わたしのこと

17期 代表 石川麻衣

これまで、何度かこうやって名前を書くことが多かった。
その度に、自分で自分の名前を書いておきながら、この人は誰なんだろうと思っていた。

私じゃない、誰かのような気がしていた。

今日は、そんな「私」について書こうと思います。


私があおいの17期代表になったのは今からおよそ一年前の9/24のことでした。この日と、その前の日は「あおい夏合宿」で2日間活動がありました。(当時)2年生の中で、
「9/24のあおい合宿が終わってから、代表を決める」
ということは決まっていました。
だから、この日私はすごくあおいに行きたくなかったのです。自分が代表にならないという可能性はないということ、重苦しい雰囲気になるのが嫌だということ、いろんな理由があって、足が向かなかったのです。
そのせいか前日はお菓子やスイーツをたくさん食べてました(笑)

そして、その日、話し合いの結果、17期の代表は私に決定しました。その瞬間はなーんにも実感がなく、代表がどんなに大変かも知らなかったため、のんきに家に帰ったのを覚えています。

「あぁ~私って代表なんだ~」とか思いながら、これからのあおいについて考え始めることにしました。

当時は、あおいとして”いつまでにカウンターパート団体と契約をしたいか”決まっていたのです。前の16期の先輩方が整えてくださった基盤です。それに頼りながら、私たち17期が始まりました。

カウンターパートとの契約&プロジェクト開始は、1月だから…
11月にはこれをして、12月にはこれをして…
あと何回かパートナー団体とミーティングをして…
お金も1月に送金するから〇〇円はいつまでに集めないとな…
そうだ、17期の組織体制や方向性はいつ話し合おうか…


などと逆算をして、頭で考えながら手を動かしてとりあえず何かやってみました。

なんとな〜くいろんなことをこなせていた気がしました。


こうやって聞くと、順調じゃん!って思うかもしれませんが、

正直、不安や焦りなどネガティブな感情が1番増えていた、冬本番の寒さがした頃です。

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前代表からのアドバイスで、

”弱みを見せてこそ、真のリーダーになれる”

と言われてきましたが、私にはそれが出来ず、すごく悩んだことを覚えています。

おそらく自分が育ってきた環境にも関係があると思いますが、、

誰かを頼ることができない、
助けてほしくてもなかなか言い出せない、

そんな自分がいたのが事実です。
さらに、

弱みを見せないと、代表として失格だ。
弱みを見せないと、みんなはついてきてくれない。

そんな自分がいたのも事実です。
どう頑張っても本音なんて吐き出せない…
そんなふうに思って、悩み、葛藤していました。


しかし、だからといってあおいを休んでいい訳ではなく(勝手に自分をそうやって縛っていた気もしますが…)、”1月の契約”という目標のような期限のようなものがあり、なんとか突っ走っていたと思います。


私が私じゃなくなっていく。

今までできたことができなくなっていく。

生活習慣も変わった。

人間関係も変わった。

私が変わった。


今までとはだいぶ違う自分になっていること、
とても実感していました。


そうやって、だんだん自分の中で整理したり、客観的に見てみたりしてるうちに、、

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季節は暖かくなってきました。
そしてある時、気づきます。

私は私だ。

17期には17期のやり方がある。

私たちのやり方でやればいいんだ。

という馬鹿っぽい開き直りで笑っちゃいますが(笑)
続いていく毎日で、止まっていられなかったんでしょうね(笑)


どうしたら良くなるのか?どうしたら…どうしたら…

と考えて手を動かす。


今思えば、私は確かに自分の本音を赤裸々に語っていた訳では無い。

でも何か、不安なことがあれば同じ学年の仲間に話した。


「今、私は何が不安で、こうしたらいいと思っていて、でもそれじゃあ良くない気がして、、、、、みんなはどう思う?」


そんな唐突でまとまりのない、私の思いを
いつでも受け取って、
いつでも全力でぶつかってくれた仲間がいます。

みんなで一緒に考えていたら、
そんな不安もなくなっていたような気がします。
太陽の日差しも、強くなってきました。


いつでも私の思いを聞いてくれて、一緒に考えてくれてありがとう。

私も、仲間も、みんなが変わっていくことに気づきました。

それは、確実に良い方向に向かっているとを実感しました。

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そして、
今日は別件で、ほかの社会貢献系団体のミーティングに見学に行きました。(いきなり?!笑)

そこで私は、同じ静岡の学生が
サークル活動として、話し合いを重ねている姿を見ました。

こんなに真剣に誰かのことを考えて、
みんなで話し合いを重ねて、
何かを決めていく

その行動が、私にはもう出来なくなると思うと、
すごく寂しくなりました。

ほかの団体の人がそうやって真剣に議論してお互いを高めあっている姿を見て、

ああ、自分も、自分たちもこんな感じだったんだな〜

もうそれがなくなるんだと思うと寂しい。

そうか、私は今までのこの日常が楽しかったのか。

そう思えた瞬間でした。


私が代表になってから1年以上経とうとしている。
そろそろ県大の銀杏も、黄色に色づく頃だろう。

私は私を取り戻したい。
変わった私はそのままで。
これからの私にも出会いたい。


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大切な仲間よ、永遠で。

17期 代表 石川麻衣


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