競馬素人の自己満足 2024年東京優駿事前雑短評

2024ダービー個人的まとめ
1番サンライズアース
父レイデオロ✖️母父マンハッタンカフェ
祖母ハルーワソング(大魔神佐々木G1兄弟の祖母)
距離延長は歓迎。前走皐月賞は4コーナーで不利があった。末脚は35秒であり、先行出来ればチャンスあり。しかし、枠は悪い。スタートが下手なので中から外枠が良かった。(調教助手)
東京は初

2番レガレイラ
父スワーヴリチャード✖️母父ハービンジャー
牝系はウインドインハーヘア
ノーザンファームの木實谷場長さん
『2歳の10月の時点で、クラシック登録は皐月賞と東京優駿にした。距離が伸びて良いタイプで、桜花賞は向かないと判断した。ホープフルSの結果次第では、オークスにする可能性もあったが、しっかり勝ってくれたので、予定通り皐月賞→東京優駿のローテを組んだ。』
前走皐月賞は前が止まらず、捕えられなかったが、上がり最速である。
スタートが苦手なので、2番枠は包まれる可能性も。末脚は加速は時間がかかるが、トップスピードはピカイチで、過去4戦上がり最速である。
東京はアイビーSで3着(出遅れ)
鞍上ルメールは去年のスキルヴィング以外、3年連続で東京2400mは馬券内。
ダービー勝利したら凱旋門賞に出走を目指す。(既に登録済み)

3番ジューンテイク
父キズナ✖️母父シンボリクリスエス
母アドマイヤサブリナは1400m1勝1200m1勝。その後2年勝てずに6歳で繁殖入り。1200mから1500mで走った。
やや出遅れ癖あり。先行しつつ34秒中盤から33秒台の脚を使える。前走京都新聞杯では、内を上手く立ち回り、上がり33.6秒で勝利した。(キズナ産駒らしく、京都は得意らしい)
東京は初

4番ビザンチンドリーム
父エピファネイア✖️母父ジャングルポケット
母ジャポニカーラはジャンポケ産駒らしく、1600mで2勝、2600mで1勝。2000m前後で活躍。距離延長は良いだろう。
気性面が難しく、折り合い重視の騎乗になるため、いつも後方から。その分末脚は素晴らしい。
前走皐月賞はサンライズアースが外に膨れた影響で、直線は追えなかった。
東京は初だが、不器用なタイプなので、直線を活かせれば。

5番ダノンデサイル
父エピファネイア✖️母父エーピーインディ系
母トップデサイルはアメリカで2歳1700mG1を2着2回。気性面の問題で3歳で引退。
京成杯を遊びながら(向正面でうんちしながら)勝利。京成杯はスローの前残り馬場であったが、先行した馬の中では1番の末脚で抜け出している。(2着はアーバンシック武史騎手)
皐月賞は歩様の硬さが気になり、除外したが、1週間後には追い切りもしっかり出来ている。
安田翔伍調教師は横山典騎手に全幅の信頼を寄せているので、乗り方はお任せ。(それが怖い)
先行すると勝ち、出遅れて差すと4着。(4戦2勝)
東京は新馬戦で出遅れて4着(上がり2位)

6番コスモキュランダ
父アルアイン✖️母父サザンイメージ
母サザンスピードはオーストラリア牝系で2400mのG1と1600mのG2を勝利している。体型は父アルアインに似ているが、
岡田牧雄さんは『アルアイン似だが、母親に似て皮膚が薄い。単なるパワー型とは違うと思う。父アルアインはダービーで5着だったが、父より距離は持ちそう。母サザンスピードは2400mを勝っているしね。』
加藤士津八調教師は『うちの厩舎ではプール調教を取り入れている。ヨーロッパでの研修で学んだ。心肺機能を強化する効果があるからね。』
長距離に強いビッグレッドファーム生産でもあるので、距離は不問か。重賞クラスでの末脚は2から4位なので、立ち回り次第。
既に8戦使っているが、ビッグレッドファームの馬は頑丈でタフだ。調子も前走以上。(調教師)

7番ミスタージーティー
父ドゥラメンテ✖️母父サドラーズウェルズ
母リッスンはアスコリピチェーノの祖母。
アイルランドの1600mG1勝ち馬。
矢作調教師『素質はピカイチだが、奥がある。しかし、完成には時間がかかりそう。今は素質だけで走っている。距離は長い方が良い。ホープフルと共同通信杯では詰まり、力を出しきれなくて申し訳ない。』
リステッドで賞金を加算し挑んだ皐月賞では先行するも、スピード負けした。
東京は共同通信杯で7着(スタートでぶつかり、直線詰まる)
東京自体は合う。

8番アーバンシック
父スワーヴリチャード✖️母父ハービンジャー
牝系はウインドインハーヘアー
レガレイラと7/8同血(父、母父、祖母が同じ)だが、タイプは異なる(木實谷場長)
常に出遅れていて、差し追い込み脚質。しかし、末脚は東京では上がり33.2秒を2歳で出す。前走皐月賞では、上がり2位の34.1秒で差してきている。
東京は百日草特別で1着(上がり33.2)
小回りは苦手ではないが、東京変わりは歓迎。明らかに前回以上の状態で行ける(武井調教師)

9番ダノンエアズロック
父モーリス✖️母父デインヒル系
母モシーンはオーストラリアの2000mG1馬
先行して速い上がりが使える優等生タイプ。
アイビーSでは、2番手先行し、32.7の上がり最速で勝利した。(因みに、レース後半33.1のペースとなり、これはドウデュースやクロノジェネシスより早いと話題になった。)乗っていたモレイラ騎手も素質はトップクラスとのこと。
弥生賞では中山が向かず負けたが、東京は3戦3勝。唯一の不安材料は距離であり、モレイラ騎手の腕が試される。
(ちなみに、オーストラリアではモーリス✖️ディンヒルはニックス(相性が良い)とされており、1600m2000m2400mのG1馬が誕生している。)
日本のモーリス産駒は晩成タイプが多いが果たして。

10番サンライズジパング
父キズナ✖️母父デインヒル系
母サイマーは1600〜2200mで走っていたが、重賞未勝利。サイマーの兄がオーストラリアの1600m2000mのG1馬。
JBC2歳優駿でフォーエバーヤングの2着の後、ホープフル3着と、勝ちはしないが善戦する2刀流馬。渋った馬場が得意なダートっぽい馬だが、バテないのは強み。
東京は新馬戦4着。芝は上がりのかかる時期の京都の馬場でのみ勝っている。
距離は良いが良馬場ではスピード不足か。

11番シュガークン
父ドゥラメンテ✖️母父サクラバクシンオー
母シュガーハートは未デビュー。
兄弟は中距離で活躍する馬が多い。(ダートとはいえ、ロードカナロア産駒も1800mで好走できる)
新馬戦1600mではスピード負けしてしまい2着だが、2000m2200mと距離を伸ばして連勝し、青葉賞2400mを勝ち切った。
逃げ、先行して、最後にもう一伸び出来る持続力ある末脚。まだ緩く、完成は4歳か、5歳らしい。(清水調教師も武豊騎手も同意見)
阪神、中京、東京競馬場を勝っていて、場所を選ばないタイプだが、キレある脚はないので、どれだけ早く仕掛けられるかがポイント。
もしもラク逃げ出来たら怖い一頭。
距離は2000m以上なら問題無い。兄(ショウナンバッハやキタサンブラック)に似て心肺機能は強い。(清水調教師)坂路で前走から上澄みある状態で挑めそう(押田助手)

12番シックスペンス
父キズナ✖️母父ミスタープロスペクター系(ファピアノ系)
母はアメリカダート1400mG1勝馬。
スプリングSでは鋭い末脚で他馬を置き去りにした。
皐月賞を使わなかった理由は『レース間隔をあけて万全の状態でダービーに出たかった。ダービーはまだ勝っていないから、勝ちたいね。(国枝調教師)』
川田さんも追い切りで『ポテンシャルを感じる』と能力は評価している。
全3走中山のみで、東京は初。
左回りも距離も心配していない(武井調教助手)
ルメールさんがレガレイラに乗る前から、騎乗依頼を断っていたため、川田さんに乗り替わり。

13番シンエンペラー
父シユーニ✖️母父ガリレオ
母スターレッツシスターは未勝利で繁殖入りした。産駒は8頭で既に死亡している。シンエンペラーが最後の産駒。
兄弟は半兄にソットサス(フランスダービー芝2200m、凱旋門賞芝2400m)半姉にシスターチャーリー(BCメアターフ芝2200m)と、世界中で活躍。シンエンペラー含めて、2頭のG1馬、その他の6頭は全て重賞馬である。
前走は先行して伸びきれず、ジャスティンミラノからアーバンシックまで、先着を許している。普通に考えればキレ負けで、東京の末脚勝負は不利。しかし、
矢作調教師『彼(シンエンペラー)は先頭に立つとソラを使うし、真面目に走らないところがある。前走(皐月賞)でも最後はどこか集中していなかった。(坂井騎手も会見で言っていた。)新馬戦(東京1800m)の感触が一番良く、東京も距離(2400m)も良いと思う。皐月賞ではいまいち調子が上がってこなくて、申し訳なかった。今回は万全の状態で出走できる。前回とはデキが違います。』
東京では先行して33.8秒。ダービーに必要な末脚の最低ラインはクリアしている。外からすんなり先行できれば。

14番ゴンバデカーブース
父ブリックスアンドモルタル✖️母父ディープインパクト
母アッフィラートはOP馬で1800mから2000m重賞で馬券内には入れども、勝ちきれなかった。
父のブリックスアンドモルタルはアメリカの芝G1馬で1900mから2400mのG1を5勝。年度代表馬となり、社台スタリオンステーションが購入した。いわゆるストームキャット系
ストームキャット✖️ディープインパクトはニックスだが、1800mがベストの馬が多く、例外はキズナ(ダービー1着)やダノンキングリー(ダービー2着)くらい。
前走NHKマイルカップは長期休み明けでいまいち伸びなかったが、ダービーを見据えた競馬は出来た。ダービーのローテも想定内。
スローのロングスパート戦になれば、アルテミスSの時の様な末脚が炸裂する可能性あり。

15番ジャスティンミラノ
父キズナ✖️母父エクシードアンドエクセル
母マーゴッドティドはオーストラリアの1000mG1勝ちのスプリンター。母父エクシードアンドエクセルはデインヒル産駒のオーストラリア2006年最優秀スプリンター。G1を2勝。
スローの上がり勝負(共同通信杯)も馬場が速く前残りかつ上がりで押し切る勝負(皐月賞)も対応出来る。友道さんは皐月賞は5着以内を想定して、ダービーを勝つつもりだった。東京向きにも関わらず、皐月賞を勝ち切ったのは大きい。
追い切りも1週前に強め、当週は軽めの友道厩舎の得意の追い切り。
東京は共同通信杯1着依頼。
死角は無いように思えるが、抜けた1番人気はマークされるため、オークスのステレンボッシュの様にならなければ。
そういう意味では、外枠歓迎。
戸崎さんはダービー2着2回。その時はワグネリアン福永さん(初制覇)ロジャーバローズ浜中さん(初制覇)
今回初制覇なるか。

16番メイショウタバル
父ゴールドシップ✖️母父フレンチデピュティ
回避、残念。

17番ショウナンラプンタ
父キズナ✖️母父アンブライドルズソング系
母フリアアステカは南アメリカのダート2000mG1勝ち。いわゆるサンデー系✖️アンブライドルズソングはニックスで、スワーヴリチャードやコントレイルもそう。
前走青葉賞では前が止まらない馬場の中、後方から唯一差してシュガークンのアタマ差。ホープフルSでの暴走のせいで調教再審査をくらい、皐月賞に間に合わなかったので、青葉賞を使った。折り合いに課題あるが、競馬毎にマシになっている。外枠は歓迎。ペースは流れた方が良い。
東京は青葉賞2着。距離は問題無し。
鮫島さんダービー初騎乗。

18番エコロヴァルツ
父ブラックタイド✖️母父キングカメハメハ
母プティプランセスは1800m2勝2000m1勝の3勝馬で繁殖入り。
行きたがる性格のため、折り合い欠いた共同通信杯は度外視。
朝日杯では後方17番手から上がり最速で2着。皐月賞では後方16番手から上がり最速で7着と、折り合い重視の競馬が出来れば距離は関係無く最速の末脚で飛んで来れる。
乗り替わりは折り合い面ではマイナスだが、外枠なのは騎手と合っている。
あえて出していき折合わせるか、出遅れさせて最内に潜るか。岩田康誠騎手の博打騎乗なるか。


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