NFT Curation Magazine #5 特集 ~ GoblinTown ~
GoblinTownとは?
"Goblin Town"とは弱気相場を表す隠語である。NFT市場の下落環境を象徴するかのように、あるいは楔を穿つかのように"goblintown.wtf"は誕生しました。ウェブサイトがアナウンスするところでは、「ロードマップはない。Discordもない。実用性もない」といった型破りな手法で展開されています。
元々はフリーミント(NFT作成者が自身の作品を無料で発行できるようにする機能)で10,000点発行されましたが、直後に暴騰しOpenSeaの出来高上位にランクインしました。
GoblinTownの「特異」さ
GoblinTownにはNFTとしてのユーティリティ(機能)がありません。会員権としての機能はなく、保有者限定のディスコードも特典もありません。せいぜいプロフィール画像に設定する程度の実用性しかないのです。
それにも関わらずGoblinTownの保有者がTwitterの会話機能「スペース」に集まり、「ゴブリン語」(「Grrrrrr」や「blahhhh」などの意味が分からない言葉や)で話して盛り上がる様子が見られました。
GoblinTownの今後
このように様々な面から見て「ナンセンス」なGoblinTownですが、The Sandboxによって突如14体購入されるなど、今後の展開を予感させる動きも出ています。運営元についても様々な憶測が立っているようです。
特にキャンペーンなどはなく「弱気相場」であることを受けたコンセプトの裏には作成者のノウハウや優秀なチームの存在が見え隠れしています。
GoblinTownの展開、そしてNFT相場の「弱気」からの脱出に注目したいところです。
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