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【NFT活用事例】ブロックチェーン使用の試合連動型カードゲーム PICKFIVEリリース

NFT(Non Fungible Token)を企業活動に活用する事例が増えてきています。「自社はまだまだ(検討にすら入っていないよ)」といった企業でも、今の段階から社内での情報共有はしておくべきだと思いませんか?

今回はスポーツ業界におけるNFT活用事例をご紹介していきます。


川崎ブレイブサンダース、カードゲームでNFT参入へ

川崎ブレイブサンダースは2月3日、ブロックチェーン技術を用いて開発した、カードゲーム「PICKFIVE(ピックファイブ)」の正式版の提供を開始しました。

「PICKFIVE」の内容は下記の通り。

①選手のデジタルカードを所有する
②試合前に手持ちの選手カードから活躍が予想される選手のカードを5枚選ぶ
③実際の試合のスタッツが反映されたあとのスコアで利用者間の順位を競う

いわゆる「ファンタジースポーツ」の要素を盛り込んだカードゲームとなっております。

元々、2021年4月に試験版として提供しており、そこから各種改修や機能追加など手を加えて正式版に。
スマートフォンのブラウザ上で利用が可能です。

また、ゲームにおける利用者のデジタルカードにはLINE TECH PLUS PTE. LTD.が提供する「LINE Blockchain」上のNFTが紐づけられています。

また、正式版より有料でのデジタルカード販売も行い、購入されたカードに関するNFTが「LINE BITMAX Wallet」上で管理されます。
※デジタルカードの二次流通機能は後日アップデートにて対応予定


2/5(土)の試合からプロジェクトスタート

2/5(土)、6(日) のホームゲーム サンロッカーズ渋谷戦を皮切りに、毎節実際の試合の各種スタッツが反映したイベントを開催すると発表。

イベントランキングに応じてゲーム内ポイントが付与され、後日選手のサイン入りグッズ等と交換可能になります。

2021年4月の試験提供時には、約4,000名の方が利用。
利用後のアンケートでは96.4%が再利用を希望すると回答するなど、LINEを活用した会員登録およびカード管理の簡易さも含め、総じて高評価を得ました。

なおこの度の正式版提供に伴い、試験版とは別に新たに会員登録の必要があるので注意。試験提供時に配布したカードの取り扱いは後日発表があります。


LINE独自ブロックチェーン使用でNFT市場を盛り上げる

今回のゲームでは「LINE」独自のブロックチェーンであるLINE Blockchainを
採用。

LINEは2018年4月のLINE Blockchain Lab設立以降、様々なブロックチェーン事業に取り組んでいます。

■LINE Blockchain Developers
ブロックチェーンサービス開発プラットフォーム。
開発者が簡単に「LINE Blockchain」上でNFTアイテム等のトークンを発行し、サービス構築できる環境の提供。

■LINE BITMAX Wallet
LINEアカウント一つで「LINE Blockchain」基盤のNFTアイテムを含むデジタル
アセットの管理が可能に。
・ユーザー・・秘密鍵の管理なしにブロックチェーンサービスを利用可能。
・IPホルダーやクリエイター・・
「LINE Blockchain Developers」を通じて発行したトークンをLINEアカウントと紐づく「LINE BITMAX Wallet」で管理・連携し、LINEのユーザー基盤を活かしたサービスの構築ができる

また、現在LINE BITMAX Wallet内のサービスとして提供をしている「NFTマーケットβ」を新たに独立させ、一次販売サービスや日本円決済の導入など機能を拡充し、総合マーケットプレイス「LINE NFT」としてサービスを開始予定。

LINEは今後もユーザーの日常生活に実際に適用できるブロックチェーンサービスおよび技術の提供を目指していくということです。

【LINE Blockchainを活用したNFTの特長】
・IPホルダーは管理画面から簡単にNFT発行を行い、LINEユーザーに配布することが可能
・LINEの独自ブロックチェーン「LINE Blockchain」上で発行されたNFTは、他の主要なブロックチェーンにおいて課題となっている高額なガス代がかかりません(2022年2月3日時点)


まとめ

今回のニュースをまとめると下記の通り。

・川崎ブレイブサンダース、カードゲームでNFT参入
・試験版から高評価 ゲーム参加には新たな会員登録が必要
・LINE独自のブロックチェーン「LINE Blockchain」を採用 

コロナでなかなか試合観戦も難しくなっているスポーツ業界。

このようにブロックチェーン技術と組み合わせ、会場で観戦できなくても
観客が楽しめる仕組みを取り入れることで、今までリーチが取れなかった層にも
取れるようになると考えられますね。

また、国内で最大のユーザー数を持つLINE独自のブロックチェーンを使用することで、まだNFTの参入をしていない層にもリーチがかかると想定されます。

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新たな事業の切り口が見えてくるかもしれません。

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【記事執筆】
kon(こん)

Twitter:https://twitter.com/kon39000
Blog:https://mama-nft.com/

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