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やってよかった10のこと

1.ワインのペアリングをお願いする

 今年の3月、箱根仙石原のプリンスホテルに友人たちと謎解き宿泊をしに行きました。フレンチディナーも謎解きの一部なのですが、ワイン好きの友人がいたため、ペアリングでお願いしよう! ということになりました。
 私自身は赤ワインがあまり体質に合わず、同じアルコール量を飲んでも酔いやすいこともあり、普段はワインは嗜まないのですが、せっかくの機会だからと挑戦してみました。

 白とロゼでお願いして、3杯ほどいただいた……と記憶しています。フルコースなので、魚料理と肉料理のそれぞれに合わせていただきましたが、これがもう、とーーーーっても美味しかった!!
 特に牛肉料理に合わせていただいた白ワインが、白なのに樽の香りが大変に強く、ブランデーみたいな香りだけれど、口当たりはワインの爽やかさ。こんな白もあるんだー! と、大変に盛り上がりました。

 おいしい料理をいただくなら、合わせるお酒もお店の方にお任せするの、アリです。


2.贅沢なお泊まり会をする

 先に挙げたプリンスホテルもその一環なのですが、友人たちとお高い宿泊施設に一緒に泊まろう! という企画をしています。今のところコロナ流行前に1回、今年も1回、どちらも場所は箱根です。

 普段のお出かけは主にライブ遠征なので、泊まる場所は大概ビジネスホテル。食事は近隣で済ませるか、コンビニで買い込むタイプの旅行ばかりしている私ですが、友人と一緒に広くて綺麗なお宿に泊まるというのも、なかなか楽しい経験です。
 何もしなくても全部の食事が用意されており、広くてキレイなお風呂に入れて、部屋では素敵な調度品に囲まれて仲の良いオタクたちと思う存分喋れる。ネット経由で知り合った友人が多い私には、中々する機会のない贅沢です。

 旅の時間割を、一から全部自分で考えるというのもたまにはいいですね。

 ちなみに、気の置けない友人たち相手でもずっと一緒にいるのは辛いタイプの私たちは、2泊旅行の1日目は各自で一人旅を計画しました。全員箱根にいるのに、バラバラな場所を楽しんでいる様子がTwitterで見られる、というのも楽しいですよ。(趣味が近いと同じ美術館で遭遇したりもする)

 ホテルもごはんもバラバラなので、一度で色んな箱根を知れたのも面白かったですし、お互いに気兼ねすることなく行き先を選べるのも良かったです。2泊目に集合することで、それぞれの買ったお土産をシェアしたり、帰りの寄り道候補が増えたり...... 直接話せる時間があったのも最高でした。


3.部屋着に推しTを採用する

 ライブイベントをするタイプの推しがいる方は、大概家に様々なデザインのTシャツがあると思うのですが、皆様、あれ、どうしていらっしゃいますか。

 以前の私は「また着る機会があるかも知れないから」と、大事にしまい込んでいることもありました。が、今の追っかけ先はツアー毎にTシャツが出るということもあり、遠征先のパジャマや普段の部屋着に採用しています。
 ――仕事着にも、できたらいいんですけどね!! (フューシャピンクの推しTを眺める

 推しTを普段着に採用する一番の利点は、鏡を見た時に「この服好きじゃない……」と思うことがなくなることです。イメコンスペック(PDグレース×ファッショナブル、顔タイプソフエレ)で考えると、Tシャツは避けるが吉という感じなのですが、推しの出したグッズである以上、似合ってなくても好きなんですよね。
 元々、ファッションへの苦手意識が強い人間なので、鏡を見る度憂鬱になるという状態から脱したのは大きかったです。

 人によっては「好きなのに似合わないなんて……」と思ってしまうパターンもありそうですが、苦手意識のあることに「好き」や「推し」のパワーを借りてしまうのはアリだな~と思います。
 自問自答ファッション教室に参加した際も、部屋着は「好き100%」です、と答えられて、私って着心地0の服でも許せるんだー! なんて発見にもなりました。


4.服を壁に飾る

 先にあげた推しTの別案です。

 私の場合は主にライブタオル(マフラータオル)に採用しているのですが、部屋に好きな服を飾るのをオススメします。
 お手軽なのは画鋲(押しピン)で壁に直接飾る方法です。大切な服だから穴を開けたくない! という方は、壁にハンガーをかけられるような取っ手をつけてもいいかも知れません。

 衣服は本来日用品なので、衣装棚やラックにしまい込まれていることがほとんどだと思います。でも、好きな服なのに毎日眺められる場所にないのって、ちょっと寂しいよなーとある時気付きまして。
 その時ふと思い出しました。アイドルのオタクって、部屋にTシャツ飾ってるな……?

 ご存じの方もいるかも知れませんが、韓国アイドルや日本の地下アイドルには「推しとビデオ通話できる会」というものがあります。ヨントンとか、オンライン個別トークとか、呼び名はいろいろです。
 ビデオ通話というからには、オタク側も画面に映ります(音声のみで参加可能なものもあります)。大半のファンは自室で通話するので、背景としてお気に入りの推しの写真や参加したライブのグッズなどを飾って、推しとのおしゃべりのきっかけにする、らしいです。

 話を戻すと、つまり、写真やアクスタなんかと同じように、Tシャツだって飾っていいんですよね。なんだったら、全国を一緒に旅したライブTシャツですから、思い出だっていっぱい詰まっています。
 気づいて早速、使い所のなくなっていたライブタオルを壁の上部に貼ってみましたが、結構な面積に色がつくので、パッと部屋が明るくなって良かったです。


5.飾り棚を作る

 背の低い書棚の上に、推しグッズの飾り場所を作りました。オタクの『祭壇』(!集合体恐怖症の方は検索注意です)にも近いですが、私はあまり同じ柄のグッズを収集しないので、その分推しのモチーフである薔薇の造花を飾っていたりします。

 こちら、オタクじゃない人には関係ないかと言えば、そうでもないんです。

 自問自答ガールズの皆さんは、コンセプトをお持ちですよね。制服化を進めるに当たって一人ひとりが自分の「なりたい姿」をこねこねして作りますよね。ちなみに私は『しなやかで行動力のあるハンサムな魔女』を対外的には掲げていますが、制服らしい制服にはまだ行き着いていません。
 1年3セットの服に行き着くには、まだまだ沢山PDCAを回していかねばならない段階なのですが、でも、ちょっとでも近づきたい!! と焦る気持ちを落ち着けるのに、この「飾り棚」が最適です。

 たとえば花束を飾るとか、好きなポストカードを額縁に入れてみるとか、あきやさんのように素敵なランプを置いてみるとか。
 部屋全体を「理想の姿」にするには色々な制約が出てきますが、サイドテーブルの一角だけなら、コンセプトを再現するのも、実はそこまで難しくないですよね。

 自問自答ファッション教室でも、一緒に参加した皆さんに「こういうの楽しいと思います!」とオススメしましたが、好評でしたので是非ぜひ。

 なお、推しグッズのどこが魔女なんだ?って話ですが、赤黒金の色味を、キラキラしたアクリルボックスの中に、自分なりの分類で収めている結果、魔女の薬棚とも近い雰囲気を私本人は感じています。見立ては得意です。


6.年間予算を立てる 

 自問自答ファッションでは、良い物は良い!ハイブランドにも臆せず挑戦してみましょう! というスタンスのため、ふとした瞬間に運命のアイテムに出会ってしまう可能性がありますよね。ただ問題は、そこで自由に使えるお金がどれくらいあるか。
 その問題を解決する糸口になってくれるのが、家計の年間予算を割り振る考え方です。詳細は『正しい家計管理』(林總 著)をお読みいただくのがいいかと思うのですが、要は「自分が将来に不安を感じずに、今をきちんと楽しむために使えるお金は年間でこの金額!」というのをきちんと見極めよう、というものです。

 私はコロナ禍を機に前職を投げ出し、一人暮らしを止めて実家に帰ってきた身です。とりあえずの仕事にも就き、おかげさまで自分のために使えるお金が大変に増えました。が、結果として年額どれくらい貯金すれば将来に不安がないのか、というのが分からなくなっておりました。
 今年はひとまず昨年の出費を元に年間オタク予算と貯蓄計画を立てることに成功しています。ファッション予算は特別予算として、運命に出会った時に考える予定です。
(オタク生活にも大変役立っています)


7.一人暮らしをする

 実家を出て、自分で自分の暮らしをコントロールするようになって良かったことはいくつかあります。

 一つ目は、家事のありがたさがしみじみ分かったこと。自分が苦手とする家事があると分かったこと。ごはんを作るのは好きだけど片づけるのは苦手なこと。掃除は終わりが見えないから苦手なこと。
 二つ目は、自分の時間感覚を理解できたこと。自分以外の誰かと暮らしていると、思っているよりも他人軸の時間で生きていることが多いです。腹時計であったり、見たいテレビ番組であったり、お風呂や洗面台の順番待ちであったり。自分がやりたいことをやりたいタイミングでできる、という経験はありがたかったです。
 三つ目は、1-2個目に伴って、自分の人生の中で優先順位をつけやすくなったこと。やりたいこと、やらなくてはいけないことを、どんな順番で組み立てるのが自分に向いているのか、確認できたのは良かったなーと思い返しています。


8.単身の引っ越しをする

 実家暮らし、家族での暮らしが長い方々は、自分の生活にどれくらいの物が必要なのか、考えたこともないという人が多いのではないでしょうか。私もそのタイプでした。
 就職を機に一人暮らしを始め、勤務地の変更などで10年間で4回ほど引っ越しをしてようやく、「不要な物と暮らしている」実感が湧いてきました。実家から持ち出した時には必要だろうと思っていたのに、10年間一度も開けなかったダンボールがあるんですよ……驚きました。(主に古いノート類でした)

 ファッションに関しても、実家に置きっぱなしのままで困らない服がいくつもあったり、逆に持って行ったのに使わないままだった服もあったり。10年間着倒した服があったり。
 制服化を目標にしている今でも、中々減らせないものは多いですが。自分の暮らしに最低限必要なものがどれくらいの量なのか、なんとなくでも掴めたのは数度の引っ越しのおかげだったかなーと思っています。

 友人の中には、部屋の更新(大体2年ですよね)ごとに引っ越して、自分の荷物を整理している人もいるので、引っ越すかどうかはともかく、荷物については見習いたいなーと思っています。


9.旅先での洗濯

 旅先に着替えを持って行かずに、ホテルで洗濯してまた次の日も着る。そういう旅をしている人もいるのだと、最初に知ったのはヤマシタトコモさんの『裸で外には出られない』でした。
 ライブ遠征として旅に出ることは多い割に、やってみたいかも!と思ったそれをなかなか実践することがなかった私ですが、自問自答ファッションを知ったことを機に、今年の遠征で挑戦しています。
 踏み出せたきっかけは、コンビニでも少容量の洗剤を売っていると知ったのが大きかったです。おすすめは粉末洗剤ではなく液体洗剤なので、amazonなどで事前に購入しておいた方が安心ですが。

 荷物が軽くなるのがいいとか、旅先で服を考えなくていいとか、色々ありますが、個人的には荷造りがめちゃめちゃ楽になりました。あと荷解きも楽です。
 旅先で持て余しがちな夜時間を有効活用できるのも、おすすめポイントかもしれません。


10.noteでのアウトプット

 私は長文癖の人間で、普段はTwitterで140字に収めきれない文章を削りながら生きているのですが、noteにはその文字数制限がありません。かといって長い文章というのは、脳からそのままアウトプットするとどうにも読みづらく、自分で満足できる記事として仕上げようと思うと、ある程度順序立てた構成にしないといけません。
 noteでのアウトプットを始めて、一番良かったことは、この「順序立てて自分の考えたことを文章にする」作業です。

 普段の生活の中では、あまり自分が「なぜそう感じたのか」を深掘りする機会がないため、Twitterで呟いたり、日記にメモしたりした中ではスルーされてしまう「その感情に至った理由」。それを明確にしようとああでもないこうでもないと奮闘する余地が、noteにはあります。
 その過程の中で、あー私はこんなことが嫌だったんだなとか、そうそうこれが好きだった!とか、小さな発見がたくさんありました。noteを書かなければ思い出さなかったようなこともあって、アウトプットの場を選ぶというのも、大事だなと改めて思います。


 以上! やってみて良かったな~、な10のことでした!


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