長ネギさん太郎

小説書きます サイト: https://bit.ly/2YJD7Ea Twitter:…

長ネギさん太郎

小説書きます サイト: https://bit.ly/2YJD7Ea Twitter: https://bit.ly/2XGBhHN

マガジン

  • ARMHEAD:EGGS

    ロボット創作小説「ARMHEAD:EGGS」 「アームヘッドって何?」など、詳しい説明はこちらから https://bit.ly/2lySssy

  • アームヘッド用語解説

最近の記事

  • 固定された記事

長ネギさん太郎 へようこそ

はじめまして。長ネギさん太郎と申します。 普段はTwitterで駄文を書き連ねたり、レゴブロックや仮面ライダーのなりきり玩具などで遊んでいます。 またロボット創作企画「アームヘッド」にも参加しておりまして、ここではそのアームヘッドを題材とした小説を投稿しています。 アームヘッドwiki: https://bit.ly/2ZDnQYJ 以下、一応小説に関係あるリンクだけ貼っておきますが、他にも色々やってるのでよければ遊びに来てください。 ホームページ: https:/

    • ARMHEAD:EGGS 第七話

      ARMHEAD:EGGS 第七話 「水底」 深く、暗い水底に一人佇む。 水面へ向かう泡をぼうっと見つめながら。 一つ一つの泡は、内包する景色を揺らめかせながら問いかけてきた。 「キミは、どうして独りぼっちなの?」 「みんなと同じになればいいのに?」 己の声で、あざ笑うかのように聞こえてくるそれに、答える術はなかった。 ......今まで、は。 「今日も元気に、カレー作り頑張りましょう!」 カレー作りの日々も中間に差し掛かり、こんな号令も聞き飽きてきた頃。

      • アームヘッド用語解説 基礎編part3

        おや、また来てくれたのですね。 どうも、改めまして、名もなきアームヘッド研究者です。 今回は、まさしくアームヘッドが従来の兵器と比べ常軌を逸していると言われるゆえんである様々な現象についてお話していきます。 ・アウェイクニング・バリアー アームヘッドが持つ特殊な防御機構の通称。別名『覚醒壁』。 機体の周囲に展開される一種の斥力場領域であり、範囲内に侵入した攻撃の威力を軽減、あるいは無効化する機能を持つ。 しかし一方で弱点も存在しており、その主たるものは以下の三つが挙げら

        • アームヘッド用語解説 基礎編part2

          おや、またお会いしましたね。 改めまして、名もなきアームヘッド研究者です。 貴方がアームヘッドに興味を持っていただけたようで、大変うれしく思います。 さて、早速用語解説に入りましょう。 今回は、前回の説明の中に出た新出単語について説明していきます。 ・バイオニクルフレーム アームヘッドの基本骨格である特殊ムーバブルフレームの呼称。 半有機・半無機としての性質を併せ持ち、生物の肉にところどころ機械的な機関が点在するような外見をしている。 このフレームの維持にはアームホーン

        • 固定された記事

        長ネギさん太郎 へようこそ

        マガジン

        • ARMHEAD:EGGS
          7本
        • アームヘッド用語解説
          3本

        記事

          アームヘッド用語解説 基礎編part1

          はじめまして、名もなきアームヘッド研究者です。 今や世界中で兵器として運用されているアームヘッドですが、その特異性ゆえ一般市民には公開されない情報が数多く存在します。 そこで今回、私が独自ルートから仕入れたアームヘッドに関する機密情報を皆様に公開したいと思います。 ・アームヘッド(ARMHEAD, All-Round Military Humanoid Engine with Artificial feeling Device) アームホーンと呼ばれる突起型デバイスを動力源

          アームヘッド用語解説 基礎編part1

          ARMHEAD:EGGS 第六話

          ARMHEAD:EGGS 第六話「激突」 「......やろう、自己紹介!」 由利が声高に言った。 今、第一小隊と第二小隊が一同に会している。 先の戦いで混乱に陥れられた町の人々を元気づけるため、現地の基地とエッグス部隊で炊き出しを行うことになったのだ。 今はその説明の前の、待ち時間である。 「私が班長の芒 由利で、」 「朔間 英一、っす」 「狩矢 疾都だ」 「一ノ宮、宝...です」 「綾瀬 帆霞でっす!」 「...わかった、じゃあ次はオレたちだな」

          ARMHEAD:EGGS 第六話

          ARMHEAD:EGGS 第五話

          ARMHEAD:EGGS 第五話 「変身」 英一たちは、アーキタイプ・メカニクス社のアームヘッド工場の見学に来ていた。 「エッグス部隊の皆さん初めまして、私はARM社・エッグスシステム開発チームの薬師寺 涼子と申します」 (何で工場見学なんてしなきゃいけねーのかなー...) 「敵を知る前に己を知ること。そして己を知るには、自分が乗る機体のことについても知らなければならない」とは、財前副指令の談だ。 「それでは、早速ご案内しますね」 アームヘッドのこととなれば、気掛

          ARMHEAD:EGGS 第五話

          ARMHEAD:EGGS 第四話

          ARMHEAD:EGGS 第四話 「約束」 「何だあの体たらくは!訓練を忘れたのか!!!」 「...申し訳ございません.......」 先の任務を終えて、由利は任務の結果のために財前から厳しい叱責を受けていた。 「いくら初めてとはいえ、ファントムがいなければ今頃全滅だった... 隊員全員の命を預かっているのを忘れるな!」 「はい...」 「...もういい、行け!.......」 「はい、失礼しました.........」 「はあ...」 「どうした財前、君ら

          ARMHEAD:EGGS 第四話

          ARMHEAD:EGGS 第三話

          ARMHEAD:EGGS 第三話 「復讐」 「は、はあ...!?」 「ど、どういうこと...?」 アームヘッドが嫌いなら、何故アームヘッドに乗る仕事に就くのか。 その場にいた全員がそんな違和感を抱いていた。 「俺には、やらなきゃならないことがある」 「なんだよ、それって...」 「お前たちに言う必要はない、分かったら関わってくるな...」 憤りも感じさせるような言い方で英一たちを制したあと、その場を去っていった。 「何なの?あいつーっ!」 「でも、きっと訳

          ARMHEAD:EGGS 第三話

          ARMHEAD:EGGS 第二話

          ARMHEAD:EGGS 第二話 「邂逅」 開始の号令と同時に10機のアームヘッドが飛び出す。 広大な練習場には、ホログラムの的があちこちに用意されている。 英一は事前の作戦通り左側から向かったが、疾都はそんなものを気にする様子もなく、別のルートから進んでいる。 (ったく、あいつ…!) 制限時間は10分間。 こちらの武装はブラスターと鉤爪。 「焦らず、1個1個確実に処理してね。点差は小さいし、勝ち目は十分にある」 「了解!」 班長からの無線に、言い慣れない返

          ARMHEAD:EGGS 第二話

          ARMHEAD:EGGS 第一話

          それまで当たり前にあったものが、呆気なく砕け散る体験をしただろうか。 誰しもが、このまま平和な日常がずっと続くのだと信じて疑わなかった。 「非常に強い揺れです!!!命を守る行動をとってください!!!」 鳴り響くサイレン。 人々は未だ、何が起きているのか理解できず、ただ恐怖し、涙していた。 「この地震で、死者・行方不明者は数百人に及ぶとみられています…」 「世界中で同時多発的に起きたこの地震は、戦後最大規模と言われており…」 テレビの報道が、残酷にも人々に現実を直

          ARMHEAD:EGGS 第一話