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Dusty Springfield / A Girl Called Dusty (1964)

英国が誇る世界最高の女性シンガーの一人、ダスティ・スプリングフィールド。

兄らと組んだグループから脱退後ソロ・デビューし、シングル曲のヒット後にリリースされたファースト・アルバムは、彼女のフェイヴァリットからのカヴァーをメインに据えており、藍色の背景にデニム・シャツを着たダスティの立ち姿がモダンなジャケット写真も印象的。

デビュー作にして早くも風格が漂い、その伸びやかでハスキーで艶のある歌声と、原曲のニュアンスを芯で捉えた表現力豊かなヴォーカリゼーションは凄みすら感じさせる。

NMEが2010年に選んだ「1960年以降の(各年の)最高のデビュー・アルバム」において、62年のディラン、63年のビートルズ、65年のザ・フーと並んで、64年の1枚に選出された。




今年で生誕85年、没後25年となるダスティ・スプリングフィールドの、今年リリース60周年となる本作は、存在感も表現力もたっぷりの堂々たるデビュー作。
所有しているCDはボーナス・トラック込みの20曲入りだけど、その魅力的な歌唱につられて一気に聴けてしまう。

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