咲く花よりも さえずる声に 季節のかわる ことを知る
まるで奇跡か 魔法のようだ キミいる世界 ボクもいる まるで奇跡か 魔法のようだ この世に満ちる 生きる物 まるで奇跡か 魔法のようだ 花はそれぞれ 咲き誇る まるで奇跡か 魔法のようだ 空から雪が 降りるさま まるで奇跡か 魔法のようだ 山が真白く 衣替え まるで奇跡か 魔法のようだ 命のめぐる こちらがわ まるで奇跡か 魔法のようだ 昨日も今日も 生きており まるで奇跡か 魔法のようだ 世界の全て なにもかも
非常時だろが 頭の中で 消えてはうかぶ 七五調
二度寝の夢で 母の声聞く 姿見えねど 久しぶり
あなたのことを 愛してるから まだまだ生きて いくのです
誰かが歌う 永遠の嘘 すべてのウソが そうであれ
許すべきだと わかっているが 謝られると 許せない
ニラに芙蓉に ハナトラノオも 咲き乱れるの 母は見ず
気配を感じ 見あげてみれば 茜に染まる 空の蓋
大長編を 夢みているが できるのいつも 散文詩
米炊き食らい 起きてうろうろ 寝ても夢見ぬ このごろは
道ゆく人の 心動かす ただ咲く花は 誇らない
夜の夢こそ まことだろうが 今このときも 悪くない
五七五で すべて表せ それは無理 あと七七で なせばなるかも
押井守監督が脚本を担当した『人狼』というアニメ映画がある。劇場公開が何時のことだったか忘れたしまったが、私は父と『人狼』を映画館で観た。 当時、映画の開始時刻は新聞をみる以外方法は無く、その日一回のみの上映は今でいうレイトショーだったのだが、早朝だと勘違いした私は母と上映館のある町に行ってしまったのだ。 複数の映画館がある町なので、間違いに気付き途方にくれる私と母はそれでも午前も午後も映画を観て(何を観たかは忘れてしまった)帰宅した。ここで父が登場する。 父が車を出し
引き離される あの子とこの子 その距離感と 結びつき