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【証明書】家族関係証明、出席証明、結婚証明…NFT活用事例まとめ

NFT(Non Fungible Token)を企業活動に活用する事例が増えてきています。「自社はまだまだ(検討にすら入っていないよ)」といった企業でも、今の段階から社内での情報共有はしておくべきだと思いませんか?

今回は証明書のNFT活用例をまとめてご紹介していきます。


【家族関係証明】活動に賛同したイラストレーター、オリジナルNFT作品を販売開始

一般社団法人Famieeは、アーティスト・企業・団体からアート作品の提供を受け2022年1月より開始している「Famiee NFTアート・チャリティ・オークション」の第三弾開催を発表しました。6月10日(金)から開催されます。

第三弾は、イラストレーターのスドウ創太氏と株式会社Rebolt(レボルト)よりNFT作品の提供を受け、チャリティオークションを行います。

一般社団法人Famiee(ファミー)は、2021年2月に家族関係証明書のうち同性パートナーシップ証明書(第二種)の発行をスタートさせ、現在、約70の企業や団体が、社内の福利厚生制度や、医療・保険等の家族向けサービスの適用時の二人の関係確認に、Famieeの証明書を利用。

今後は、第一種パートナーシップ証明書(渋谷区や港区のパートナーシップ証明書の発行方式に相当)の発行サービス、異性同士のパートナーシップ証明書、および、親子関係を証明するなどの家族関係証明書の発行などを予定。

それらのサービス開発および運営体制の強化のために資金集めが必要という背景があり、「NFTアート・チャリティ・オークション」をスタートさせました。売上は、Famieeの活動資金として寄付していただくことになっています。

【第三弾「Famiee NFTアート・チャリティ・オークション」開催概要】
■プロジェクト名: Famiee NFTアート・チャリティ・オークション
■プロジェクトサイト: https://charity.famiee.com/
■日程:2022年6月10日(金)10:00〜2022年6月30日23:59(木)
■作品提供者:株式会社Rebolt
■アーティスト名:スドウ創太
■作品名:「多様な家族のカタチ」
■販売URL:https://market.uniqys.net/project/charity-famiee/

※オークションの売上は、Famieeの活動資金として寄付されます


【出席表明】自民党、青年局会議・研修会で政策コンテスト表彰者や研修会出席者に譲渡不能のNFT・POAPを配布

ブロックチェーン・スタートアップの株式会社IndieSquareは、2022年5月28、29日開催される自民党青年局会議・研修会で配布するNFTの発行に2022年5月にリリースした低コストで誰でも簡単にNFTを発行できる「HAZAMA BASE(ハザマ ベース)」が採用されたことを発表しました。

配布されるNFTは、POAP(ポープ)と呼ばれる譲渡不能なNFTで、研修会参加者に対して出席証明・記念バッジとして配布、また政策コンテストの表彰者に配布することを予定しています。

※POAPとは
「Proof of Attendance Protocol(ポープ)」の略で、現実世界・仮想空間問わずイベント等に参加した際の証として活用できる譲渡することができないNFT。

自由民主党では、Web3.0を成長戦略の柱として、新しい技術やツールを活用していくと宣言。
今回その取り組みの一つとして、2022年5月28、29日に開催される自由民主党青年局会議・研修会でNFTを配布しました。

今回、NFTの発行には、当社が開発した低コストかつノーコードで誰でも簡単にNFTを発行できる「HAZAMA BASE(ハザマ ベース)」が採用され、チェーンはパブリックブロックチェーンであるPolygon(ポリゴン)を選定しました。

今後の展望として、IndieSquareは、ブロックチェーンの垣根を越えて、個人でも安全に価値を創出し、世界中にその価値を届けられる世の中の実現に向けて、さまざまなサービスを提供していくと発表しています。

例えば、契約書や会員権、遺言書など書面で交わされている証明書類のNFT化などにもさまざまな企業と連携し、ペーパーレス化や安全性の確保の強化、取引の透明性・スピード性の向上に向けて取り組む方針。

その他、新しい組織のかたちとして注目される分散型組織「DAO」の浸透に向けて、意思決定を速やかに行うことができる環境が求められる中で、必要不可欠となるPOAP活用を活性化する機能追加や、社会実装を加速していくということです。


ドローン空路のデザイナー「スカイディベロッパー」の証明書をNFTにて運用する実証実験を開始

上空シェアリングサービス「sora:share(ソラシェア)」を運営する株式会社トルビズオン(以下 トルビズオン)は2022年5月30日に、ソラシェアを活用して各地にドローン物流や空飛ぶクルマが飛び交う「空の道」を構築する"スカイディベロッパー"として認定した者に対して、その資格証明書「Sky Developer Master Certificate 2022」をデジタル化したNFTにて発行し、運用する実証実験を開始しました。

スカイディベロッパーとは「sora:share(ソラシェア)」を活用して、各地にドローン物流や空飛ぶクルマが飛び交う「空の道」を構築し、ドローンや空の利活用を促進し、まちづくりに貢献するプレイヤーのことを呼びます。

今回トルビズオンが発行するNFT第1弾として、スカイディベロッパーマスターセミナーの正規卒業生の資格をデジタル化したNFT証明書を作成。

具体的にはスカイディベロッパーとして2022年6月より活動を始める、スカイセッター株式会社とそのパートナーに第一号を発行し、他にもセミナー卒業生等の有資格者に順次発行していきます。

入手したNFTはスマートフォンなどで提示することもでき、スカイディベロッパー業務で必要な各種証明等に役立てていただきます。

■実証実験の展望
今回の実験を受けて、スカイディベロッパーの活動実績をNFTとして表現することの実現性や、実績情報のセキュリティ担保、スカイディベロッパーが開拓した空域情報との連携などについて、事業化にあたっての課題発見、分析、検証を行います。

【上空シェアリングサービス「sora:share(ソラシェア)」およびトルビズオンについて】
トルビズオンが提供する「sora:share(ソラシェア)」は、2018年10月より開始したドローンが安全に空を飛行するためのサービスです。

トルビズオンはソラシェアにより、ドローンが飛ぶ地点を3次元のドメイン(住所)で管理し、「地権者合意」をつなぎ合わせることで、ドローン配送用の空の道をつくるプロジェクト「Sky:Road」及び、土地所有者とドローンユーザーをつなぎ、ドローン空撮・練習をするための空域をシェアする「Sky:Market」を提供しています。この事業活動を通して、ドローン空域管理のためのメタバース構築(空のDX)を実現することをミッションにしています。


【結婚証明書】結婚の誓いを半永久的に残るデジタル証明書に

株式会社FUWARI(以下、FUWARI)は、自社が運営するNFTプラットフォーム「HINATA」にて、日本で初めて結婚証明書をNFTアート化しました。

2022年3月20日に横浜の結婚式場(ザ コンチネンタル横浜)で開かれた結婚式にて、新郎新婦が署名した結婚証明書をNFTアート化。
日本国内では結婚証明書をNFTアート化した実例は発表されておらず、日本初のNFTアート化された結婚証明書となります。

挙式・披露宴の中で、参列者がそれぞれ一筆自由に描いて作った1枚のウェディングキャンバス。
そこに新郎新婦が署名して完成した結婚証明書は、参列者の祝福の気持ちと新郎新婦の誓いが組み合わさった、まさに世界で一つだけのアートです。

そのアートを「HINATA」では、2種類のNFTにしました。
1つは、新郎新婦の二人だけが保有する二人の誓いの証として、もう1つは、参列者だけが保有する二人の誓いの証人となった証明書として配布しています。

「HINATA」では結婚証明書をNFTアート化することで、新郎新婦の誓いを半永久的に思い出として残せるだけでなく、参列した人たちの祝福の気持ちも関わった人たち色褪せることない形に残すことができると考えており、本格的なサービス化を進めています。

また、記念日をNFTアートにするアニバーサリーNFTというサービスも提供しています。結婚式や卒業式などの思い出をNFTアート化したい人は、下記の記事を参照ください。
参考記事: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000093068.html


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