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【歌番組】尾藤道(bito way)【日本歌手協会歌の祭典2021】

朗報です!
主にわたくしに対して朗報です!

尾藤イサオ(マイラヴ。)が歌う『サラマンドラ』! わが初恋のドラゴン『サラマンドラ』!…が、「みんなのうた」に帰って来ますよ!
あの、ほら、過去の名作をリバイバル放映しちゃうね的なシリーズで。カップリングは忌野清志郎さんで。
どうしたどうした、ロックみ強すぎるだろ、10月のNHK!(ありがとう!)

あのね、ほんとうに、ほんとうにイイ歌でイイ声でイイ尾藤なので、NHKを受信できる方はもれなく聴いてほしい。一曲で、過去に払った受信料ぜんぶのモトがとれるはずさ!
(※あくまで個人の使用感であり、番組の効能を保証するものではありません。)

とりいそぎ、初回の放送は、10月1日の4:35から…ん? 4:35?だと? あ、やっぱりそうだ、朝の、4:35から、NHK総合でお送りいたします! 
けっしてけっして早朝向けのさわやかな歌ではございませんけれども(←正直。)、ものっすごい名曲ですので、夜型の方は(私もか…)録画してぜひ!

ていうか、4:35に「みんなのうた」を見ている「みんな」ってどの「みんな」だろう。夜明け前のちょっとアンニュイな、かつてはちいさかったけどいまはおおきくなってしまったわ、な、おともだち向けなのね、きっと。

■(本題本題。)
9月2日にBSテレ東で、
『日本歌手協会歌の祭典2021』
が放送されたのです、が!
例によって、(主に尾藤のぶぶんを)くりかえしくりかえし見ているうちに、けっこう時間が経ってしまっていたわけですがそんなタイムラグはいっこうに気にせずのびのびと語ります。だってすっごくカッコイイんだ!


歌手協会、ときて、尾藤イサオ、ときたら、『あしたのジョー』だな!とピンと来たあなたは、かなりの尾藤通ですね、もしくはわりと前から ながおか をフォローしてくださってる方ですねいつもうるさくしてさーせん。

ところが、からのどっこい、なんですよ!

今回の祭典ではね、尾藤イサオはいつもの革ジャンとジーパンを脱ぎ捨てて(※比喩です脱いでません)、
ななななんと、ブラックフォーマル(!)に身をつつみ、かの名曲『マイウェイ』を超カッコよく歌いあげたのです好きですすごく好きですどうしよう。

■(落ち着け。)
ああいう際の衣装って、誰が決めるの? 主催者?衣装さん?それとも本人サイドなの??
誰でもいいや、あの日、尾藤イサオにあの服装をさせてくれたひとを讃えます、どこのどなたか存じませんが、あの服を選んだどなたかが、

永 遠 に 幸 せ で あ り ま す よ う に 。

いやはや、あのね、もちろんいつもの、ロックみ全開のちょいワル衣装ありきの話ではあるんですけれどもね、
ふだん革ジャンとかTシャツとかジャージとか着てる(超カッコイイ♡)尾藤イサオがですね、
ジャケットとか、スーツとかのね、わりときれいめの格好をするだけで、そのギャップに萌えっ萌えになれるわたくしにとって!

〈きれいめ〉の〈め〉すら外れたフォーマル尾藤の存在は、
もう、萌えの段階も通り越した高みにあるわけですよ、萌えすら爆風でひっくり返りそうなスキ加減なんですよ、萌えがひっくり返ったらそれはもうエモなんですよ、
要するにアレだ、尾藤イサオのブラックフォーマルスタイルは、

※ 超 エ モ い 。


ウイングカラー!蝶ネクタイ!からの、来ましたサッシュベルト!
あのちょっとピカピカした生地…メンズフォーマルのお腹にシュシュっと光るあの布…存在自体が晴れがましい装身具…それがサッシュベルト!

あとねあとね、カフスが黒なの超オシャレ!とおもいました。
メンズのドレスシャツでは珍しくない仕様なのかもしれないけど、白のシャツには白ボタン、という先入観があったためか、袖口にピカリと輝く差し色ブラック!が、めっちゃ素敵に見えたのです。
ていうかめっちゃ素敵だったのです。だって尾藤なんだもん。着てるの尾藤イサオなんだもん。中身がイイからタイもカフスも素敵さ倍増さ!!!

■(ことほどさように)
超絶イカしたおじさまが、ステージの上手側から出ていらしてね、中央について、客席に向き直って、
向き直って、、

聞いてよ!あのひと!!あの尾藤!!!

※右足のつま先を、左足の後ろで、トン、てした。

えぇえ、かわいい。
まだ歌いだしてもないのに、カッコイイからカワイイへの息つく間もないコンビネーションプレイ!
…ていうか足のトン、あの足のトン、私の文章力で伝わっていますか。あの、ご挨拶がわりの足のトン…。

※ き ゃ わ か よ 。

ああもう、あんなカワイイ生き物の存在を許すなんて天界はどうなっているのでしょう、ちょっと規制が甘すぎるんじゃないかしら。エモすぎて死人が出るのじゃないかしら。
ていうかその場合いちばん最初の犠牲者たぶん私だな。まあいいか、数多ある死に方の中でおそらく一番本望なやつ。

【萌え死。】

言うてる場合か。

■(そのカワイ&カッコイイ生き物がですよ)
要所要所で客席にピンポイントで微笑みかけながら(あそこに座ってたらほんとに死んでたかもしれぬ、危うし。)、
『マイウェイ』を、
…『マイウェイ』を!
超絶しっとり、でありつつ、ときどきロック風味オン、で歌いあげちゃうわけなんですけれども!

この『マイウェイ』がね、
そう、あの『マイウェイ』ではあるんですけれども、
おそらく日本の視聴者がいちばんはじめに思い浮かべるであろうその『マイウェイ』ではないのですよ。
いま船出が近づくアレではないのですよ。
訳詞が違うバージョンなのですよ。

■(で、その詞がね!)
うわぁああ、ちょっと待ってよ、油断すると涙でるやつだよこれ。

『マイウェイ』ってね、
船出バージョンではだいぶんソフトに訳されているので、ふだんあんまり意識しないけれども、あれは、

〈自分の人生も終わりに近づいたな、と感じている男性が、己の生涯をふりかえって、いろいろあったけれども、いつでも私は自分の信じたやり方で生きて来たよ、と、友に語りかける〉
うた、なんですね。

(※原曲の歌詞はだいぶニュアンスが違うらしいのですが、フランク・シナトラが歌って有名になった英語バージョンがそういう内容なので、日本に入って来た『マイウェイ』も、その英語詞を訳したもののようです。)

こんかい尾藤が歌ったのは、その英語版を直訳にちかいくらいにまっすぐ訳した岩谷時子さんバージョンなのです!


その詞が、もう、なんていうかね、
いちいち、ひとつひとつ、尾藤イサオの人生とカブって聴こえて仕方ないわけです。

 やがて私も この世を去るだろう
 長い年月 私は幸せに
 この旅路を今日まで生きてきた
 いつも 私のやり方で

 こころ残りも少しはあるけれど
 ひとがしなければならないことならば
 できる限りの力を出してきた
 いつも 私のやり方で

…待って、ちょっと待ってマジ泣けるんスけど。
尾藤が歌うこの次のフレーズ、数十回は聴いててそのたびにちょっと涙ぐんでしまうんですが(←思い入れ深めすぎ。)、
だって、だってさ、

 あなたも見てきた 私がしたことを
 嵐もおそれず ひたすら歩いた
 いつも 私のやり方で

この、〈あなたも見てきた〉てとこで、
うんうんうん!見てきた!すごく見てきたしナウオンで見てるしこれからもずっと見る気まんまんです!!
…って、なって、泣けちゃうの。

いやちがう、体感的にはもうちょっとこう、しっとりしたというか、大人っぽいというか、すてきにいい感じの心の動きなのですが、
私が書くとどうしてこうゆう感じになってしまうのか。

※ 語 彙 力 ! !

■(私ね、)
尾藤イサオの声が好きで歌が好きでお芝居も好きで、隙あらば繰り広げるダジャレ沼も好きで、もっと言えばビジュアルとかももうフルスロットルに最高大好きなんですけれども、

それらに加えて、
〈尾藤イサオ〉というストーリーを、ものすごく愛しているんだなあ、と、おもいます。

それはたぶん、実際に生きて呼吸して心臓が鳴っているあの男の人とは、完全には重ならない何かなのかもしれないけれども、
その人が、〈自分はこうです〉とこの世界に示しているもの、あるいはその人を大好きなひとたちが、〈彼はこうです〉と世界に示しているもの、として、わたしたちに提示された《尾藤イサオ》が、ほんとうに好きなんだなと、

尾藤イサオが歌う『マイウェイ』を聴いて、
改めて、思いました。

■(……。)
いやほんとマジですげぇいいから、みんなに聴いてほしい。
ていうか、

※ 音 源 が 欲 し い 。(心から)


いつもながら、こんなテンションでこんな長いの、最後までりちぎに読んでくれる方がいくらか(笑)いちゃうことに驚愕します。ほんとありがとうございます、あなたのおかげで私の尾藤だいすきごころは大事故に至らずにすんでおりますガス抜きだいじ!

…驚愕してないでもうちょっと手短かに書けばいいのにねと思わないでもないんですけれども、
まあそうは言ってもね、結局のところ、

※ 手 短 か に 語 れ る 愛 な ん て な い

んじゃないかしら、この世には。
…ん、このひといったい何をどう開き直ったのかな。

いやもうとにかく、あれだよ。ついでだから、ラストにもう一回叫ぶよ。

※(尾藤イサオ in)サ ッ シ ュ ベ ルト ! !

…正義かよ。






( 蝶ネクタイ猫の ↓ )
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