんいる空間ですからね!!だからって私が悩殺されなかったかと言えばそういうわけではないですけれどもね!!!
あと赤のスニーカーもやんちゃぽくて激きゃわでしたね。

■そんな激きゃわ状態にお着換えのうえ、
再度インして、まずはじめに歌ったのが、
わぁい、この夏までレア中のレアだった、『モスラメタル』!でしたよ!!
イントロ流れた瞬間、自分の口から変な声が(「きゃあ」と「ひゅう」の間みたいな歓びの声だよ。)出て恥ずかしかったです。めっちゃカッコイイ。めっちゃカッコイイよ『モスラメタル』!!
アニソンフェスのためにせっかく練習したからもっかい歌っとこうってことなのかな。それとも久々に歌ったらやっぱりカッコよかったから気に入っちゃったのかな。どっちでもいいやめっちゃカッコイイから!!!
あとね、2ステ見たものの特権として、
〈昼の回で歌詞をまちがえた自分を、夜の回でネタにして笑いをとる尾藤イサオ〉
を堪能することができて大満足です。回収が早い。

それからね、それからね、
『モスラメタル』から続けて、こちらも鉄板オブ鉄板『あしたのジョー』を歌ったのですけれども、
二曲終わってからまとめて曲紹介しようとして「……ジョーの前に歌ったのはなんだったかな?」て、曲名をど忘れする尾藤イサオ(77才最後の日。)!…にはもういかんともしがたいキュートみしかなかったので、
とりあえず客席から「モスラメタルー!」と、叫ぶまでゆかない中くらいの声(※中途半端な感染防止の気づかい例)でお伝えしておきました。
そしてこれは自慢ですが!(←ぬけぬけと)ほかのお客さんたちは「モスラ!」とか「モスラのうた!」くらいにおっしゃっていた(※明らかにAJFと客層がカブっていない。)ので、正しい曲名をお伝えできたのはわたくしだけです!自慢です!!
そして、そのあと尾藤イサオ(77才最後の日。)が「そうか、モスラメタルだったか…」とお呟きになったので、不肖ながおか、超うきあしだちましたよ。それはもう、フルネームで呼び捨てしといて後半おかしな敬語になるほどうきあしだちましたよ。

※ 届  い た !

モスラメタルカッコイイのきもち(with中途半端な気遣い)、届いたよ!!

■からの、
たたみかけるような「エルビスメドレー」!
今回はアーリーエルビスからセレクト、とゆってました。私ね、エルビス歌ってる尾藤を見ると、いつもいつもね、

※ああ、このひと、ほんとうにエルビスが好きなんだな。

というきもちになります。
そしてまた、そのように、

※ほんとうにエルビスが大好きな尾藤イサオが、ほんとうにほんとうに好きだな。というきもちにもなります。

どうしていつまでも少年のようなんだ。
どういうことなんだ。どういう生き物なんだあれは。管轄はどこですか。責任者はだれですか。ていうかなんていうかほんとうに、

※ 好 き だ … 。

■(そしてラストに、)
ふたたび咲子さんとデュエットで、「ロンリーチャップリン」(!萌え死ぬぞ!?)と、「美女と野獣」(!!!)を。
咲子さんの〈美女〉具合に異論はありませんが、あなた、〈野獣〉て。〈野獣〉て。

そんなきゃわいい野獣がいたら、全米の全ベルが「や、王子には戻らんといてください!」て言うでしょうよ。ん、ベルってアメリカ人?イギリス人???全米?全英? まあいいか。
とにかく、その日わたしは、

※世界一キラッキラの野獣をまのあたりにしました。

ていうか、あの声で「美女と野獣」歌うの反則だとおもう。カッコよすぎて反則だとおもう。何のルールに違反しているのかはよくわからないけれども、とにかくなんらかの反則だとおもう。あいのとびらー。


そんなこんなで、もう半月くらい経つのですが、まだふわっふわに幸せです。
尾藤イサオの歌って、生で聴くと、なんてゆうんでしょう、自分の身体に流れている〈血液の質が変わる〉かんじに、ドキドキしてシュワシュワする。ので、たぶん、人体において血液がぜんぶのぜんぶ入れ替わる時間くらいまでは、このままふわふわシュワシュワしているんだと思う。

…ていうか、この記事、いくらなんでも長すぎるよね。二回に分けるとかしたほうが良かったよね。でももう書いてしまったからあげちゃおうね。

最後まで読んでくれちゃった(…お暇なのですね?無理してませんね?)親切なあなたに、お礼と言ってはなんですが、ひとつだけ、この世の真実をお教えしましょう。
あのね、

※ 生 尾 藤 イ サ オ は 、 カ ッ コ イ イ ぞ 。

しかも、すんごく。


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