見出し画像

物事の本質を見るということ

こんにちは。静岡学生NGOあおい3年の寺田陽香です。

11月です。あおいを引退する月になってしまいました、、、。この機会に今回はあおいはこの3年間何を行っていたのか、活動を通してどのようなことを考えたのかについてお話しします。

私たち現3年生があおいに入部した際、前プロジェクトが終了し、プロジェクトの反省、次のプロジェクトについての準備を進めていました。あおいの準備期間だったという事もあり、2年生になるまでは英語の論文を読んだり、児童買春問題だけでなく孤児院や児童労働など様々なカンボジアの問題に触れてきました。そして2年生から現在にかけて、取り組む問題の決定、カウンターパートの決定、何度も重ねた現地とのプロジェクトの打ち合わせミーティングとあり、現プロジェクト発足運営に至ります。


私は3年間の中で物事の本質を見ることが共通して行われていたことだと思います。どの場面でも、私たちは物事に対し常に慎重に、いやバカ丁寧(褒め言葉)に熟考し、決定してきました。取り組む問題を決定する際は論分やレポートからわかることを精査し、まとめたうえでプレゼンを行いました。カウンターパート決定やプロジェクト準備にも、途方もない数の様々な話し合いを重ね、全員が納得いく様に行ってきました。カンボジアというそう簡単に行くことが出来ない距離に加え、コロナ禍という厳しい環境の中で現地に行くのがほぼ絶望的な状況であってもどうやったら子どもたちのためになるのか、どうしたら円滑にプロジェクトを進めていけるのか、自分たちは日本から何ができるのかを考え続け、今のプロジェクトに繋がっているのだと感じています。


インターネットの情報には気を付けようといいますが、あおいの活動にも同様だと思っています。下手に全ての情報を飲み込もうとすると、デマも本当だと思ってしまい、子どもたちのために資金が使われない可能性が生まれます。実際孤児院ビジネスについて調べていた際、ある孤児院は寄付を募っておきながらそれが大人の懐に入る事例がありました。サイトは綺麗で見やすく、子どもたちのエピソードや動画など充実しておりまさかこの孤児院が孤児院ビジネスを行っているとは思わないだろうと感じました。一円でも多くの資金を送り、子どもたちを支援するために一つ一つの情報と向き合ってどの情報が本当なのか、この情報からどのように支援するのか見極めることが重要なのだと、三年間を通してひしひしと感じました。

あおいに入るまでは一つの目標に対してここまで話し合いを重ねたこともなければ、物事や情報の見極めをあまりしなかったのではないかと思います。三年間のそうした活動のおかげで現在学生団体として現地とやり取りしていることはとても凄いことであるし、我ながら誇らしいです。あおい本当にすごい。これからも何が最善か考えていきたいと思います。

そんな物事の本質を見続けた一年の活動報告会があります!!

11月20日、13時から17時に静岡県立大学草薙キャンパスにて行います。オンラインと対面両方での開催です。あおいに興味を持ってくださった方、国際協力やカンボジアについて興味のある方のご参加をお待ちしております。

画像1


最後まで読んでくださりありがとうございました。次回の投稿にもご期待ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?