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Jack Johnson / Sleep Through the Static (2008)
「100%ソーラー発電でレコーディング」されたという触れ込み(ジャック・ジョンソンのことだから事実なのだろう)の4作目のアルバム。
前作で世界的に成功を収めても、彼の自然体なスタンスは全く変わらない。
いつものように伸び伸びと緩やかに、親密で軽快な音を鳴らす。
ジャケットのイメージのせいか、これまでのオーガニックで開放的な音よりもスタジオでの音の響きをダイレクトにパッケージしたような印象で、バックのバンド・サウンドもくっきりとした輪郭を残している。
哀しみや憂いをも穏やかになだらかに美しいメロディへと変換していくジャック・ジョンソンの音楽は、いつものように、リラックスした休日にきっちりとゆったりとフィットする。
夏。それは、ビーチ・ボーイズとジャック・ジョンソンの季節。
気づけばパリ五輪も始まったようですね。
開会式で少し映った、サーフィン会場のタヒチを見て、ジャック・ジョンソン聴きてえなと。
というわけで、今日はジャック・ジョンソンの4作目を。
上にも書いたように、彼の作品の中でも最も屋内感が強いジャケの本作は、そのせいかバンド・サウンドがかっちりしているような気がする。
とはいえ彼の元来のスタイルはさりげなく、でも高い記名性で刻まれている。
ロックは良くも悪くも変化の音楽だけど、ジャック・ジョンソンの音楽は良い意味で”いつも変わらずそこにある”のが魅力。すごく乱暴な表現だけど、どれを聴いても同じ満足感や爽快感を得られる(もちろん作を追うごとに確かな成長が刻まれているが)。努力の跡を感じさせない軽やかなセンスが素晴らしい。
今日は分厚い雲に覆われているけど、心はのどかにアイスコーヒー片手にひきこもりの週末を満喫しております。
今日も今日とて、雑音なんか気にせず寝ていよう。
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