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Jack Johnson / In Between Dreams (2005)

サーフ・ミュージックをソフト&ナチュラルなフォーク・サウンドとして”再定義”したジャック・ジョンソンの最高傑作とされる3rdアルバム。
この手のアコースティックものとしては異例の世界的な大ヒット(全英1位、全米2位など)となった”サーフ・フォーク”の名盤。

前2作よりもメロディはよりポップに強度と洗練を増し、アコースティック・サウンドもバンド・サウンドもオーガニックなまま輪郭がくっきりとした印象。

軽やかな音色の中に陽気だけでなく夕暮れの気配も漂わせ、ときに甘く、ときにシリアスに、過去や現在を綴っている。
穏やかな浜辺にも、雨の日の室内にも、その二つを結ぶドライブ中にも最適な、イージーリスニングやBGMとしては究極の作品といえる。
が、聞き流しだけでなく、その丁寧な音作りは、聴き込むにも相応しい。




夏休み後半。「もう半分か…」と思ってしまう性格の僕だけど、普通に考えてあと5日も休みがある。ありがたい。
でも、強迫観念的に「〇日中の〇日目」「あと〇日」ということを意識しすぎた結果、残り日数が減るにつれ喜びが逓減して不安感が漂い出すという、何とも不幸な傾向もやはり見受けられる。
今回10日間も休みを取ってみて(まだ中間地点だけど)、やはり自分の性質的には、途中で1日出勤する日があった方がいいようだな…。
わかってはいたけど、実際にやってみないと”憧れ”は続いてしまうので、今回断ち切れたという意味では良かった。
あと、本当に気分が天気に左右されることもはっきりした。
曇天や雨天だと「ま、いっか」と数日間平気でひきこもってしまう。それはそれでいいけど、せっかくの夏休みぐらい外に出たいという強迫観念によって勝手に自己嫌悪に陥りかける。
まったく面倒な性格だ。おまけに面倒くさがりな性格だし。
そんな自分を抱え、何とか向き合い付き合っていくんだな。

「人生は、時間をかけて私を愛する旅」
「センチメンタルなぐらいがいいじゃない」
この前観たフジコ・ヘミングのドキュメンタリー映画での言葉。

次の日曜の夕方はかなり寂しく憂鬱になりそうでぞくぞくする。
だけど、その感情もまた切り捨てることなく向き合おう。
月並みだけど、1日1日をしっかり生き切ることだね。
炎天下を延々と投げ続ける高校球児にも敬意を表して。

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