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Tyrannosaurus Rex / Prophets, Seers & Sages: The Angels of the Ages (1968)

ファースト・アルバムの3ヶ月後にリリースされた、ティラノザウルス・レックス名義でのセカンド・アルバム。前作に続きマーク・ボランとスティーヴ・トゥックの2人体制&トニー・ヴィスコンティのプロデュースとなっている。

アシッド(サイケ)・フォーク的な作風は前作の延長線上にあり、簡素ながら土着的で呪術的なパーカッションと澄んだ音色のアコースティック・ギター、か細く浮遊感のあるヴォーカルの組み合わせは相変わらず独特だが、メロディは美しく、朝霧のような儚く朧げな音が広がる不思議な味わいの作品。

前作同様に2000〜2010年代のDIYなインディ・フォーク、特にアニマル・コレクティヴやダーティ・プロジェクターズあたりにも通ずる感覚を持っている。

1曲目は映画「ベイビー・ドライヴァー」でも取り上げられた"Debora"の別ヴァージョン。




去年に続き、9月の終わりにマーク・ボラン作品を。

だんだんと寒くなる季節。
冬までに、思い残すことはないか思い起こしてみる週末。

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